小沢
六ヶ所に関してぼくが誘致の先頭に立ったという事実はない。しかし、40年前に科学技術政務官だった時に、ちょうど原子炉が実験炉から商業炉に移る時だった。日本は原発に安易に依存してきてしまった。私自身の責任だと思っていて、それを回避はしない。ただ福島事故以降、原発とは決別すべきだと僕も訴えてきた。
高レベルの核廃棄物は最終処分が決まってない。
我々は、10年後に原発ゼロと言っているが、10年後まで原発を動かすということではない。今すぐ止めて、段階的に廃炉にしていくということだ。
最近またセシウムが漏れているのがわかったが、このままいけば太平洋沿岸は漁ができなくなる。再稼働の問題ではなく、福島原発の処理を最優先すべきで、いくらお金が掛かろうがやる。
岩上:
選挙について、岩手や隣接する青森に力を入れているが…。
小沢:
青森でも、みんなの党、、民主党、うちは現職だから、この三つが合わされば、自民党に勝てる可能性があった。
岩手は、同じように現職の平野氏が民主党から自民党行きたいとかしいだして、結局わが方の票が三等分してしまった。岩手には、また一度帰らないといけないと思っている。
一本化さえできれば、自民党に勝てるのに…。憲法や原発、TPPで対立軸は二分される。
自民党も維新もみんなも民主党も同じ党の中で意見が食い違っている。だから参院選挙までは調整できなかった。
この参院選後は、政策論的もお互いに整理しようと、よっぽど愚鈍な政治家でない限りは考えるでしょう。去年の総選挙は10%が棄権し、今度の参院選も棄権が多くなるでしょう。これを経過してそののちだと思う。次の総選挙は絶対に勝つ。自民党も300が120になり政権交代が実現し、今度は民主党の300が50になった。ダメな政権運営すると、次は一挙にかわる。そのために小選挙区にしたんだから…。
昨年の総選挙以来、地方の選挙は全て非自民が勝っている。国民も積極的に自民党を支持しているわけではない。
我々が受け皿を作りさえすれば、必ず勝てる。
岩上:
中道リベラルは、どこまでウィングが広がるのか?
小沢:
政策論になってくる。仕訳は、憲法改正であれば、自民党案でいいとうのは民主にも維新にもいる。逆に自民党の中に反対の人いる。これは絶対に整理はできると思う。
まずは3年後に国民サイドの政権を作り直す。
岩上
昨年の総選挙後、小沢さんが非常にしょげている、とか元気がないなどと書かれていたが、全く意気軒昂でびっくりした。
小沢:
次の三年後の選挙では先頭にたってやります。
松明を次の世代に渡すまで…
(以上、メモ&要約&一部脚色あり)