猫が好き
昔から犬より断然ねこびいきだ。子供の頃はねこを切らしたことが無かった。(変な言い方だけど。)初めの記憶にある猫は、農家の友達にもらった猫で、牛舎のなかで生まれた猫だった。そのせいに違いないのだが、生野菜を好んで食べた。猫は食べ物に関して保守的で、食べなれたものを食べたがるという。北海道では猫はペットではなく暖房器具、と誰か言った人がいたが、名言である。長年猫と暮らしていると、自然に猫の習性や、個体差も判ってくる。本当に1匹1匹それぞれ個性的でしかし間違いなくどれもこれもしっかり猫らしいのだ。猫を描いた漫画では、小林まことの「 ホワッツマイケル」が最高だ。猫をよくわかっている人だと思う。小説では、ポールギャリコの猫もの「ジェニー」「トマシーナ」がどちらもすばらしい。ギャリコはどれも良いけれど、特にと言えばやはり猫ものがいい。写真では浅井慎平でいい写真集がある。以前下北沢に住んでいたとき、浅井さんの3軒となりくらいだったのだが、飼い猫が遊びに来ていた。シャムだったけれど、普通にちくわを食べていったものだ。20年くらい前のことです。