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カテゴリ:政治経済
みんななかよくのkuroneko さまの転載です。
はじめ。 「 008-09-05 16:40:20 そして誰もいたくなった 自民党総裁候補待合室テーマ:ニュースとかの感想魚拓はとらないけど、アサヒコムの記事。「えっ!まだ出るの?」 本文は読んでもらうとして、末尾だけ引用。 自民党総裁選には、麻生太郎幹事長(67)、石原伸晃元政調会長(51)、小池百合子元防衛相 (56)、与謝野馨経済財政相(70)が立候補の意向を示しており、5人が争う構図となった。ほかに、棚橋泰文元科学技術相(45)と山本一太外務副大臣 (50)が立候補を目指す考えを明らかにしている。 いち、にー、さん、よん・・・五人目ですか。 与謝野さんなんて、「出ないからご心配なく」ってテレビでいっていたような。 津島派って旧竹下派、その昔は田中派かあ。 派閥も様変わり、総裁選も様変わりですねえ。 昔は、実弾(お金)が飛び交ったというから、そう気安くは出馬できないし、出馬して予想より得票が低いと、その後の総裁選レースから脱落するから、実力者といわれる人も慎重だった。 といって、逡巡してパスすると、評価が下がる。三木武夫さんだっけな。「男は一度、勝負する」って、あんまり当人のイメージじゃないようなことを言って総裁選出馬したような記憶があるけど、違っているかもしれない。 うーん。この総裁選挙は自民党を決定的に変えますね。党の総裁って、「じゃあ、わたしも、チャレンジしてみようかなあ」って按配のもんじゃあないのよ。 総裁選挙をにぎやかにやればメディア露出が高まって、次の選挙にも好影響。認知度も高まる、ってぐらいに考えているかもしれないけど、それは違います。 メディア政治を誤解していると思う。 すごーく安っぽいイメージが自民党に貼りつくんですよ。これがアメリカの大統領候補の予備選挙みたいに、レースでだんだんふるい落とすというのなら、精選したって感じがでるけど、推薦人20人集まれば、選挙にエントリーって、すごく「ごっこ遊び」のイメージが強い。 こんなこと、以前の総裁選挙だったら、「党内にしこりを残す」って、永田町語で言われるところだった。今は、そういうことはないし、そういう感覚は過去のものでしょう。 でも、誰でもチャレンジできる開かれた総裁選挙、なんて都合よくみんなが思ってくれるわけではない。 おそらく五人や六人での投票になっても、本命の麻生太郎氏の優勢は動かないで、落ち着くところに落ち着くと思っているでしょう。そして、おそらく 政治マスコミは、麻生太郎氏の得票率が、よっぽど極端に低い場合を除き、そんなに高くなくても、多数が立候補したのだから票が割れて当然、とスルーすると 自民党の議員さん達は思っている。麻生後継で決まれば、当座はご祝儀相場報道でヨイショしてくれるしね。 でも、「麻生よりは、俺のほうが」と山本一太まで手を上げた(まだ未定かもしれないけど)という事実は残る。 事柄自体は忘れられるけど、気分は引きずるんですよ。総裁選挙で、みんなが支持したのではなくて、「あいつよりは彼のほうが」と推薦人がいろいろな候補者についたこの事態の、気分の記憶は残る。 これは、安倍首相誕生の時のムードより、もっと危ういよ。多くの人が積極的に支持はしなかったのがあからさまな中から選ばれた総裁。それをトップにして政権を担うんですよ。 「麻生はマンガが好きだから若い人にも人気がでるのでは」とポピュリズムに淡い期待を寄せながら、自分たちのシャッポを選んでも、そう都合よくはいかない。 実際の麻生氏がどんな能力を発揮するかはわかりませんから、自分の政治信条と違う人物でも、わたしははなからダメポンという気はないんですけどね。政策がうまくいって経済がよくなれば嬉しいことですね。 でも、この選び方、この選ばれ方は、権力の「正統性」からいったら、かなりひ弱だと思う。 自民党政治は、もう一段、ぐしゅぐしゅになった。かつての利権をばら撒いて集票してという構造が崩れた。そして「小泉劇場」といわれるポピュリズムで、実力以上の議席を得たけど、その力を官僚機構の統治にも、果断な経済政策にも使わなかった。 にも関わらず、大衆的な人気を頼る心情だけは強まった。「ポピュリズムにアディクトした保守政治」で、その上、「アメリカの影でしかなく官僚機構の手のひらにのっている保守政治」が今後もつづくことには変わりがない。 保守政治にとっての本当の変革、ってことを、真面目に考えてくれないのかなあ。」
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最終更新日
2008年09月05日 23時49分09秒
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