2007年が始まる
大晦日から年をまたいで今回は仕事をしてしまった。毎年元日だけは店を休みにするのだが、この3年ばかりは毎年同じ方が当日注文で来られるので、結局仕事をしてしまっていたが、今回は4件も注文が入ってしまったから、最初から開けることとした。その準備で、とうとうついさっきまで仕事だった。店はいつもより早く閉めたので、店ではかけられないCDを大音量でかけながら気持ち良く仕事ができた。キース・ジャレットの「ソロコンサート」は昼間からかけていた。これは数あるキースのソロの中でも最高のものと思うが、ECM のドイツ版でLPでは3枚組みだったが、CDでは2枚になった。スイス、ブレーメンとローザンヌのコンサートのライヴ版で全部が即興演奏。これが発売になった時、ジャズ界の評論家は「これはジャズではない」なんて言って評価しない人が多かった。油井正一さんが、ジャズだろうがそうでなかろうが、いいものはいいのだ、とスイングジャーナルで五つ星を付けたものだ。それから、閉店後、「セシル・テイラーとアート・アンサンブル・オブ・シカゴ」。これは絶対店ではかけられない。セシル・テイラーもAEOCも、バリバリのアバンギャルドだけれど、両者の共演というのはほかには無いと思う。このアルバムはDiskUnionが企画したという話。レスター・ボウイなき今、もう生で聴くことはできないと思うと一層感慨深い。忙しかったけれど、久々でいい気分だ。明日(もう今日ですね)は、軽めに「ケルンコンサート」にしようか・・・