村野瀬さまの転載。
「
防衛省の情けない姿 (北朝鮮「人工衛星ミサイル」への対応で)
北朝鮮からの人工衛星だかミサイルだかの発射をめぐって、昨日2009年4月4日(土)に日本が示した情けない姿を覚えておき、反省の材料にしたいものです。
北 朝鮮のミサイル発射は批判されるべきだし、北朝鮮は発射そのものを自制すべきだということは当然の前提として、また、北朝鮮が軍事行動をとったらどうする かというだけではなく、そこまで北朝鮮を追い込まないための外交的政策を日本も国際社会も優先させるべきだということも当然の前提として、日本側のお粗末 さをこそ見ておかなければならないと思います。
(以前、北朝鮮問題の解決に向けた基本的考え方をLooperさんがお玉さんのブログで示したことがあり、それを『「北朝鮮問題を平和的恒久的に解決する方策について」 (by Looperさん)』という記事で紹介したことがあります。その提言は今も有効だと思います。)
さ て、当然の前提はそこまでとして、Rolling Beanさんが報道をいくつか引きながら、日本の防衛政策の無能さやあほらしさやそれでもそこに税金が虚しくつぎこまれていることをコンパクトにまとめて います。Rolling Beanさんの小気味良いツッコミも的確でいいですね。
●Like a rolling bean (new) 出来事録
2009-04-04 もう8076億円投じた(しかも使えない)ミサイル防衛システムと「勘違い」による国威発揚報道
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10236644117.html
そんな誤報、改め虚偽報道を、まさかあからさまに国威発揚警戒心の高揚のために流しました、というニュアンスの片鱗でも表に出てしまえば当然非難ごうごうでしょう(ましてや、防衛利権の保護だとか、軍産複合体どうのこうの、などとは口が裂けても言えないのですね)。
そこで、まずは一旦大規模な洗脳情報を流し、軽いパニックとお政府様にすがりたい気分を醸成した上で(成功したとは思えませんが)、発射報道ねえ、うーん、しょうがないから「間違い」だといい逃れよう、恥ずかしいほうがまだましだろう、と考えた・・・のでしょうか。
ただ、その策を取ると、今度は、「日本軍」の探知システムが不具合発生=かなりまずい代物であること、また、単純な勘違い発生を許すものである=ヒューマンエラー耐性のない脆弱な仕様、なんていう表明をしなくてはならなくなるわけですね。
(中略)
河村氏のお詫びなるものはあったようですが(http://www.afpbb.com/article/politics/2589679/3999578 )ともかく、官邸各位、どんな「検証」をしてくるやら!
(引用ここまで)
「交戦中でもないのに大都会の真ん中でミサイル配備(訓練)するでしょうか、ふつう?」と いう2008年1月21日の記事で、迎撃ミサイルによる「防衛」の愚かさについて書いたことがありますが、今回も北朝鮮のミサイルが東北地方を通るとかで 東北地方に「配備」されるミサイルのことが報道されていました。そういうことって、機密事項ではないのでしょうか?それとも、防衛省は一所懸命働いていま すよ、という、国民を安心させるためのパフォーマンス?
結局、この日改めてわかったのは次のことでした。
▼ミサイル防衛システム(MDシステム)そのものの使えなさ、無力さ
▼使えないシステムに大金をつぎ込む愚かさ
▼誤報(あるいは虚偽報道)や不手際続出の情けない防衛省
▼防衛省は防衛のために仕事をしているのではなく、自分たちの仕事を防衛するために仕事をしているように見えること
▼今にも戦争が始まるかのようなNHKのものものしい報道ぶりの滑稽さ
野党が一所懸命国会質問で防衛省やミサイル防衛システムの実態を明らかにしようとするよりも、北朝鮮の「協力」があれば、ミサイル防衛システムの不合理さや防衛省の情けない実態は簡単に明らかになるということでしょうか。
」
以上です。
うちのすぐ近くに、件のPACK3が展開している。
とにかく終わったんですから、引き揚げて頂戴ね!