みかづきひめの★徒然つづり

「どろんこハリー」でおなじみの
ジーン・ジオン文/マーガレット・ブロイ・グレアム絵。

先週読んだときはまだ真冬の寒さだったけれど、
本格的に暖かくなる前にこの本を読めて良かった。

なかなか春が来ない灰色の町で男の子がいいます。
「ねえ！どうして春を待ってなきゃいけないの？
待ってなんかいないでさ、僕たちでまちを春にしようよ！」

で、町中総出でペンキを持ち出して、あちこちに春の風景を描いていきます。
「ナイスアイディア！」と感心するか、
「そこまでしなくても…」と躊躇するか。
わたしは後者でした。
が、そのあとちゃんとオチがあって、
「まちにまった　ほんものの　はるが　やってきた」のでした
モヤっとさせてちゃんと落としどころを押さえてるのはさすが。

もう一冊は、
前々からわかりやすく手話の世界を伝えられる本がないかと
探していたら行き当たったこの本に。

「てではなそう　きらきら」
てをきらきらさせる仕草にはいろいろな意味があります。
ひかり、はなび、水の反射、そして賞賛の意味も「きらきら」にはあります。
「音が聞こえない人は、拍手の代わりにこうやってするんだよ」
というと、みんな感心していました。

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