光る君の毎日
大河ドラマはあまり観ないのだけれど、今回の光る君へは楽しみに観ている。関連で色々本を買ってしまった。とりあえずムック本。光る君へ 前編 / NHK出版NHK2024年大河ドラマ 光る君へ THE BOOK(2) (TVガイドMOOK)光る君へ 後編[NHK大河ドラマ・ガイド] / 大石静 オオイシシズカ 【ムック】これはテレビ視聴用のガイドとして。ずっと昔十代の頃、初めて読んだ源氏は与謝野晶子の新訳だった。遠い昔の本なのに、手放さず持っていて、何回読んだかしれない。たくさんの作家が訳をしているがこれ以外には村山リウの訳しか読んだことがない。何分長いものだし、あれこれ気になるものの手が出せずにいた。それなのに、ここ最近色々買い集めることになった。最初のきっかけは、例によってラジオである。高橋源一郎の飛ぶ教室に、アーサー・ウェイリーの英訳源氏を戻し訳した毬矢まりえ、森山恵姉妹がゲスト出演した。英語訳を戻し訳って、どういうことなのかピンとこないで聴いていたら、なんだかとても興味深い話で引き込まれてしまった。そこで紹介されていた毬矢まりえさんの本をまず購入。レディ・ムラサキのティーパーティ らせん訳「源氏物語」 [ 毬矢 まりえ ]これを読んで、らせん訳というのが何なのか見えてきたような気がした。アーサー・ウェイリーという人がどんな人なのかも始めて知ったが、100年前に源氏を全訳をしたイギリス人で、物凄い文学少年が大人になったような人で、文学オタクの正統版とでもいうか平安時代のことを全然知らない英語圏の人にわかるように、背景に持つ英文学の蓄積に響き合うような訳をしたというのだ。これはやっぱり、本体の方も読んでみたいところ。書店で聞いてみれば、店内在庫はなし。予約注文することにしたが、版元に問い合わせて無ければ、無理です、と言われる。どちらにしてもわかったら連絡をもらうことにする。【未使用】【中古】 アーサー・ウェイリー 「源氏物語」の翻訳者 (平川?弘決定版著作集)これは違う人の訳本で、注文したのは姉妹訳のもの。全4巻で、版元には1と3しか今はないが、6月に2巻、8月に4巻が重版になるそうだ。急ぐわけではないので、楽しみに待つことにする。