アックンファミリーのDIARY

まだ学生だったウン十年前に、一度口が開かなくなり、整形外科にかけこんだ事がありました。
特に治療もなく、あまり喋らないように、口を開けたり顎を使わないよう安静に・・・と言われ、違和感はありながらもしばらくして口も開くようになったのですが、それ以来、自分の顎は弱いと認識するようになりました。

以来、特にひどい症状になる事もなく過ごしていたのですが、2ヶ月程前に、かった～～～いフランスパンを食べたら・・・（それもかなり食べた・・・）

顎がカクカクと音がするようになり、痛みも出てきました・・・
でも、昔の経験もあったので、顎を安静にしていれば治るかな・・・と思っていたのですが、2ヶ月たっても治らない！！！
それも時々かみ合わせの具合で痛みが走るのです・・・。
ウン十年前とは違い、便利なインターネットというものがある昨今、早速ネットで調べた所、私のこの症状はまさしく「顎関節症」。かかるのは「口腔外科」だという事わかり、近場の歯科（口腔外科）を予約しました。

おそるおそる予約した時間に行ってみると・・・

50代位のおじさま医師が一人でやっていました。受付も看護師もいないのです・・・。
え～～～～、なんかなぁ・・・と思ったものの、とにかく診察はしてもらおうとお願いしたところ、かなり的確、原因も詳しく説明してくれて、私の場合は噛み合わせに問題がある事がはっきりしました。

本来、隙間のあるべき上下前歯に隙間がなく、下の前歯が上の前歯に完全に当たっていました。ほんの数ミクロン（医者いわく）下の前歯を削ったら・・・


あら不思議！！！
しっかり噛み合っていなかった上下奥歯が噛み合ったのです！！！ええぇ～～～？！今まで噛み合ってなかったんじゃん！！っていう程、はっきりわかる感覚でした。

すぐにマウスピースを作る医者もいる中（実は長男が別の口腔外科にかかった時がそうでした）、その先生は、マウスピースは一時的なもので、噛み合わせをきちんとしなかったら結局は何の解決にもならない、と言い、私の場合は、前歯を少し修正した事で噛み合った奥歯、更にその奥歯も歯の高さが違うせいで奥歯同士でも当たっていない部分がある事がはっきりし、それを治せば治るだろうと言われました。
どこまで治すかは患者次第という、あまり商売っ気のない？先生でした

説明もよくわかったし、今まで歯医者で言われた事もなかった事を、次々と整然と説明してくれて、なんと噛み合わせがよくなっただけで、体全体のバランスまで変わったのです！

これは、以前腰痛で行った整体で体の歪みを治してもらった時に経験した感覚だったので（残念ながら、整体も今回の歯も、一時的な修正は、長年の元の形に戻ろうとする力でまた曲った状態に戻ってしまうのですが）、本当にびっくりしました。前歯を削った後、歩いてごらんと言われて診察室を歩き回ったのですが、バランスが変わって最初はふらふらしたのですが、両肩の力が抜けて肩が脱力した感じだと言ったら、肩凝りも歯の影響と言われ、またまたビックリ。オマケに（当然ながら）顎の調子も良くなりました！！！

今回はとりあえずの暫定処置だったので、今後どこまでどう治療するかは私次第なのですが、驚いた事に、体の余計な力が抜けたせいか、なんとアックンの散歩の引っ張りがほとんど無くなったのです！！！あれってやっぱり私の体に知らず知らずと力が入って緊張感がアックンに伝染？していたのでしょうか？？？
まだ、何ともわかりませんが、本当に噛み合わせはバカにならないと実感した次第です。

仕事先のすぐ傍にも口腔外科があるので、そこは新しく綺麗で明るく開放感があり、受付嬢も歯科衛生士さん達もいるので、一度そこにも行ってみようかと思っています。

顎の調子が悪い方、是非一度口腔外科で診てもらうとよいと思います～～～。