みかづきひめの★徒然つづり

今週は6年生の担当でした。
朝バタバタと準備をしている私におとんが
「…6年生って読み聞かせとかちゃんと聞いてんのか？」
と聞いてきました。
絵本と小学校高学年というのが結びつかないらしい。

「うちの学校の子、基本的にまじめでいい子が多いし、
転任されてきた先生方が軒並み驚くくらい本好きな子が多いのよー（えっへん）」

とはいっても、私も読み聞かせを始めるまでは、
高学年の鑑賞にも堪えうる絵本がこんなにたくさんあることを
知らなかったくらいだから、おとんの疑問も当然と言えば当然だわね。

なので、高学年にふさわしい絵本をきちんと選ぶことが大切になってきます。
飽きさせず、ウケ狙い一辺倒でもなく、10分程度におさまる尺で、ちょっと深い内容。
ただし死とか戦争ものは極力避けたい。
ある意味低学年より難しいー

今回の絵本は「ぶす」。
見た目のほう…ではなくて、トリカブトの異名「附子」です。
　
「狂言えほんシリーズ」は2つの出版社から出ていて、
　

講談社版は話がコンパクトでわかりやすい。
会話も現代調に改められています。

ポプラ社版は10分強かかるうえに本物さながらの節回しや掛け声が入る場面もある。
こっちの方が大変だけど、狂言の世界がより伝わるかなと思いチャレンジ！
Youtubeで実際の演目を見てお勉強もしました

動きを感じる長谷川義史さんの絵もイイ

「ちゃっと　のけ！ちゃっとのけ！」
「あおげ、あおげ」「あおぐぞ、あおぐぞ」

狂言のくりかえしの楽しさや、動きの面白さ、伝えられたかな？
いつか本物を目にした時に、
「あっ、これ聞いたことある！」と思い出してくれたら嬉しいなー。

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