しぐれ’ｓ　note

[ラノベ] カテゴリの記事

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  本日のちょこ感

  花×華めしあのいちにちの続きは…いえ、なんでもないですなんてことのない普通の少年が学校で人気の花と華、２人の女の子から同時にアプローチを受けて…といったテンプレートなラブコメ…と、最初の数十ページ読んだ時点で思ったため、一旦中断したまま今日まで読んでませんでした改めて読んでみて、二人の『はな』の想いに触れ、再び映像作品作りに向け走り始めたあたりから俄然面白くなりました障害を乗り越え３人の距離が近づき、いよいよ本番の撮影――というときに起きた問題と、それを契機に知った二人の『はな』の秘密…二人のために怒った夕がとにかくかっこいい！はじめは「なぜこいつがモテる？」って感じですが、読了後は評価は一変かとこれはいい青春ものでした！あずけて！時間銀行（ご返済はお早めに）キャラクターの名前の元が兎に角物騒でドクーガを彷彿してしまう作品ここで終わりなんですかー…もっと大きな展開を期待してたんですが、そこに辿り着くまでに畳まれました。・゜・(/Д`)・゜・。スクランブル・ウィザード（6）「私、今は十二だけど、三年後には十五だし、八年後には二〇。子どもじゃなくなるときは、絶対に来るんだよ。忘れないでね」上のセリフは別にロリコン相手に「いつか大人になっちゃう、こんな私でも、いいの…？」的なセリフではありません（ぁいつまでも子ども扱いな十郎に、自分が本気であることを伝える月子…最初の頃を考えるとだいぶ心が強くなりましたね…それもこれも十郎が傍にいたからそれだけにラストの展開が彼女に与えた影響はとても大きいわけで…これからどうなる…？くれは×リミテッド！（2）ほとんどのキャラ覚えてなくて、思い出すのが凄くたいへんでした…キャラが出てくるたびに「こいつ、いたっけ？」と毎回思ってしまう数少ない覚えてたキャラのアイドル、綾奈の出番がねぇえええええEEEEE!!挿絵には出てるけど、写真集だし、描写は出るけど、主人公と話してるのを遠くから他のキャラ視点で見てるだけ…！おまけに新しいヒロイン出てきてるし、不遇すぎる！紅月光の生徒会室（1）いつ天こといつか天魔の黒ウサギ（1）の日常生活の短編集俺様生徒会長・紅月光が短編でもウザさ全開ですいつ天シリーズといえばミライアホの子ほどかわいいっていうけど、ミライのかわいさは異常！（ぉ

  2010.03.15

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  もっと評価されてもいいと思う～その１～

  『スイート☆ライン』有沢まみず(電撃文庫)(あらすじ)才能のある人間をひたすら応援したくなる熱血漢でちょっとバカな高校生・花沢正午(17歳)。そんな彼の隣の家にひとりの女の子が引っ越してくる。 新島永遠(16歳)、新人声優。永遠は極度の人見知りでしかも超男性恐怖症であった。 永遠はアニメの収録スタジオで一緒に収録していた男性声優をスタンガンで気絶させてしまったというのだ。。 そのため、大物アニメプロデューサーの豊国を大激怒させてしまい、2週間後に行われる試験で合格できないと事実上の声優引退になると宣告されてしまう。 そんな中、彼女のアフレコを見学する機会が訪れた。正午は収録する永遠を見て驚異的な才能を感じ、彼女に協力することを決意する。 将来を左右する試験を成功させるため、正午は覚悟を決めて彼女と一緒に暮らすことにするのだが……。(Wikipediaより抜粋)いぬかみっ！やラッキーチャンス！でお馴染みの有沢まみずさんの２００９年５月より刊行開始された新シリーズなんですが、本作は絵画ものや演劇もの同様に、文章媒体で上手く表現していくのが非常に困難な声（声優）をテーマにしたものです「」の中に記述されたセリフだけじゃ、声の質や演技の様子、技量、そして魅力といったものなんて読み手には全く伝わらないですからねぇ従って、そこらを伝えてくには地の文の描写であるとか、それを周囲で聞いていた人のリアクションなんかで上手く表現してくしかないので、かなり難しいものです本シリーズはそんな『声』や、声優のお仕事、さらにアニメ製作の現場や製作会社といった業界のことなどが（声優を中心としてではありますが）描かれてますそういったアニメ製作の話もいいですが、登場するキャラたちも魅力的自分の夢を断念した分一生懸命な人を応援せずにはいられない正午や声の表現力はズバ抜けているが人見知りかつ重度の男性恐怖症のためなかなか力を発揮できない永遠そんな永遠と同じあるいはちがう事務所の声優たち、飄々としているようで恐ろしいアニメ製作会社の重鎮とか、アニメ化が進行中の人気ラノベ作家etc,etc…現在作中で製作が進んでいる作中作『セブンティーン』の行方であるとか、のちに結成されるらしい声優ユニット『スイート☆ライン』についてとか、はるかが加わりますます目が離せない正午を巡った人間関係であるとかいろいろ続きが楽しみです最後にひとこと  トンガちゃんのかっこよさと存在感は異常！(笑

  2010.03.15

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  ちょこっと感想～オルキヌス編～

  オルキヌス（4）ニャル子さんと同じくGA文庫大賞の受賞作シリーズニャル子さんがパロネタで笑うとるのに対して、オルキヌスはキャラ同士のテンポのいいかけあいで笑いを取るタイプです前回の事件で一つの壁を乗り越え、「最高の調停員を目指す」という目標をしっかりと持った深弦は軸が出来た分ブレませんねぇ凄く、漢前です…（女の子ですが行方不明だった壱里調停員が現れたり、これまで関わってきたオルカがほぼ総動員だったりで、何この最終巻フラグ…雑誌に掲載されてた掌編２本もオルキヌスらしくてとてもいい感じでしたこれは続きも楽しみですね！    …え、本当に最終巻…？   軽く凹みました…よくみたら折り返しの著者コメントにも書いたあるし…orz純愛を探せ!が前巻のあとがきで「次で終わり」と書いてあって、さびしくなると思ってたのに…まさかこっちも終わりだったなんて…

  2010.03.13

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  ちょこ感

  羽月莉音の帝国現代日本で建国を目指す物語これだけ聞くと「なんのこっちゃ？」と思っちゃいますが、シリアスに建国目指してます都合のいい展開はあるものの、魔法やファンタジー抜きで建国費用を次から次に稼いでいくのが凄い1巻の時点で既に資産数百億！経済や社会の仕組み、起業や上場についてなど、小難しい部分をオミットして分かりやすく説明してるのも◎どうも資産はさならる桁に突入し、外交云々の話まで広がりをみせるらしいが、その続きが気になりますうーん、なんだから経済関係のコミック＆ラノベフェアとか企画したくなってきたなぁなにはともあれ、沙織に幸アレ（苦笑オススメですよ？ラグナ・クラウン（2）あー…あんま気分が乗らなかったので斜め読みして30分で読了（ぁ姫に強制コスプレのあたりが無理がありすぎた感があと、冒頭の学園のキャラの強引な対抗意識イベントもなんだかんだで裏側できな臭い事態が進行してますが、作品世界における街の様子がぼやけすぎてたりであんまり話に乗り切れない。3点（何魔法の材料ございます（3）ついにサシャが旅に同行！リリアーナとサシャの鞘当だとか、日常パートはニヤニヤが止まらない一方、戦闘・シリアスパートの方は事態が加速度的に大きくなりすぎてて、ちょっと微妙な翳りが三代目が旅に出てた頃の伏せられてる話に関しては小出しされてるけど、好みな話なので期待バランスをどうとるかで評価が傾きそうですが、次もがんばってほしいです這いよれ！ニャル子さん（4）パロが上滑りしてた感が拭えなかった最初の頃とは違い、前巻はしっかりパロネタも安定したので、もう大丈夫！と思ってたけど、今回は多用しすぎてた感がちょっとありましたでも、要所要所で小ネタに反応せざる得なかったんですがね！バナ納豆パンにきゅうりとはちみつのメロンパンが揃ってる購買だなんて！あと、新キャラ「こんな可愛い子が女の子なわけがない！」は少なくともボク得ではないなぁ、おもしろいけど（ぁどうでもいい伏線が重要なものとして回収されるという這いニャルの特性を有効利用して、あえて貼りまくるこでオチを読みにくくしてきたのはグッドありえないなんてありえないではないけど、「そんなまさか」な伏線が回収されちゃうだけに、どれも有りそうでｗ4月からラジオも始まるらしいですが、ひょっとして、ひょっとしたりするんでしょかねぇ？とりあえずクー子が大好きです（ぁ

  2010.03.13

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  ちょこっと感想

  れでぃ×ばと！（11）あいかわらず縦軸（目的を伴ったメインストーリー）がないままで進んでますねぇ…秋晴が立派な執事を目指して日々授業に励むわけでもなく、はたまた意中の子がいて仲良くなるためにがんばってるわけでもなく、一人で生きてくための力を蓄えてるでもなしキャッキャウフフでエロコメやってるだけってのはなぁ…恋愛方面もなんだかんだで、恋の一歩手前で足踏み状態が長かったですしてっきり朋美が自分の気持ちに自覚をもち、積極的に動こう！と決意した時点で展開が変わると思ったんですがねぇ…がっかりだよ最凶さん！まぁ、今回でようやく、ようやく動き始めることになったので、今後に期待したいとこですアニメ版は設定がいろいろアレで、アレですが、朋美が最凶さんとしての役割をしっかり果たしてくれてるので、何だかんだで楽しめてますメグとセロン（5）相変わらずセロンがかわいくてしかたない！（ぁ今回は親友のラリーが活躍する巻でした"ヘップバーンの騎士は最後まで逃げない”ラリーが凄くかっこよかったですよ九罰の悪魔召喚術（3）次の悪魔憑き関連の話につなげるためのつなぎと九罰強化回だったんでしょうか？七罪についての話は今後広がりがあるんじゃろうか…？C3（9）お正月の話ということで巫女さん回いろんな陣営がひっきり無しに出続けてましたが、今回は久しぶりにそのへんはお休みでしたねぇ妖刀としての本性を発揮したこのはが好きです時代がかった口調、尊大な態度、何よりメガネがない！（ぁ

  2010.03.11

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  本日のラノベ感想ちょこっと

  凄い勢いで話が大きくなった３巻駆け足だったのはこれで終わりだったせいなんでしょうかねぇ・・・？諸般の事情でしょうが切ないですもっとゆっくりやってほしかったかなぁヴァンダル画廊街の奇跡電撃大賞の金賞受賞作危惧してた通りでした・・・こうかくとなんか悪い作品みたいですね内容はかなり良かったです設定も文章も話運びも安心して読めましたし絵画を文章で表現ってのは難しいものですけど、そのあたりも卒なくこなせてましたしねぇただ、いい作品だけど、売ってくのが難しいんですよねぇ、この手の路線は・・・しっかりした作品だけに、商業的に困難が付きまとうのもったいない茨の道でしょうが、是非がんばって欲しいものです（２作目からガラリと変わった作風になって、思わず著者名をもう一度確認する・・・ってパターンが結構ありますしねぇ）ぱんどら（2）この作品との付き合いもどうやらここまでのようです思えばかのこんも最初３巻あたりで切り、二桁刊行に至ったあたりでもう一回挑戦したけど、結局５巻あたりで再び断念したんですよねぇ・・・合わないのかなぁ・・・狼と香辛料（14）相変わらず安心して読めますそしてやはりホロとロレンスがたまりませんホロは言わずもがなですが、ロレンスが凄くかわいくてしかたないのですよ！（打ち間違えとかじゃないです）凄く乙女しちゃってますアニメ版の福山ロレンスでツボに嵌って以来、ロレンスが好きすぎて仕方ないんですが、どうしたものでしょうか？（ぉレノスの町に戻ったりで獣と魚の尻尾亭の看板娘（挿絵ありだし相変わらずいいキャラしてます）、さらにテレオ村のエルザなどが再登場してますが、こんな再会が待ってるのも、それだけ長い旅を続けてるからですよねぇそんな旅もそろそろ終わり、でしょうかねぇ

  2010.03.04

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  久しぶり「ラノベ感想ざっくり」・ていく２

  今年の電撃大賞の大賞受賞作正直銀賞がアレだったので、今日まで積んでました普通に面白かったですただ、想定の範囲を超えなかったので昨年度のロウきゅーぶ！の時みたいな衝撃はありませんでしたちなみにアクセル・ワールド（1）の方はS・O・Aを読んでたので想定の範囲内でしたRight×light（8） 由衣派友月派としては彼女が争奪戦から遠のくことにならずに良かった しかし、巻を追うごとにしがらみが増えて「何も手放さない」ってのはかなり無理が出てきてますねぇ・・・ 何だかんだ２人ともと進展してるので、ますます啓介はいつか刺されても仕方ない状況に（ぁデウス・レプリカ（3）おかしい・・・零さんの出番が無い！？リメインシリーズ、GIFT、萬屋、姉のこと、etc,etcいろんな謎が怒涛の如く明らかに・・・もしかして３巻の壁を越えられなかった・・・？ここで終わりと言われたら、不完全燃焼だけで納得してしまいそうな感じです・・・一応告白っぽいこともあったし（そこなのか３巻になってようやく柊がかわいく見えてきました（ぁ蒼穹のカルマ（4）電撃大賞の話で思い出しましたが、２００９年の新作に期待を覚えたのはカルマを読んでなんですよねぇ富士見は新人賞作１月に刊行ですしあらすじや表紙からは全くわからない故意犯的お話にしてやられたのはいい思い出そんな変態カルマ、ますます磨きがかかってますね・・・口絵ラストの一枚（帯に一部切抜きが出てるやつ）とかもう・・・ねぇ？気になる引きで終わってるけど、果たしてどうなるんでしょうねぇテツワンレイダー（2）老師にもってかれましたｗ  やっと感想かけました・・・実は昨日の１０時頃に一度書いてたんですが、まさかのブラウザフリーズで水泡に・・・orzほんとはいろいろ書いてたのに、面倒になって大分カットしました

  2010.03.03

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  オススメ!!

  空色パンデミック（1）彼女の空想病は読者まで拡大する…最後まで流さず読むことをオススメしたい一冊です理由に気付けなかったら、もういちどエピローグを丹念に読み返してみると吉電撃小説大賞は一部に若干不安を覚えましたが、ファミ通はまだまだ安泰そうですね粗もあるけど、構成の巧みさにホレましたよ!（ぉ

  2010.02.11

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  極光け（検閲削除

  はっ!?天空力を駆使して生徒会選挙を戦ってたらもうこんな時間!?仕方ないから昨日書こうと思って忘れてた昨日の感想でお茶濁しすーぱー・なちゅらる（1次元目）清水文化さんの新作…なんですけどねぇなんだか「モデルルームの見学に行ったら、しっかりとした基礎の上に書割の家があった」みたいな？SNPの性質、仕組み、社会背景、世間の評価etc,etcがしっかり説明されているのですが、終始そちらにページが割かれていて肝心のメインストーリーが…うーん…次の巻でどうなるのか、ですかねぇ無刃のイェーガーオーソドックスに「強いヒロインと頭脳労働担当の主人公」系飛びぬけて、はないけど安心して読めますねぇ次回は知士志願の女のこが現れてエリヤに急接近、ディナやきもき、って流れですよね!（妄想ワールドエンドライツ最近多いですねMMOを扱ったのノーザンライツのデメリット加減が好きです

  2010.01.30

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  帰ってきたよ

  さてさて夕食ついでにラノベの山崩してきたので、今日も短めな感想でも一天四海のマーガレット『８０日間世界一周』片手に８０日間で世界一周を目指す話想い人の大貴族の令嬢と結ばれることが最終的目的で主人公の貧乏貴族は旅に出るけど、その旅に共に出るのは主人公の現在の苦境の元凶そのものといえるようなホムンクルス（？）のメイド…というわけで、最終的に想いはどちらにむくのやら機械的から段々人間らしさを獲得してくのは王道の流れですよね？…しかし、ほんとうは全然似ても似つかないはずなのに、『ユリア１００式』を思い浮かべてしまうのは何故ｗ藤宮十貴子は懐かない（2）『1×10』って『ワン・バイ・テン』って読むんですねぇ…（そこっ!?あと、一条と十貴子から来てたのか…ずっとタイトルのその部分が視界に入ってなかったので、2巻の表紙で初めて気づきました…や、ただそれだけですあと、今回初めてヒロインの十貴子が魅力的なキャラだと気づかされました…普段は装った丁寧な口調なのに、素は京風の方言口調…このギャップの破壊力が凄い…「テンマやったら、ぼく、ええもん。後悔せんもん。ぜったい。だいじょうぶやもん」微妙だと思ってたけど、なんだかそれだけで続きが楽しみになってきました（ぁまぁ、それを抜きにしても、ラストの引きは続きが気になるんですがね☆ゼロの使い魔（18）世間の人気は高いけど、ほんとにおもしろい部分がスプリンター型だったため何度か切ろうかと思わされたゼロ魔ですが、ここ最近の巻は俄然面白くなってるんですよねぇ…政治的な思惑とか暗躍とかいろいろ絡んできてたりし今回はそーいう面が絡むと見せかけて肩透かし、な感じでしたが、まぁ新しいエルフ編への繋ぎみたいだからしかたないかなぁ？その分、サイトとルイズの関係が心の繋がり的意味で進展してたり、意外な人物が素をさらけ出したりで良かったです次からの新章に期待焔のシグナティス（2）1巻の内容を結構忘れてますねぇ…なんか風呂敷が広がりましたが、3巻の壁を越えられるかがわからないため、広げたのは吉か凶か…マシンガントークに定評のある宇佐美と妹のそよの出番は次増えるのじゃろうか…？

  2010.01.26

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  俺達の戦いは始まったばかりだぜ！

  毎月２０日過ぎたあたりは大変です…なんとか年末年始で出来た山はある程度崩せましたが、ガガガ文庫からスーパーダッシュ文庫までの新刊で３０冊……orzまだまだ戦いは終わらないのですよ折角なので今日読んだものの軽い感想でもまよチキ！（2）デビル奏お嬢様領発揮!?表紙といい、攻めてきてますね本格参戦な次回からに期待くノ一見参！（3）最後までラブ臭がほとんど感じられませんでしたねぇ…１巻のラストの良い雰囲気が２巻と３巻の終わり近くまでほとんど感じられないのがちょっと残念でしたあと、対抗馬になるのか？と思われてた淑女が最後まで淑女すぎて存在意義に疑問を覚えるぜ（酷っもて？モテ！（6）良太郎ぉぉぉソーマ求めすぎだぁぁああ!!（聖痕的な意味で…どこに行くつもりなんだこの物語…インポッシブル・ハイスクール（2）現実味は無いけど、設定は好きです…売れ数厳しいけど凱と弐華のコンビとか他のメインのキャラも好みただ、ミッションのハードルはもっと上げて欲しいかも障害の中身の実際が足りなくて緊迫感とかいろいろ物足りないかなぁ３巻打ち切りの壁はぜひ越えて欲しいですごくペン！（2）相変わらずいろいろ拙いし、突拍子も無いけど、なんだかよくわからないけど良いと思ってしまう不思議な作品ですねぇそしてメインの話は相変わらずアレですねぇ、でもそれだけじゃないですが唐突にネタに心をつかまれるので困るｗマスオナルド（通称マスオ）ネタとか変なツボに入って大変でしたこれは…どうなるのか？（何

  2010.01.25

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  【シアター!】有川浩(メディアワークス文庫)

  （あらすじ）方針の転換による劇団員の離反と300万の負債により解散の危機に瀕している小劇団「シアターフラッグ」。主催の巧が兄・司に泣きついたことで借金は立て替えてもらい最悪の事態は乗り切ったが、立替には一つ条件があった。「2年間で劇団の収益から300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ」鉄血宰相・司の徹底した金銭管理の元、劇団の存亡を賭けたシアターフラッグ再建計画がスタートする！「図書館戦争」や「植物図鑑」でお馴染みの有川浩さんの新作です有川さんと言えばダダ甘な恋愛描写ですが、今回はその辺は控え目ですといっても、あっちもこっちも片思いな状態なので今後が凄く楽しみではあるんですがねで、かわりといっては何なんですが、凄くブラコンっぽいです。。。厳しいこと良いながら、結局弟の巧にダダ甘な司のツンデレっぷりにﾆﾔﾆﾔいや、ほんとにいいですねこのツンデレ兄はメインの演劇関連も読み応え十分これは続きが楽しみですよ

  2010.01.06

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  【無限のリンケージ-デュアルナイト-】あわむら赤光(GA文庫)

  というわけで(?)、今日は無限のリンケージの感想ですよ？昨日の「純愛を探せ！」に引き続き、これも良かった！や、ＧＡ文庫、始まったな！（良い意味で物語は現在と過去の話が交互に進み、終盤手前でプロローグに辿りつき、ラストへ―――という流れです正直、最初はキャラをいいけど正直微妙・・・って思ってたんですが、読みすすめていく内にそんな評価は一転しました過去と現在がつながっていく中でぐんぐん引き込まれていき、プロローグに辿りついた時にのめりこんでいましたよそしてキャラの魅力もページが進むごとに増してく感がうーん、荒い点とかもあるけど、これならこれからに充分期待が持てますねぇ今月の２作ともあたりとは、やるなＧＡ文庫！

  2009.05.15

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  一迅社文庫４月新刊感想その２

  ３冊目はファンタジア文庫のライタークロイスが打ち切りになって全しぐれが涙した川口士さんの「星図詠のリーナ」ですライタークロイスも世界観がなかなかしっかり出来上がってましたが、近作は前作以上に土台がしっかりしてる感があります星詠みの占い師だった母から真っ白な世界地図を貰って以来地図に魅せられたお姫様が自分だけの世界地図を描いていく・・・という話なんですが、このリーナのマッピングという芯が物語に一貫して貫かれてます地図作成の技術を父王に認められ、ある街の地図を作るため旅にでるのですが、様々な人と出会い、いろんな経験をすること真っ白な紙にいろいろものが書き込まれていったり、正確な地図を作ることで隠されていた悪巧みの真相に近づいたりetc,etc...地図は切り離せませんキャラ同士の掛け合いも良い感じ惜しむらくはラブ分の不足お姫様、メイド、騎士（今回は傭兵ですが）ときたら・・・ねぇ？（何どうしてもライタークロイスの三角関係を思い出してしまいますここはぜひ続刊をだしてその辺を・・・！今回のメイドも良いメイドなのですよファンタジー読みたいならオススメ？最後は「ペンギン・サマー」「ムゲンのセンカ」が微妙だったので心配だったんですが、杞憂でした少年と少女とペンギン（！）が織り成すひと夏の物語です郷土に伝わる「クビナシ様」の話と秘密結社、改造人間ならぬ改造ペンギンの話ですおバカな話・・・と思いきや、ページが進み視点が変わっていくことで物語の全貌がみえてくる構成が素敵です最後まで読んだ後はぜひ最初の章を読み直して欲しいところ難点もあるし、最後に収束した何かを足して欲しいような物足りなさも若干ありましたが、それでもところどころに仕掛けられてるギミックが良かったですねぇ

  2009.04.22

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  一迅社文庫４月新刊感想その１

  リクエスト(?)を頂いたので、一迅社文庫の感想っぽい何かをお送りします(｀･ω･´) １冊目はみかづき紅月さんの「放課後トゥーランドット」プッチーニのオペラ『トゥーランドット』をメインに据えた恋有り友情有りの青春部活動もの、です生徒会長の座に無理やりおさまった学園の独裁者・桜蘭彼女の掲げた規則「部活動不覚悟」制度により次々と部員がクビになり、活動に熱心でなかった部活は軒並み廃部や休部の危機に部員が一人ずつになった崖っぷちの吹奏楽部と演劇部は力を合わせ部員獲得に乗り出すその方法は、問題の根源でもある桜蘭をトゥーランドット姫に据えて３人だけでオペラ『トゥーランドット』のダイジェスト版を文化祭で公演するという驚くべきもので・・・という話なんですが、逆境の中から一致団結してみんなでオペラ公演を目指し、凄く青春してますそこに＋してトゥーランドット姫ばりに「答えのない３つのなぞなぞ」を問いかける桜蘭と、その答えであるとか、過去の思い出、確執、恋と友情などなどいろいろあって楽しく読めました基本路線が前作ぶよぶよカルテットと同じような感じですが、前作よりも好みですねぇ演目とキャラがしっかり合わせてありますしねー学園青春ものが読みたいならおすすめ、かなぁ？２冊目はゴースト・ライト今月は個人的に一迅社文庫は当り月なんです・・・が、これだけちょっと残念な感じ(´Д｀；)主人公は幽霊を物質化させることができて、その能力で幽霊や遺族の以来で幽霊に一筆書かせるゴーストライターをやってる・・・という設定なんですがマテリアルゴースト？にしてはいろいろ微妙・・・その能力に纏わるものも、本編での役どころでもおまけに魔術師とかいろいろでてくるけど、それらも浮いちゃっててお話バラバラ感満載何をメインにしたいのかイマイチ伝わってこなかったですし・・・学園ものなら学園もの、魔術師ものなら魔術師ものできちんと比重をおいてほしかったです(´･ω･｀)

  2009.04.22

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  伝わらない言葉

  むー・・・何やら予定より二日ほど遅れましたが、今日は獅子の玉座の感想とかレギウスは最近欠乏気味なファンタジー分を補ってくれる貴重な存在です世界観は中世風で、剣と魔法・・・といきたいとこですが、魔法は若干違うかな？って感じです魔法というより神の力といったとこでしょうか？英雄と神々の物語でもありますしというか、想定していたよりもずっと神様たちは出しゃばりで、はじめは驚く人が多いみたいですねぇ神話と、その神話と密接な関係にある世界はちゃんと練ってあるし、そこに登場するキャラ達も良い感じ偉大な海賊王を養父に持つ元海賊の傭兵レオン、亡国の姫アリアン、妾腹の王子ユーサーetc,etc敵味方それぞれに魅力的なキャラがけっこうオススメです、よ？まぁ、今日読んでたのでテンションが上がったままネタバレの嵐！なんとことにならないように抑えたら、結構骨だけでスカスカな感想になっちゃいましたね・・・気を取り直して(?)買い物をした時のレジでの一幕お会計が１１２８円だったので、お釣りが小銭にならないように５１２８円を受け皿に店員「５１２８円お預かり致します」店員がそのままレジを打つ中、考え事をしながらレジの画面を見てたらおかしな点に気づくお預かり　５０２８お釣り　　３９００Σ（￣□￣！？「あの・・・お預かりが５０２８円になってるんですけど・・・？」店員「？」きょとんとしながら小首を傾げ、まずわたしの顔を見、次に受け皿のお金を見、それからレジの画面を見て、最後にもう一度私の顔を見つめる店員「？」「・・・（受け皿を指しつつ）や、５１２８円出してますよね？（さらにレジの表示を指して）でも、ここ５０２８円になってますよ？」相変わらず小首を傾げながらきょとんとした顔で私を見続け、それから順に受け皿、レジ、もう一度受け皿を見て・・・店員「３０００と９００円のお返しになります」Σ（￣□￣！？駄目だこいつ・・・早くなんとかしないと・・・とか思いつつも、もう一度根気強く最初から説明することに「会計１１２８円で５１２８円を出したから、お釣りは４０００円ですよね？」実際にはもっと丁寧に、おまけに受け皿にある５１２８円を数えてまでみせましたそこまでくると流石に店員も自分の過ちに気づき恐れ慄くわけで・・・・・・あれ？まだ要領を得ずきょとんとしてる・・・？店員「失礼しました・・・？（片手に握ったお札を突き出し）４０００・・・」あー・・・お釣り渡す時に片手でって接客マナーに五月蠅いとこだとアウトだよなぁとか思いながらも、ようやく４千円を受け取りかえろうと思ったところ店員「（お札とは逆の手を突き出しながら）９００・・・」・・・・・・・・・(´Д｀；)「お釣りは４０００円デスヨ」とギコチナイ笑顔で告げ帰りました言葉では、伝わらないことってあるんだと改めて思いました・・・

  2009.01.11

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• 【けんぷファー６】築地俊彦(MF文庫J)

  瀬能ナツルは普通の男子高校生――だったが、変身して戦うケンプファーに選ばれたことで彼の周囲は一変することに。ケンプファーに変身したナツルの姿は何故か女、しかも学院で評判になるほどの美少女だった！？赤と青の陣営に分かれて戦わされたり、男と女、両方の姿で学院に通わされたりで大変しかも憧れの女子沙倉楓は女の姿のナツルに恋をしてしまい、肝心の男のナツルは敵視されることに。超鈍感で、男の姿でも女の姿でもモテモテなナツルの明日はどっち？前回赤でも青でもない新たな陣営のケンプファーが現れ、いつしか戦いは男のナツルと女のナツルを巡った争いになったわけですが、今回は戦闘無しの短編形式で、そっちの進展はないみたいですねぇまぁその分人間関係は大いに(?)進歩が出張「メイドのようなもの」喫茶では２年４組の委員長以下３人組みの暗躍(？)により女ナツルの両刀かつ見境無しという不名誉な噂が蔓延するハメに・・・さらには紅音と一緒に倒れたところを目撃され、「地味な女の子が好み」という噂まで流れることにまぁ紅音がメインらしいし、それはそれで問題ないのか？そして忘れてはいけない雫会長とのデートナツル流石に鈍感すぎだろと思うものの、あの雫会長がまさか・・・てのはやっぱりあるよなぁずっと謎だった会長⇒ナツルなわけが明らかになったのは良かったかな？でもこの理由だと３巻でってのは些か性急よなぁ・・・とりあえず三郷雫様に罵られる会の願望は業が深すぎた・・・っ！あとは何だっけ・・・あ、ナツルの好みの話か沙倉さんを除いたら(消去法で)紅音が好みということで、狂犬大興奮でしたむー・・・本当に紅音がメインなのか・・・狂犬モードは好きだけで通常の時はなぁ今からでも雫様ルートへ方向転換とかないのか？でもそれだとゴールした時ナツルに待ち受けているのは調教・・・ではなく躾ですか（訂正したはずなのにあんまり変わってないような気がするのは気にしちゃ駄目ですよ？

  2008.01.28

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• ラノベ感想あらかると

  【生徒会の一存-碧陽学園生徒会議事録-】葵せきな(富士見ファンタジア文庫)【マテリアル・ゴースト】の葵せきなさんの新シリーズ「美少女ならなんでもあり」と生徒会メンバーの綺麗どころを自分のハーレムといって憚らない副会長や、見た目も中身も子供というある意味奇跡の存在な生徒会長を中心とした，一癖も二癖もある生徒会のメンバー達の日常のお話馬鹿なことやってるだけにみえて、その実誰も彼もが傷とか抱えてるって構成は大好物スニーカー文庫のアレ的あれですが（何）、十二分に楽しめたので続きも期待【火の国、風の国物語2-風焔相撃-】師走トオル(同上)今回は風の巫女を擁する反乱軍サイドの描写も大目初戦はアレスの鬼人の如き活躍に王国軍が快勝したものの，風の巫女の力は侮れないもので両軍の力は拮抗状態名家の血筋と国王並びに姫の覚えめでたきこと，さらに腕が立ちすぎることで周囲からやっかまれる理由の絶えないアレスは、毎度毎度味方に足を引っ張られてピンチですねぇ・・・次巻では反乱軍の首領・ジェイドと邂逅するようなので、これからの動向に注目【りっぱな部員になる方法。２-マジカルミステリーツアーへようこそ！-】午前三時五分(スーパーダッシュ文庫)ミステリー(不思議)を否定するミステリ研と科学でミステリーの嘘を証明しておきながら、その実本当のミステリーも存在している、という構成が好きだったこの作品、早くも２巻目がでましねこの構成で【FOLKLORE JAM】を思い出すの必然。・・・必然なんです（ぉただ部長のスタンスと頼り甲斐とか諸々が雲泥の差ですが！なんだかんだで面白いからまぁ、いいか・・・てっきり由布もミステリ研に入部って流れかと思ったけど、そういうわけではなかったのか・・・【くみちょ２-３億円をとりかえせ！-】白川晶(同上)前回の勝負が遊○王っぽいカードゲームってあたりが微妙だったくみちょ、ですが、今回の勝負は株取引相変わらずちょっと薄手ではありますが、一定以上のレベルで安定して楽しませてくれてますそしてなんという、ハーレム・・・！それにしても１０歳の組長が体を張る(性的な意味で)シーンに関しては毎度ご都合主義的展開０ですね・・・この流れだと４巻あたりではいきつくとこまでいってしまうんじゃないか・・・？【パーフェクト・ブラッド１-彼女が持ってるボクの心臓-】赤井紅介(同上)サブタイトルとか諸々からてっきり聖魔様とか人化の法云々といったあの漫画的なものを想像してました（ぁやはりしぐれは『綾小路』と聞いたら『パイ』か『葉子』を連想してしまう人種なのか・・・！そんなことは置いといて、３人のやり取りがいい感じでした続き出るなら買うかなぁ【ガラクタ・パーツ】片桐敬磨(スーパーダッシュ文庫)またしてもスーパーダッシュ文庫か・・・、な作品(´Д｀；)チルビィ先生シリーズ同様、文章の書き方自体が肌に合わないタイプで、読むのがかなり骨でした・・・・・・ボクがおかしいのか・・・？

  2008.01.27

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• 【まぶらほ-凛の巻-】築地俊彦(富士見ファンタジア文庫)

  まぶらほシリーズのXX作目です（数えるのが面倒になってやめたてっきり本編筋かと思ってたら位置づけは外伝とかそういうのっぽいですねぇ第一弾はまぶらほのキャラ人気No.1らしい凛がメイン第一話「遠州悪霊退治」凛が神城本家からの司令で悪霊退治をする話駿司の弟分や神城家の人間が初登場の回でもありました割かし軽いコメディ調それにしても本家の爺さん、懐が広すぎである（ぁ第二話「剣豪少女演劇不始末」凛V.S沙弓のカード再び正直以前の対決は高校時代授業中に読んでて死にかけました・・・一人ラジオのDJごっこに恥死量のポエム攻勢は笑ってはいけない状況下では破壊力がありすぎた・・・！今回は松田さんが出てこないが、相変わらずB組みはやることがあくど過ぎる・・・第三話「復讐血刀」MMMから凛に悪霊退治の依頼がある話凛の刀の名前も初登場しかしまぁ、このシリーズ続くのか？続くなら次は当然玖里子さん編ですよね？正直まぶらほシリーズが始まった当初はイロモノキャラであまり好きではなかったんですが、恋をして地味に（素顔をみせるように）なってからは一番のお気に入りのキャラに彼女がメインの話少ないけどいいんですよねぇただ、和樹争奪戦でははっきり言って周回遅れで、面倒見のいいお姉さん役に徹しているのが残念あ、シリーズ全部の範囲で言うなら、リーラも大好きですよ？是非リーラ編も・・・！

  2008.01.24

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• 【Mのフォークロア3-ファウンダーの決意-】三上康明(ガガガ文庫)

  『劫光の道』が大規模集会を行うという情報を得た圭悟とむつきは、これが最後の機会と考え勝負に出ることを決意する。そんな中『劫光の道』の教団幹部達は暗躍を見せ始め、沈黙を保っていたゲームクリエイターの尾花も行動を開始する。はたしてむつきは教団の悪事を暴くことができるのか？Mのフォークロアシリーズは発端がMMOでの集団昏睡事件ということで.hackシリーズを思い浮かべてしまいましたが、その実内容は民俗学と新新宗教をテーマにした作品でびっくりでした。３巻目となるとそんな作風にも慣れて、前回まで広げに広がった風呂敷を畳めるのか？というかことばかりが心配でした。読んでみれば無事畳めてて良かった良かったでも、そんなことは全部置いときましょう（ぇ３巻になって別の方向に突き抜けてました前回ようやく圭悟をパートナーとして認めたむつきですが、今回の圭悟の行動と想いに触れて一変（見えないとこでフラグがたって嫉妬とかしだすむつきさんが（ぉあと『君を「パートナー」に選んだことは、私の人生のなかでも最良の決断だったわ』は最高の殺し文句だったかとさらに圭悟の（自称）彼女の愛香はヤンデレ化の兆候を見せだしたり、留亜もさり気に嫉妬してみせたり、まどか先生はどうみても（検閲削除）だったりと非常に賑やか極めつけはくらら様の変化正直１巻の時期待してたものが実現するとは何気にゴスロリ化もポイントアップ今回はむつきさんの心境の変化で決まりと思っていたのに最後に全部持っていかれました！英慈は「コブつきはどこ行っても一発アウト」とか言ってたけど、あれだけハーレム状態なら（本人の気苦労は置いといて）もう充分すぎるかとというか『劫光の道』編は完結したわけだが、当然この状態で続編あるんだよね？ね？Click？Clap！

  2008.01.23

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• 【ロミオの災難】来楽零(電撃文庫)

  部員が一年生５人だけの演劇部。文化祭の上演に向け台本を選ばなければならないが、シェイクスピアを演じたいと思うもどう考えても人数が足りない。自分たちの手で部員数に合わせて脚本を書き直す手もある、と話した直後部室の棚が倒れ５人用に手直しされた『ロミオとジュリエット』の台本が出てくる・・・不気味に思いつつも、その台本を採用することになるのだが台本に配役の名前を書き込んだ時から事態は変化し始める突然ロミオ役の行哉に恋が出来ない美少女・雛田がキスをして――自分のものではない想いに翻弄される５人の男女の行方は・・・？抜粋されたセリフの数々は大変有名ですが、皆さんシェイクスピアの作品を読んだことはあるでしょうか？本作は『ロミオとジュリエット』を演じるわけですが、展開的には『夏の夜の夢』っぽいですいたずら好きな妖精・パック役を担うのは過去の演劇部の生徒が５人用に書き直した『ロミオとジュリエット』の台本です男１に女４人という構成でロミオを巡り醜くも競い合った過去の彼らの情念が、舞台を演じようとする行哉達に宿り突き動かすことになります人を惹きつける綺麗な容姿を持ちながらも『恋』という感情を抱けず、コンプレックスに思っていた雛田は、その想いが他人のものであったとしても初めて抱けた甘美な感情を純粋に喜び、手放すことを不安に思います。行哉に密かに恋心を抱いていた藍子は混ざり合ってあやふやになりそうな自分の想いを失くさないように抗います。傍観者の立ち位置で部員それぞれの想いを俯瞰していた村上は他人の想いに翻弄されつつ損な役回りに。そんな村上を好きだった西園寺は台本の呪いで同じ男の行哉を好きになりながらも、必死で抗い自分の想いを誰かの想いに塗りつぶされまいとします。そして台本ほ呪いによって皆から好かれることになったロミオ役の行哉は、呪いとはいえ好きだった雛田から向けられる好意にグラつくものの、良心で想いを抑えることに。５人ともが台本の呪いに翻弄されながらも、呪いを解くためにロミオとジュリエットの上演を目指していきます青臭くもありますが、彼らの恋愛模様が青春ぽくっていいんですよねぇ恋愛の綺麗な面だけでなく、ドロドロとした嫉妬だとか醜い面を見せつつ進行していく物語ですが、過去の情念と真っ向から戦う公演本番ではドタバタとコメディ色がそしてラストは公演の中で醜い面を浮き彫りにしたあとで、対称的に純粋さを引き立たせた余韻たっぷりの麗な終わり方です台本に篭った他人の想いに翻弄され、呪いを解くために演劇を上演するだけのお話ではありますが、登場人物の感情描写がよいので随分楽しませてもらいました

  2008.01.17

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• 【ウェスタディアの双星-真逆の英雄登場の章-】小河正岳(電撃文庫)

  弱小国家ウェスタディア王国は銀河の覇権を二分するオアキア統星帝国とルフェール共和国に挟まれた緩衝地帯の小国の一つであった。人徳の王・エドアルドの治世により独立を保っていた国だが、彼が崩御したことでウェスタディアは崩壊へ向け加速度的に進むことになる。王の葬儀を上げるよりも早く国の貴族や重役達は一斉に国外へ逃亡し、唯一の王太子は他国へ亡命してしまった。残されたのは若い役人達と修道院から急遽招聘され突然王位を継がされることになった弱冠１５歳のルシリアだけだった！さらに隣国のラミアム大公国がこの期に侵攻を開始してきたことでウェスタディアは未曾有の危機に見舞われる。国防をするはずだった国境の貴族と軍は民を捨て真っ先に戦場から逃げ出してしまったため、残された書記官アルファー二は故郷を守るために立ち上がる。同じように取り残された元指揮官で一般兵に降格された不良軍人バドエルとアルファー二が出会ったことで奇跡が起きる。デコボコな二人の出会いが１０００年間続いた銀河の混沌に多いな波紋を巻き起こす！智恵と奇策により寡兵もって不利な戦況を覆す御馴染みなジャンルの小説です。この手の小説は奇想天外な策で苦境を覆していく様が面白いんですよねぇ最近読んだやつだと鋼鉄の白兎騎士団とか火魅子炎戦記、小さな国の英雄あたりと同じような感じ(若干毛色が違うのが混ざってるけど)控え目にみせてかなり大胆で黒い手を打つガブリエラが好き、とかは完全に脱線した話ですね・・・人徳の王・エドアルドは困っているものを助けるという善性の政治を行ったことで広く、銀河の覇権を二分する大国の民にまでに慕われるほどの偉大な王でした。しかし彼のあとを継ぐはずだった優秀な王太子達は病気と戦死で亡くなり、残されたのは才知においても気概においても王の器ではないコルネリオのみ・・・彼ではとても国は立ち行かぬと判断していた貴族やお偉いさんたちは王が崩御するとすぐに他国へと逃げ出していき、国を継ぐはずの王太子までが国外へ亡命するエドアルドを慕い国を任された客卿のチェザーリはウェスタディアを守るため、３歳の折に母が亡くなったことで政治の利用されることを嫌ったエドアルドが修道院へ預けた娘のセシリアを王位に就けることを決意する自分が王の血を引くことを知らず、政治や帝王学も全くわからないセシリアを女王とし、国を憂いた若き貴族や役人達と共に守り立てていくことに。しかし、偉大な王・エドアルドが無くなったことで他国が虎視眈々とウェスタディアを狙い始めるそして隣国のラミアム大公国がいよいよ侵略を開始する国境を守るはずだった貴族や軍人達は敵の喧伝した嘘の艦数に尻尾を巻き民を見捨てて真っ先に逃亡したことで、立ち上がったのは趣味で戦略を練っていた童顔の書記官アルファー二と、元指揮官で一般兵に降格された不良軍人のバドエルの二人だった。アルファー二の奇策とバドエルの卓越した指揮で僅か５５０の軍勢が、６０００ものラミアム大公国軍を打ち破るこの戦いにより１０００年続いた銀河の混沌とした均衡が大きく揺れ動いていくことに・・・といった話最初は延々とチェザーリとルシリアが出てたので主人公そっちなのかと思った・・・結局この４人がメインで進んでくのかな？何はともあれ、４人ともそれぞれ見所があるので次も楽しみ、なのか？（ぉ

  2008.01.17

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• 【護くんに番外編で祝福を！３】岩田洋季(電撃文庫)

  昨年無事完結した【護くんに女神の祝福を！】シリーズの番外編第三弾です。【Don't You Cry】絢子がまだ『魔女ベアトリーチェ』と呼ばれるようになる前の頃の話を菊川さん視点で語る思い出話です。本編でも語られ、深い断絶のあった絢子の両親、特に父親との関係について詳しく触れられています。幼い絢子はその持って生まれた才能ゆえに周囲から恐れられ、実の父親からも疎まれることに・・・絢子が父親を言い表すときに、嫌悪して「あいつ」と吐き捨てるように呼ぶ陰にあった深い悲しみと孤独が綴られています悲しそうな顔で一人夜空を見上げる絢子を見かけて以来、深く絢子を慈しむようになった菊川、愛する孫と息子の不仲に心痛める鷹栖先生、絢子と父親の決裂を目の当たりにし、世間のビアトリスに対する偏見を無くすため研究に没頭するようになる正樹etc,etc他の人物の思いと、本編の背景につながる話でかなりいい感じというかけっこうくるものが絢子の悲しい慟哭と、最後の真摯な祈りのシーンといい、大変綺麗な終わり方でしたシリーズ屈指の話だったのでは？（本編の細かいエピソード覚えてないからかもしれないけど）【トイレのジュリエッタちゃん】一発目がシリアスで泣けるいい話だったわけですが、その次がコレか！と思わず突っ込まずにはいられない様なギャグ調にあの話の次にトイレのドＭ幽霊の話を持ってくるとは・・・！今回のメインは東ビ大付属生徒会切ってのドＳ・希実子です希実子はかなりお気に入りのキャラだったんですが、本編での登場は終わりが間近だった新年度編からの参戦であり、一歩ひいたスタンスから十分な活躍があまり見られず残念だっただけに、メインの話があるのは嬉しかったですいつもクールで全く動じない希実子を驚かせるために、おなじみの面々で七不思議巡りの肝試しを計画、そこに希実子のドＳぶりに惚れ込んだドＭのトイレの幽霊・ジュリエッタちゃんまで加わって大騒ぎすることに護ｘ希実子分大目でこちらとしてはかなりホクホクやはり攻撃力が高い反面防御が脆い(希実子の場合対･護オンリーだけど)子はいいですねぇそれにしても、希実子・・・恐ろしい子！（ぉ【君の口づけがなによりも！？】絢子に逆恨みしたサブロー、ジローの兄貴分、イチローが画策して起きた『護のキス争奪戦』の話それにしてもトイレのジュリエッタちゃんの話でも垣間見れましたが、相変わらず八木は凄いキャラですよねぇ・・・【おまけ：最初で最後のしゅーがくりょこー】本編十巻に収録されていた修学旅行のお話を、東ビ大付属を去る日が間近に控えたエメレンツィアの視点で綴ったお話ただ魔王の剣としてのみ生きていた少女が沢山の大切のものを手にした東ビ大付属での日々・・・その締めくくりである修学旅行の思い出これまたいいお話でした今回の番外編は一押しがキス争奪編だったらしいけど、個人的にはそれよりもむしろ他の話が印象的でしたねぇ

  2008.01.16

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• 【そらいろな】一色銀河(電撃文庫)

  中学時代にシニアリーグで全国を制し、ナンバーワンサウスポーと呼ばれた白河祐樹。しかし彼は３年の春に肘を壊したことで零落することになる。苦しいリハビリを乗り越え再び投げることができるようになった祐樹は、憧れの監督がいる野球の強豪校のセレクションを受けるも、落ちてしまう。失意の祐樹に唯一救いの手を差し伸べた学校は元お嬢様学校の北野坂高校だった。決して野球に力を入れていない学校だったとしても、自分を必要としてくれているだけで充分だと自分に言い聞かせ、新天地を目指した祐樹だったが・・・そこで待っていたのは見た目中学生なメイド服を着た２年の先輩・美原天音だった。しかも彼女が北野坂高校野球部の監督で！？壊れかけのエースと女子高生監督のイマドキスポ根ドラマ開幕ということで、電撃文庫では非常に珍しい(というか同じく一色さんの若草野球部狂想曲シリーズしか記憶にないような・・・)、スポーツメインの小説です！主人公・祐樹は中学時代にシニアで全国制覇を達成するも、肘を故障したことで檜舞台から遠ざかることにリハビリにより再び投げることはできるようになったが、壊れかけの肘は１日に80球という厳しい投球制限が・・・諦めきれず憧れの監督率いる六大付属のセレクションを受けるも、別の学校を勧められて終わるそんな祐樹に唯一手を差し伸べた学校は元お嬢様学校で野球にも力を入れてない、創部２年の北野坂高校だった・・・と逆境から始まる王道的燃える設定ですさらに入学した祐樹が出会ったのは、祐樹に目を付け熱烈ラブコールを送ってきた北野坂高校野球部の監督で・・・しかし、この監督はメイド服を着た見た目中学生な先輩・天音だった・・・と、これで萌え(?)もばっちりカバーしてます（ぉぱっと概要をみるかぎりイロモノ全開な感じですが、現役女子高生監督は０から野球部を立ち上げ、人を集めてチームを結成したり、甲子園を目指すのに必要なあれこれを努力で精一杯カバーしてたりと真剣不安だった野球の試合の描写に関してもなかなか良かったし、これは期待よりもかなり良かったラストの本格入部した祐樹の約束に、今後の北野坂高校野球部と、そして恋の行方に期待です！P.S.実はこの感想の初稿はお昼に書いて一旦「公開する」のボタンを押したのですが・・・不幸な事故で消えました･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･この間新しい回線は非常に不安定で、ページの表示にしょっちゅう失敗するという話をしましたが、まさか日記を更新する際にデータの送受信に失敗するとは・・・_|￣|○ｌｌｌ１時間かけてもっとしっかり書いてた初稿は一発で水泡に帰しました・・・というか、どんだけ酷い回線だよ・・・新しいサービスといいながら改悪しすぎ_|￣|○ｌｌｌ

  2008.01.15

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• 【ストップ☆まりかちゃん！】菅沼誠也(電撃文庫)

  御堂鞠歌１６歳。彼女は政府公認の生物工学の天才児で、原色と呼ばれ政府から保護を受ける天才達の一人だった。そんな彼女と『家族』になった遠野星也は今日も鞠歌の創造した不思議で奇妙な生き物達襲われたりで大騒ぎ。ちょっとシュールなバイオロジカル・学園コメディ昔から天才とアレは紙一重などと言うように、天才という生き物は普通の人からすれば独創的で突拍子もなくみえたりするものですが、本作の主人公・星也は天才の鞠歌や彼女の創造した奇妙な生き物達に振り回されて日々大変なことに鞠歌の創造する生物はどれも奇妙でシュールだったりするので、本作は不条理系のコメディか何かだと思ってたんですが・・・実際に読んでみると若干毛色が違うような印象を受けました天才ゆえに理解されず実の両親に見捨てられた鞠歌普段家に寄り付かず、各地を飛び回っていながらも鞠歌を家族として迎え入れた父・勇作そして幼き日の敗北と不甲斐なかった自分を悔やむ星也、そして学園の友達や果てはペットのカメまでと、それぞれに抱えているものがあり、シュールなお話の随所でそれぞれのキャラのモノローグが入ってきて意外な深みがでてます２話のミドリガメの恩返しとか嫌いじゃないですねぇただ、鞠歌の発明する品々についてはかなりシュールその辺があまり受け付けないだけに評価に非常に困る・・・内面の描写の仕方がちょっと気に入ってるだけに、次も出たら買うんでしょうがねぇ

  2008.01.14

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• 【地を駆ける虹２】七位連一(MF文庫J)

  絶望の中『地の白』の力に目覚めたネイブは『天の黒』の力によって封じられた２人の仲間を救いだす手段を求めて、英雄と呼ばれたオリオルドの推薦状を持ち、国境の危険地帯ライオドーンを目指す。忍び寄る隣国の脅威にさらされた国境の街でネイブが出会ったのは、杖をつき立っているのがやっとの体で再び戦場に返り咲くことを望んでいる大男、スヴァルトだった。力を忌避した者と力を渇望した者全く似ていないような二人だが、その実どこまでも似ていて――絶望の果てに孵化するエレメントが大きくその在りかたを変えた世界で、少年達の色褪せない想いが交錯するファンタジー第二弾１巻まるまるプロローグって感じだった【地を駆ける虹】の２巻がでましたねぇ１巻は英雄に憧れるだけで力もなく口だけだった少年・ネイブが、英雄の実態とエレメントが孵化することの意味を理解し、大きな犠牲の果てに力に目覚める話でした今回は自分とよく似ていた男の生き様をめにしたことでネイブが手にした力を認める話といったとこでしょうかネイブとスヴァルト、二人は似てないようで根っこの部分ではよく似ていましたスヴァルトの生き様を見せ付けられたことでネイブはようやく『地の白』の力を誇れるようになり、戦場でも活躍することにネイブの成長という意味ではいい刺激になったわけですが、その裏には涙する者も・・・ほんといい娘なのに最後まで報われませんでしたねリゼッタ・・・彼女にはぜひ幸せになって欲しいものですそれにしても、今回初登場のエルザですが、彼女がヒロイン的ポジションになるのでしょうか？戦場でネイブが、エルザの力を借りた地の白を活かす戦法を思いつくんですが、てっきり最強の盾に守られたネイブを敵陣に打ち込む砲撃のような代物を思い浮かべたんですが、違ったんですね・・・まさか自由落下とは・・・

  2008.01.07

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• 【銀月のソルトレージュ４-扉なき仮宿-】枯野瑛(富士見ファンタジア文庫)

  リュカを失いし後、ジネットはアリスとの約束のため、そして何より自分自身のために、リュカを探す旅に出る。あれから２年戦乱に揺れる世界の中、ジネットはある少年に出会う。２年より前の記憶を持たぬという少年にひとつの確信を抱くジネットだが、既に彼には『守るべき存在』がいて・・・魔女が残した最強の魔導書を巡る不死者達の演じる戯曲はその真相へと近づくソルトレージュも４巻ですか２巻で消滅したリュカを追って旅に出たジネットですが、あれから既に２年の時間が跳んでましたそしてリュカの次の妖精の少年と巡りあう事に当然彼はリュカとしての記憶も無い別人であり、さらに『守るべき存在』を既に抱えている状態おまけにその相手がバレスの女王と何となくこれからの銀月は流転する妖精と、彼らの人生に関わっていくジネットといったスタンスで続くと思いきや、別にそんなことなかったんですねぇ・・・ソルトレージュの鍵が見つかったことで、それを巡って勢力図が大きく変わるほどの変化が逃走したアイツが再び現れたり、さらには回想シーンでしか出ていなかったはずの本当の騎士まで参戦し、次々と組織が姿を消すことにおまけにアルト翁までもが立ち上がり物語は一気に加速さらにはソルトレージュとそれを巡る世界の真相も次から次へと明らかに・・・まぁでもジネットは悲しいくらいに置いてけぼりでしたが（ぁそして何より、いよいよリュカが帰還を果たしたわけで次巻からいよいよ舞台は戻り、さらにはジネットも自分の感情を認めたとなると・・・これはアリスと三角関係に！？・・・実際には大きく展開している流れからそうそうそんな軽い展開は続かないでしょがねぇ・・・・・・２年経って成長したアリスも楽しみだなぁ（ぁ

  2008.01.05

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• 【戦闘城塞マスラヲVol.3-奇跡の対価-】林トモアキ(スニーカー文庫)

  凶悪な目つきのため書類選考で就職を断られ続け、人生に深く絶望していたヒデオコンピューターウィルスの精霊・ウィル子と出会ったことで負け犬人生に終止符を打ち、勝利を手にするため聖魔杯に参加することに持ち前の目つきの悪さと、いくつかの偶然が重なったことで何故だか優勝候補とよばれることに会う人会う人勝手に勘違いしていき、果ては阿漕な商売で暴利の限りを尽くす魔殺商会に雇われることに・・・伊織の命令で参加することになったハイリスク・ハイリターンのカーレース・聖魔グランプリに、魔殺商会の命運をかけて参加するはめに果たしてヒデオとウィル子は今回も生き残れるのか？目つきが凶悪な元ひきこもりの負け犬がどん底から這い上がる話（？）も３巻目です前作【お・り・が・み】のメンバーが登場しすぎな本作ですが、今回もヒデオたちは魔殺商会とエリーゼ興業のいざこざに巻き込まれることに・・・今回ウィル子感染の実情も明らかになりましたが、ヒデオとウィル子の二人が素敵過ぎた・・・！聖魔グランプリ編での彼らのやり取りがかなり好きでしたこの組み合わせ思ってた以上にいいですねぇ・・・【奇跡の対価】でのヒデオがガチだっただけに、次の話の出だしは吹いたあっさり引きこもりに戻るヒデオが、いやパジャマ神が素敵すぎるしかし、今回パロネタも加速してましたねぇMMMRのキ○ヤシ(仮称)とかスポット参戦過ぎるそれに反して戦闘とかは穏やかな感じというか今回の最高潮ってどう考えても冒頭の【奇跡の対価】よなぁ・・・アナザーサイドにしても徐々に舞台裏が見え初めてきてますねぇ・・・前作途中までしか読んでないから魔人達が既知なのか未知なのか判別に迷うとりあえず次も楽しみさなぁ

  2008.01.04

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• 【ゼロの使い魔13-聖国の世界扉-】ヤマグチノボル(MF文庫J)

  里心がついた才人だが、ハルゲニアで仲良くなった人たちを見て、そして何よりルイズの存在があり心を大きく揺らす。いつもの痴話喧嘩から何故かルイズといい雰囲気になった才人は、このままルイズの側にいることを選ぶ。その頃、ロマリア皇国に訪問していた女王アンリエッタより才人達に招集命令がかかる。どうやら要件は虚無の担い手であるルイズやティファニアに大きく関わる話のようで・・・？ゼロ魔ももう１３巻なんですねぇ・・・このシリーズ間延びしてｇｄｇｄになったり、かと思いきや突然盛り上がったりと浮き沈みがはげしいんですよねぇ正直戦争編の時キリそうになったんですよね（ぁもっとも、これが最後と決めた７巻ラストで才人が漢を見せたあの展開で心変わり賛否あるらしいが、そこからガンダールヴの力を失った才人がアニエスから戦い方を学び、自分の意思で再びガンダールヴになるって流れが、お約束ながら好きだったんですよねぇあと、タバサ救出のあたりとかも正直いつまでもダラダラと素直になれない才人とルイズって展開がかなりいらｎ（ｒｙそのあたりが毎回足ひっぱってましたさて、そんなわけで今回はというと・・・いよいよ二人の関係が一歩先に進むことにｇｄｇｄさにいらいらしてただけにこれは良かったルイズが少しだけ素直に、本当の気持ちに向き合ったのは良かったけど・・・でも才人が突然いつものごとにエロスに走ろうとするのは勘弁少しぐらい真面目モードでいってくれないかなぁ時たま見せるようになった成長した才人が気に入ってるだけに、あの部分だけは・・・まぁとりあえず、才人はいよいよルイズの側にいてハルゲニアに残る決意をすることにしかし、アンリエッタの命により、ロマリアに向かったことで事態は一変することに伝説の内の一人、ヴィンダールヴの主の虚無は異世界、つまり才人の世界へとつながるがる代物だった・・・と世界の扉が開いたため、才人のノートが偶然ネットにつながり、母親からのメールが届いたため再び里心が・・・さらにその姿をルイズが目撃していたことで事態は加速タイミングが悪いことに才人へのキモチが定まっていたルイズだからこそ、思い切った決断をすることにベタだけどこういう展開嫌いじゃないこうして、才人のために世界の扉を開いてもらう代わりに、生涯を虚無の使い手としてハルゲニアに尽くすことを誓うことにガリア王ジョゼフが再び進行を開始し、ヴィンダールヴの側も聖地奪還のため利用する気満々これからどうなるか楽しみ余談ですが、ガンダールヴの槍として戦車とかが出てきたのには焦りましたそのまま才人が戦車で戦いだしたらかなり萎える展開・・・やはりガンダールヴはデルフ片手に戦う様が好きです正直ゼロ戦で戦ってたあたりは・・・

  2008.01.03

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• 【きゅーきゅーキュート！６】野島けんじ(MF文庫J)

  『奇跡の血』を使ったことで目を覚まさなくなったキュート。その眠りを覚ますための施術をリィザ、カカ、そしてスキュースの３人が執り行うことになる。しかし、そのためにはササラ姫の能力を一時的に封じる必要が・・・そのためには理刀がササラ姫の唇にキスをしなければならいという。だが肝心のササラ姫は理刀とのキスを断固拒否！？おまけに姫が人間界にいる隙を狙って暗躍する影も・・・はたして無事キュートを目覚めさせることができるのか？そろそろ終わりそうーって雰囲気がただよってたきゅーきゅーキュート！ですが、まだ続くっぽい？前回行われた『妖精捕獲大会』で『ササラ姫の封印を解く』という目的のため、カカにより利用されたキュートは昏睡状態に・・・キュートを目覚めさせるためにリィザ、カカ、そしてスキュースのフォンターナ姉妹のトップ３が施術することになるしかし、そのためにはどうしてもササラ姫の『魔族に魔法を使えなくする』という能力が邪魔になってくる能力効果範囲は３０ｋｍだが、王位継承権第２位でありながらその能力で忌避されてきたササラ姫は常に危険が伴うため距離をおくのは難しい・・・そのため、彼女の能力を約５日抑えるため、理刀がササラ姫の唇にキスをしなければならないことに・・・しかし肝心のササラ姫はよくわからない少年相手にキスなど断固拒否カカは何とか２人にキスさせるためあの手この手を尽くすさらにはスィートや黒媛、巴に百香まで巻き込んで大騒ぎ？にこの隙に乗じて迫るスィートに、何だかよくわからないがもやもやした黒媛が妨害、超奥手な巴が精一杯の勇気を振り絞り、お子様な百香はキスということばにドキドキで・・・というか理刀モテすぎです・・・さらにフォンターナ家をライバル視する家のバカ息子がやって来て姫を亡きものにしようと画策したり、何故か理刀にだけキュートの霊体が見えるようになるなど大賑わい？奮戦の果て辿りついた病院で施術を行うことになるけど、あの施術前⇒施術後の一連の流れって最終回っぽくなかったでしょうか・・・(´Д｀；)これで最終回なのか？と思ったけど、あとかぎにはそれっぽいこと書いてないし、まだ続くのか？そういや正式にはまだ理刀とキュートってキモチ伝えあってないんだっけか？・・・でも盛り上げるだけ盛り上げて、伝えないまま終わるものも多いので、あれで最終回といわれても納得してしまいそうですが（ぁまぁ本当の最終巻ではフォンターナ姉妹総動員とかありそうですがね

  2008.01.02

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• 【風の聖痕Ignition5-幸せなイチニチ-】山門敬弘(富士見ファンタジア文庫)

  風の聖痕の短編集第五弾です作者の山門さんがご病気であるため、過去のドラゴンマガジンに掲載したストックを消費しての短編集です私はドラマガ自体購読しないようになって随分になりますが、風グマはその後も立ち読みを結構続けてたので、今回収録分は既読だったみたいそれでもちょっと懐かしくなったかな【幸せなイチニチ】表題作の短編。珍しく綾乃が幸せなまま終わります最後にオチとして弄られずに終わるのってほんと少ないですよねぇ・・・（遠い目【サトリ】サトリの妖怪の一人称で進む話和麻マジえげつない・・・でもそれでこそ、ですよね！【ふたりの和麻】【ブラック＆ホワイト】ある日街に現れたのは善人な和麻！？しかし、本物が黒和麻で、贋物が白和麻って・・・ぴったりじゃないか和麻はやっぱり邪道であってこそだと思うんだ【特別な男】・・・ほんと、世の中にはいるもんなんですね（憐憫【ある愛のかたち、再び】特殊資料整理室のバカップルの話リターンズ（ぉしかし、ほんと綾乃と和泉は似ているようで肝心なとこが似てませんね・・・もうちょっと素直になって欲しいものです【学園の風景】なんというか、ほんと案外こんなもんなんですよねぇ視点が変わるとまた見えてくるもの、受ける印象も変わってきて・・・それにしても、収録一話目は幸せなうちに終われた綾乃だけど、この巻全体でみたら最後は説教でって・・・自業自得とはいえ不憫な・・・（合掌

  2007.12.29

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• 【モノケロスの魔杖は穿つ４】伊都工平(ＭＦ文庫J)

  立木ヒロの死―――その事実が『王国』や周囲の人々に与えた影響は大きかった。麻奈は生きる目的と理由を失い、律は平和な幻想にその身を委ね、そしてセシリアの心は崩壊の一途を辿る王国の構成員が散り散りになる中で、喜連川は人類主導による竜族救出作戦が計画されていることを知る。絶望的な状況の中でセシリアが捉えた希望とは―――？王国ファンタジーは早くも最終巻です・・・前巻ラストは立木ヒロの死という衝撃的な終わり方でしたが、今回はその直後からヒロの死が与えた影響は非常に大きく、周囲の人々の暮らしも大きな変化が特に麻奈と律はその前に明かされた真実が大きかっただけに痛々しいものが・・・さらにセシリアもヒロの死を目の当たりにしたことで心が衰弱し鏡像たちは次々と機能停止にしかし、ヒロの生存の手がかりになる情報を得たことで物語は一気に加速することに人類主導のドラゴン救出作戦の部隊に侵入した麻奈達と、そしてヒロの帰還―――そしていよいよヒロ―――長川史郎が１２年前に計画した麻奈を救うための壮大な計画は最終局面へ向かうことに・・・というか周囲はどうあれ、ヒロにとっては一人のために全て計画し実行した計画なんですよねぇ・・・最終的に為したことを考えるともう何と言ってよいやらそれにしても４巻で完結とか勿体ないなぁ駆け足でいかずにもっとじっくりやって欲しかったものです・・・果たして別作品でヒロ達に見える時はくるのか・・・？

  2007.12.27

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• 【ぷいぷい７！】夏緑(MF文庫J)

  シエラがまさかの赤点で留年の危機！？留年を回避するには三者面談がひつようだが肝心の両親に連絡がつかない・・・。絶体絶命のピンチに陣を頼るシエラだが、肝心の陣は何故かアルフと京都へ向かっていた。はたしてシエラはこの危機をどう乗り切るのか・・・？というわけでぷいぷい！の７巻です物語はここにきて大きく展開していきます楔形文字を愛する考古学マニアな陣がいよいよ聖櫃を発見でもそれは自分の夢のためでなく、留年の危機に瀕してるシエラのためというのが一番の目的ここにきて陣も完全にプライオリティが変わったみたいシエラのことを意識しだしていらい少しだけ魅力が減じてた陣だけど、ここにきてかなり良い感じにまだ素直じゃないとこあるけど、ブレなくなり、相変わらずの智恵で大活躍というところシエラはシエラで両親が家に戻り、もうランプの魔神になる必要がなくなったことで、より一層陣とのことを想うようになりましたし聖櫃が見つかり、アークダイモンは残り２柱・・・そしてシエラの両親に陣の父親まで出てきて物語は一気に佳境へ心配してた本田聡子衝突フラグも回避され、後顧の憂いも無くなったとこで、いよいよラストバトル、なのかな？続きが気になるところ

  2007.12.26

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• 【円卓生徒会６】本田透(スーパーダッシュ文庫)

  再びケルト世界へと渡りキャメロット城にやってきた亜砂達を待ち受けていたのはエリン国の王子・ランサーだった。彼はトリスタンの妹・イゾルデを身を差し出すことを要求し、応じなければ開戦することも辞さないという。開戦か引渡しかを迫られた亜砂達円卓生徒会のメンバーであったが、討議の最中に紅龍モーガンの調合した薬をまとめて飲んだせいでトリスタンがケミカル・ハッピー状態に！？さらにハイになったトリスタンはイゾルデを攫っていってしまう。当惑するメンバーだが、戦争を避けるためにはまずトリスタン達を連れ戻すしかない。こうして一行はトリスタン追跡の旅にでることに。はたして無事捕まえることはできるのか・・・？今回はいつも絶望しているダウナー系で、さらには毎回存在を忘れられる悲しい存在なトリスタンがメインな話・・・のはず（汗モーガン姉さんの調合した薬をちゃんぽんしたせいでケミカルハッピー状態になり、イゾルデを攫って暴走三昧です脚光を浴びるにはこうまでしないとはいけないとは実に不幸な子・・・メインな筈なのに、相変わらず不遇で、まともになると急に脇役に・・・泣けます今回トリスタン達の追撃の旅であるにも関わらず亜砂と鞠の仲も微妙に進展することにその一方で女神な母親もとうとう出てきた半人半女神なラーンスロットの方は・・・この子はこの子で報われないキャラですよねぇ・・・・・・普段の痴女っぷりさえなければもっと良いキャラなのに（ぁ何はともあれ、今回はバタバタあったけど結局トリスタンを取り巻くあれこれは解決せずエリン国へと連れ戻された彼女らを連れ戻すにはトーナメントに参加するしか道が無くなるその一方で、トリスタンは多額の債務(自業自得)から妹を守るためにある覚悟を決めることに―――次こそほんとのトリスタン編らしい・・・ほんとだよね？最後に、おまけとはいえモーガン姉さんの出番があってよかった（ぉ

  2007.12.26

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• 【ドラゴンクライシス！-新学期は大騒ぎ!!-】城崎火也(スーパーダッシュ文庫)

  数々の事件を乗り越え、いよいよレベル１０の遺物使いとして登録を決意した竜司。夏休みも終わり、平和な２学期が来るはずだった・・・が。竜司の平和はある転入生の登場で崩れ去る。さらにはチャイナ服の上に白衣を着た世界遺物保護協会の研究員が竜司の調査のためにやって来て大暴れ。おまけにアイまで乱入してきて騒動は大きくなるばかり。果たして竜司の平穏な学生生活は、そして無事登録は完了するのだろうか・・・？世界的に有名な遺物使いを両親に持ち、自身も世界で数人しかいないレベル１０の遺物使いとしての力を持つ如月竜司は、幼い頃の出来事がトラウマになり遺物を使うことを忌避していたしかしレッドドラゴンの少女・ローズとの出会いをキッカケに、再び遺物を手にブラックドラゴンとの決闘、ホライトドラゴンの王女からの依頼、レベルＡの遺物を狙う怪盗オッドアイとの戦い・・・数々の事件を経て協会にレベル１０の遺物使いとして登録することを決意した竜司今回は新学期が始まった竜司の元に、登録のため協会の研究員・ビアンカが襲撃してきます問題のビアンカは英理子さんすら苦手としているような変人で、教室にいきなりバズーカをぶっ放して登場する始末ビアンカによる様々な検査に、ローズが身を案じたり、再登場した実咲はちゃっかり情報を収集したり、おまけに両親の元に戻ったアイまでもが乱入してきて大変なことになります今回の話は次回からの事件へのつなぎのようなもので、軽めだったかな？それにしても竜司くん、モテモテですまぁ自覚０だけどさて、次回からのレベル１０の遺物使い襲撃事件はどうなるんでしょうねぇ？

  2007.12.25

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• 【獅子の玉座(レギウス)】マサト真希（電撃文庫）

  王獅子の至宝―――手にした者が『万界の王』になれるというそれを巡り、様々な者共の思惑が交錯する。大神アル＝エルの定めし運命に導かれるかのように、赤毛の元海賊の傭兵、虜囚の身となった聖王国の聖王女、そして侵略国の妾腹の皇弟達が王獅子の至宝を求め聖座島へと集う。『英雄の遺産は使うものではなく、守るものである』聖王家に残されし王獅子の至宝についてのことばは一体何を表すのか―――英雄ライオネルが『無貌の王』を討伐する際に6人の兄弟神より賜ったとされる６つの神具、神々の創世の伝承、そして王獅子の至宝。至宝を求めた彼らが目にした真実とは―――ディフェンソルやスカイワードでおなじみのマサト真希さんの新作は、手にしたものが『万界の王』になれるという王獅子の至宝を巡ったファンタジーです海賊王であった養父の形見である喋る獅子を象った長剣を手にした赤毛の元海賊・レオンと、至宝を管理する聖王国の聖王女にして、国を蹂躙された亡国の虜姫のアリアン。拾われ子と王女―――本来交差することのなかった彼らの運命は、互いに至宝を求めたことによって交わることに片や褒章として船を手に入れ、再び海へ還るための手段として、片や蹂躙された祖国を蛮族の手から取り戻し、国を再建するため。互いに利用しあうという名目で二人が道を共にすることになるのですが、初め互いの印象は最悪口を開けば口論になる二人ですが、数日間の逃亡の旅の中で次第に変化がみられ・・・といった王道的な展開王道ゆえに魅かれるものがあり、ツボでした様々な陰謀が渦巻く中、たどり着いた至宝は伝承とはどこか違い・・・さらにレオン、アリアンそれぞれの信条も大いに揺るがす人間達の舞台裏の背景も・・・何が真実で、何が嘘か曖昧な中で、レオンはアリアンにより、アリアンはレオンによってそれぞれの生きる意味を見出していく聖座島での死闘の末、レオンはアリアンのために、英雄ライオネルのように旅立つことになる手元にあるのは獅子の意匠を施された喋る剣とぼろい船のみ絶望的な戦力差から冒険がはじまる、といった感じです命を救う際に妹神が齎した言葉等いろいろ謎も多く、続きがきになるところ

  2007.12.17

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• 【ミステリクロノ２】久住四季(電撃文庫)

  クロノグラフ―――天使が管理していた時に纏わる様々効果を宿したそれらが、ある天使の過失で嫁沼の街に散逸する。天使はその罰により人間にされ、再び天使に戻るため散逸した７つのクロノグラフの回収の任につく。そんな元・天使の阿部真里亜を保護した遥海慧は友人の穂吹武臣や小布院夕凪らと共にクロノグラフの回収を手伝う。夕凪の思いつきに巻き込まれ１ヶ月学校を休んでいる同級生の家を訪れた慧達は、彼がここ半年に渡る記憶を失っている事を知る。記憶の欠落をクロノグラフによる人為的なものと疑い、慧達は彼の失った半年間を調査することでクロノグラフの所有者を捜し始める―――時を操るクロノグラフを巡ったミステリの２巻目今回は『時間欠落』のクロノグラフで現在から指定した期間の記憶を消失させる代物です。慧達はクロノグラフの所有者を見つけるため、被害者の失った半年間を調べることで所有者が何故被害者の半年間の記憶を奪う必要があったかを推測しようとします。被害者の秋永や失われた半年の期間に付き合い始めた恋人の羽澤明里から聞いた話にでてきた、記憶を奪われ目を覚ました翌日秋永に絡んできたというデコボココンビの二人組み、そしてその二人を使って秋永を呼び出そうとしたショウジ。記憶が失われた半年前の中学３年の秋から卒業前まで学校で様子がおかしかったという秋永。果たしてこの半年の間に一体彼に何が・・・といったのが今回のお話です今回は『ショウジ』に思いっきりひっかけられました・・・二人組みが出てきた時点で犯人だとあたりをつけてたショウジが完全にシロだとわかり、当のショウジが実際登場した時点で犯人に気づけたんですけどまぁ、ラストで慧が祖父に話した話については、奴の登場時点での推測通りだったけどとりあえず残りのクロノグラフは５個次はどんな『時間』で謎を組み立てるのかなぁそして化け物と人間の境界線で悩む慧はどうなっていくのか、続きが気になるところ

  2007.12.14

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• 【嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん-死の礎は生-】入間人間(電撃文庫)※ネタバレ全開注意

  バレンタインの季節。街では、複数の動物殺害事件が発生していた。マユがダイエットと称して体を刃物で削ぐ行為を阻止したその日。僕は夜道で死んだはずの妹(多分)と出会う。　そして妹っぽいものに遭遇した翌日。　僕は学校の朝礼で知る。無自覚な悪意の伝染について。　三ヶ月の短い静穏へ精一杯の反抗を示す惨殺したい事件。最悪な、殺人街としての街興しが、再び始まったらしい。　あー。この立役者は、僕の妹(暫定)なんだろうなぁ、きっと。　・・・口癖の出番は、あるなら早めによろしく。八年前に起きた小学生の男女監禁事件その被害者で、そして犯人殺害の加害者御園マユことまーちゃんは長きに渡る監禁と過酷な虐待で壊れ、自分を『まーちゃん』と呼ぶ『みーくん』だけを必要とし、他を切り捨てる同じく被害者で、そして加害者の親族の僕は、『まーちゃん』と呼んでくれる誰かを求めるマユに対して『みーくん』として生きることを決意する本物のみーくんこと菅原道真が起した三ヶ月前の殺人事件で負った傷も完治し、学校に復帰した僕とまーちゃんですが、街では連続の動物殺害事件が発生していて不穏な状況動物殺害というニュースに八年前の事件の起きる前に失踪した妹を想い出す僕ですが、バレンタインの夜死んだと思われていた妹らしき人物とばったり出会うその夜とうとう人間が惨殺されていたことを知るもしかしてこの事件は妹の・・・？相変わらず【戯言シリーズ】や【CROSS CHANNEL】とかを彷彿させる(ループはしないけど)近作ですが、今回は僕ことみーくんに焦点が当たってます八年前以前に自殺した兄、そしてその後失踪した妹軽くしか触れられていなかった家族に話も出てきて、みーくんの根源はさらに深そうな様相それにしても今回、出るキャラ出るキャラ病んでますね・・・だがそれがいいのですが！（ぁ狩人なにもうと言葉をキープする自分ルール全開プロ電波の伏見どちらもかなり魅力的に思えました（ぁさらに恋人が殺されたことで狂い復讐のため徘徊する一宮に美化委員の鏡と凄い布陣相変わらずジョロニモこと警察の奈月さんも良い味だしてましたそして何より、今回は１巻で心療内科医から上級職のニートにクラスチェンジしたまま出番の無かった恋日先生も再登場（電話での会話のみだけど正式に復帰とかしないのかなぁ・・・とりあえず有能な恋日先生の後押しでみーくんが少しだけ変わり始めてきましたねこれからどうなっていくのでしょう？そう言えばマユに付きまとってる爽やか君は諦めないままだなまだ粘るのか、彼？恒例のカバーの裏面の仕掛けですが、今回はまた違った趣向でしたねいつもの病んでるセリフ抜粋（ぉ）は口絵のとこに移して、今回は暗い夜道とシンプルなセリフで感じ出てました次はどんな趣向でくるんでしょうねぇ最後に・・・・にもうとよ･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･

  2007.12.14

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• 【9S-memories-】葉山透(電撃文庫)

  【夏の日の空になりたい】八代一２２歳。ADEMに就職したばかりの彼がNCT研究所で出会ったのはやけに偉そうなちびっ子の女の子で・・・。簡単な御使いのはずだった彼の初めての仕事はいつのまにか遺産による事件に発展。解決するのは新人の彼と人のよさそうな岸田博士、そしてやたら偉そうなちびっ子の３人だけで―――【Romantic holiday】真目麻耶１１歳。父・不坐から誕生日のプレゼント代わりに渡されたのは婚約者候補達のプロフィールの束だった。唐突な政略結婚話、自分を測っているようにしかみえない家族達の行動。何もかも嫌になった麻耶は、初めて『安全な庭』から外の世界へと冒険に出かける。初めて触れる庶民の街は何もかも新鮮で、そしてわからないことだらけで・・・そんな中出会った少年に麻耶が初め抱いた感情は敵愾心で―――【亜麻色の髪の娘】２０年前、若き伊達真治はソ連から亡命してきた一人の老人を護衛する任務につく。美しき亜麻色の髪の女性の従者を引き連れたその老人はマッドサイエンティストの名を欲しいままにする稀代の科学者であった。祖国を愛し、生粋の人種差別者の彼がわざわざ亡命先に日本を選んだのはとある科学者が世界に発信した一つの暗号が大きく関わっていた。世界中の誰もが無意味な記号の羅列で誰かの悪戯と決め見向きもしなかったその理論に目をつけた彼は、その理論を立てた者を自分の配下に取り込もうと画策し―――９Ｓの物語の始まりはある２人の男の邂逅であった・・・９Ｓの短編集の２冊目・・・というより中篇を３本といった感じです電撃ｈｐに掲載された由宇と麻耶、二人の５年前の話と、書下ろしとして９Ｓの第０話ともいうべき全ての始まりの計３話が収録されいます山本ヤマトさんの描く子供の頃の由宇と麻耶、そしてクレール(ママ)のイラストが素敵過ぎます・・・！【夏の日の空になりたい】由宇と八代の出会いの話です１２歳の由宇はまだ拘束衣で束縛されることもなく、恐ろしいまでの頭脳は持っているが身体能力は同年代の平均よりも少し劣る・・・といったような、１７歳の由宇を見て来た身としては耳を疑うような評価ですよねそしてまだこの頃は喋りこそ男のような口調で、非凡な賢さも表出してはいるものの、どこかまだ子供らしさ、女の子らしさが残っている感じがしました新人の八代の方は・・・相変わらずといった感じでしたけど（ぁ一連の事件の解決のため由宇が支払った代償は大きくて・・・未だ彼女を救う王子様は現れず、といったことでしょうか檻の中の少女と檻の中のゲノム・リモデルのキメラ生物・・・どこかしんみりしてしまうような話でした【Romantic holiday】極度のブラコンと名高い(?)麻耶がブラコンになるキッカケとなった話です（ぉ初対面の印象は最悪だったという話は以前にもチラリとでていましたが、今回はそのエピソードです初めて家を飛び出した麻耶の冒険譚で、現在の麻耶に変わるキッカケでもある話こっちもやはり本編の時間軸の性格とは若干異なり、お嬢様然としてます１２歳の闘真の方はまだまだ未熟といった感じそういえばまだ血と殺戮衝動を司る人格は覚醒してなかったんでしたね・・・まだどこか幼い闘真と麻耶のやり取りや、アルバムを広げ思い出話をする由宇と麻耶のやり取りが非常に良かったです【亜麻色の髪の娘】警備を担当した伊達、マッドサイエンティストを測ろうとした真目不坐、そして当時は名も無き科学者だったあの男―――まだ世界が峰島勇次郎に震撼させられる前のお話で、９Ｓの原点となった出来事です当時のマッドサイエンティストは世間的には天才とされていたが、あくまでそれは人の範疇の話一方、当時の峰島勇次郎といえばまだ無名ですが、やはり次元の違う存在でしたというか、彼の原点が描かれたことでより一層異次元ぶりが際立ってますよねぇ・・・そういえば由宇が生まれたことで自分の名を勇次郎に改名したという設定なので、この話の時はまだ峰島勇なんですよねぇ・・・まぁ９Ｓの原点という意味でもこの中篇は重要なんですが、それよりもこの話の見所はなんといっても先代の鳴神尊・蛟さんとイヴァノフの実験体にしてクレールのママでもあるクレール(ママ)のロマンス(ぁ)ですよね！若かりし頃の蛟さんの日常を司る方人格は歳を重ねた闘真といった感じでしたし、クレールの方は最初こそ暗示で無感動な感じでしたが、蛟さんとのやり取りを経ての変化が・・・蛟を慰めるシーン、伊達に感謝を述べるシーンとか良かったですし、蛟との別れの時の殺し文句がまた・・・そしてラストにさり気なく書かれてましたが、アメリカに渡るクレールの新しい名前が・・・アメリカであの名前ってことは・・・ってことですよねぇ・・・それはともかく、娘のクレールと同名である理由は良かったでも、そう考える蛟さんの死に際は・・・・今回の短編集良かったですでも、だからこそ余計に本編の続きが気になる・・・！はぁ・・・次はなるべく早く出るといいなぁ・・・

  2007.12.14

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• 【れじみる。-Junk-】藤原祐(電撃文庫)

  一連の『虚軸』を巡る事件は全て終わり、様々なものを失いつつも『日常』を取り戻した晶達。殊子に里緒を失ったことを筆頭に、一連の事件は今も晶達の日常に大きな影を残していた。事件から二ヶ月、狭間学園は文化祭を迎えていた。日常の中の非日常――文化祭を回る中で浮かび上がる思い出たちそして祭の中で彼らが辿りつくのは・・・８巻をもって完結したレジンキャストミルクの後日談(?)の短編集です本編ラストの文化祭のエピソードを膨らませ、過去の回想から再び歩き出すまでの一連の流れになってます第一話【ナンパ×休日×ショッピング】本編の１年近く前のお話ナンパ男(と晶)に待ち受ける喜げｋ・・・悲劇ギャグ話第二話【ナース・アタック】里緒が日頃お世話になってるネアのためにナースの格好でお手伝いをし、殊子と蜜が大変な目に合いそうなる話本編の半年前ぐらい晶と里緒の友情話でほんのり良い話ついでに蜜が里緒を苦手とするきっかえとなる話でもあるらしい第三話【湯当たりクライシス】殊子、蜜姉妹の話おバカなノリだが殊子の蜜への思いやりが滲んでいます第四話【ありがと、ばいばい。】虚軸を失ったことで以前のお人形のように人と上手く喋れない内向的な性格に戻った蜜君子や硝子達友達が蜜のためにあれこれ気を使ってくれればくれるほど、上手く接することができない自分が嫌になるそんな蜜が殊子と虚軸を失ったことで立ち止まっていた状態から再び歩き出すまでのお話晶に硝子、君子達友達、そしてネアの想いを受け『人形だった昔の自分』と『何もかもを破壊することを望む固定剤だった自分』に感謝とお別れを告げ、再び歩き始めるシーンがグッときますそして今まで散々ツンデレしてきた君子とようやく親友として再び手をつないで歩きだすという終わり方は感無量蜜と君子、そして晶と硝子２組がそれぞれ互いに手をつないで歩くシーンで終わり、今度こそしっくりくる結末でしたでも最後のパラレルパロディでぶち壊しだぁーーーーΣ（￣□￣！？

  2007.12.13

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• 【きみと歩くひだまりを】志村一矢(電撃文庫)

  人類の天敵・妖獣が登場して約一世紀、地上の約６割は妖獣が闊歩する死の大地・妖獣地帯と化していた。妖獣と戦う妖殺士を育成する光風学園に通う杉崎星也は、幼馴染の神代ひなたと共に妖獣地帯で危機に陥っていたところを一人の美少女に救われる。少女の名は安藤美月。光風学園一の魔法使いである美月はしかし、死神、相棒殺しと呼ばれ、周囲から恐れられていて・・・ひなたと美月。ふたりの少女との別れと出会いが、少年と世界の運命を大きく変えていく―――【月と貴女に花束を】、【麒麟は一途に恋をする】でお馴染みの志村一矢さんの新シリーズです。実はわたし、一応一揃え全部蔵書にあるんですが、月束の一部と麒麟未読なんですよねぇ・・・月束刊行当初リアルタイムで最終巻の一つ前まで読んでたんですが、諸事情により最終巻のみ未購入のまま大学まで進むことに、一度既刊を手放すことにこっちにきてからしばらくして古本と新品で全巻揃えました。当時並行して集めてた麒麟の方は月束とのリンクがあるということで月束読破まで封印することにしてたので、既に読んでいた１巻から月束を読み返してたんですが・・・未だに４巻を読み終えた時点で止まってたり（ぁ当然麒麟は未読のまま溜まり、ついには完結そしてインターバルを挟みとうとう新シリーズが出た次第・・・とりあえず今回は独立した世界なので先に読むことにしました今回のお話は突如現れた妖獣達によって人類は世界の６割ほどを失い、残りの４割の土地で神の盾という魔法に守られながら生きている世界です背景として、大航海時代の初期に人類は魔法を使う種族と邂逅を果たし、魔法を手にしており、世界大戦の頃まで魔法により繁栄とより凄惨になった戦争を重ねていた、といったものです魔法を使う人類でも妖獣襲来当初全く歯が立たず敗走を重ねることになりますそんな中現れた１０人の賢者の魔法使い達によって人類は滅びを免れることにそして１０人の賢者は妖獣と戦う術として荒神のような魔法と、都市の守りとして神の盾を残し消えた、という状態それから一世紀近く妖獣との戦いが続いている世界で、星也とひなたは４年前に互いの両親を殺されて以来、『正義のミカタ』に２人でなることを約束し、妖殺士を目指すようになる学園では優秀な成績を収めつつも、まだ平凡であった星也はひなたとの別れと、美月との出会いによって次第に変化していくことになります今回は決意し、歩き始めるとこまでといった序章のようなものだったので、これからの展開が気になるところそして星也（および観星？）の暴走状態の謎や美月の姉や過去の出来事、そしていかにも今後悪いほうへと転げていきそうなひなた（夢の内容といい、過酷過ぎる訓練方法といい悪い予感しかしない）・・・物語は始まったばかりで、謎だらけですはたして星也と美月は無事天上院に辿り付けるのか・・・？

  2007.12.13

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• 【乃木坂春香の秘密７】五十嵐雄策(電撃文庫)

  容姿端麗で才色兼備、『白銀の星屑』という二つ名まで持つ超お嬢様、乃木坂春香。大晦日から年明けにかけての世界で一番ながい一日の出来事を経て祐人と春香の関係はまた一歩前進。明けて新学期、椎菜の誘いでグループ旅行で長野まで三泊四日温泉旅行に参加することになった春香たち。初めてのグループ旅行、温泉卓球、声優イベント、お風呂でバッタリなお約束的イベントから、吹雪の雪山での一夜と、また様々な経験を経て二人は―――テレビアニメ化も決定した乃木坂春香の７巻目です６巻から起承転結の転の部分に突入したわけですが、今回もやきもきするようなゆっくりとしたペースではありますが、祐人と春香の仲が進展していきますというか、ほんとじれったいぐらいの進度ですよね、この２人の関係・・・でもまぁ、転に入ってからは以前よりも格段に進歩してますがそんな今回は初めてのグループ旅行で二人の仲も急接近(接近という意味ではこれまでで既に充分すぎるほど接近している感がありますが)です二人で声優イベントに参加したり・・・というかアニメキャストで声優ネタ使ってくるとは・・・充分予想できたけど（ぉそして凄い、桃色空間・・・な温泉卓球罰ゲームを見て一部怪しい方向に覚醒しかけてたりお約束の露天風呂でどっきり！？も今回標準装備されてましたさらにはもはや巻末の定番的な二人が急接近するイベント今回は旅行前にわかりやすく伏線があったので巻末のイベントは予想通りでしたそんな感じで良い雰囲気でしたが、徐々に大きな動きに向けた環境が整いましたねいよいよ椎菜が決意し、春香の方でも・・・これからの展開が気になりますね今回も美夏を筆頭に、乃木坂メイド部隊も大暴れ(?)してましたねぇもちろん二人のダメな大人たちも（ぁそして罰ゲームの命令（除く澤村）が可愛すぎた・・・！・・・それにしても、今回那波さんがやたらと影が薄かった気が・・・（ぁ

  2007.12.12

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• 【狼と香辛料6】支倉凍砂(電撃文庫)

  レノスの町でホロが告げた言葉は「旅を終わろう」という衝撃的なものだった。ロレンスなりの答えを返したことで商人と賢狼の旅は今ひと時続くこととなったが、旅の終わりが見えたことで2人の足は鈍る消極的な寄り道としてエーブを追うことにした2人は船に乗り、一路港町・ケルーべを目指す馬車とは違った船の旅のどこかのんびりとした穏やかな時間が2人にもたらすものは・・・船旅の途中で出会った元学生のコルを交え二人の旅は新たな局面へと踏み出す―――旅商人のロレンスと賢狼ホロのヨイツへの旅もいよいよ6巻目ですね前の巻で旅の終わりに直面したことでロレンスが出した答えがまた一つ、2人の関係を変化させました今回は5巻のラストの直後からスタートということで、ホロとロレンスのやり取りが、ホロとロレンスのやりとりがぁ・・・！（言葉にならない叫びなんというか、こう思わず布団の上をゴロゴロ転がりたくなるような、思わずにやけてしまうような雰囲気がにじみ出てますというか、講義中に読もうと思ったけどのっけから全開でさすがに読むのを断念しました流石に講義中にニヤケてたら気持ち悪すぎるしね！思えば【狼と香辛料】刊行当初、電撃大賞の受賞作の一つとして店頭に並んだのを見て「ファンタジー風なのに剣と魔法も(あんまり)でてこない？商人の商売の旅の物語？そんなのが面白いのか・・・？」という感想しか抱かず、物見遊山で他の作品のついでとして購入したような時期がボクにもありました（ぉ結果として第12回の受賞作で一番はまったのが【狼と香辛料】なんですよねぇ・・・経済ファンタジーという新たな試みに対する目新しさは薄れ1巻の頃のような衝撃はなくなりましたが、その分旅が進むにつれて刻々と変化していくホロとロレンスのやりとりがたまりませんそしてホロが魅力的過ぎる！読み始めた直後は違和感があった郭言葉ですが、これがまた魅力を引き出すのに一役買っているように思えますホロの老獪にロレンスを手玉にとるやり取りと郭言葉が実に合うあぁホロに弄ばれｔあせdrftgyふじこlpはいっ！（編集点）前回旅の終わりが定まったことでホロもロレンスも終わりの後に目を向けることにそしてこれまで急ぎ足だった旅はここに来て停滞の様相を見せます今回はそんな停滞から、目的に向かうための【過程】が決まり再び2人が進みはじめる為のお話です旅の仲間も増え、いよいよ次巻より終わりへの旅が始まりますこれから3人の旅はどうなるのか、次も期待です

  2007.12.12

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• 【断章のグリム６-赤ずきん・下-】甲田学人(電撃文庫)

  『グランギニョルの索引ひき』によって【赤ずきん】の形で現出する【泡禍】が予言された。蒼衣と雪乃の二人は失踪事件を発端とした一連の【泡禍】の解決を手伝うため休日を利用して事件の起きた町のロッジを訪れる。しかし現地のロッジ内の不和が元で泡禍に関する充分な情報が得られずにいた。そんな中独自に調査をする２人の前に姿を現した風乃が導いた先には人の姿を模した怪異が。その怪異の扱いを巡り雪乃と勇路が衝突し、勇路は雪乃に対して断章を向け怪我を負わせる。倒れた雪乃。未だ不透明な赤ずきんの泡禍。果たして蒼衣はひとりで泡禍の真相にたどり着けるのか―――神が見た悪夢神は全知ゆえにありとあらゆる恐怖を夢に見ることにしかし全能なる神は眠りの妨げとなる悪夢を切り離す切り離された悪夢は泡となり、全知ゆえの普遍性で人の集合的無意識の中に溶け込む溢れ出した泡が人の器を越えた時、悪夢は泡禍となって現出することに―――ごく稀に泡禍に巻き込まれ生存した者は、大きなトラウマと引き換えに悪夢の断片を断章として引き出せるようになるそんな断章を精神に宿した者たちが集まり、泡禍による新たな被害者をださないための団体・断章騎士団そんなオーダー・オブ・ザ・フラグメンツが何故その存在を隠して活動しているかが今回明らかに・・・というか、まぁうすうす予想ついてたものでしたが(ぁ上巻では皆を守り被害者を出さないヒーローのような騎士になることを目指している勇路が、幼馴染で失踪事件の目撃者でもある愛の存在を隠していたため蒼衣達は事件の詳細がわからず調査が難航することに・・・そんな中で解決編となる下巻の今回赤ずきんの役割が誰かは予想が付いてたけど、流石に全景はさっぱりでした・・・というかいつも以上に今回のは判りようが無かった気が毎回毎回童話の象徴と符号を上手くつかってて読み応えがありますそして相変わらず場面描写が凄いですよねやはり断章のグリムはオススメのシリーズです・・・もっとも、勧めてもなかなか読んでもらえないんですがやはりグロテスクなまでの泡禍描写が問題なのか！？もはやよく訓練された読者状態なしぐれは全く気にならない域に達してるんですがねぇ

  2007.12.11

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• 【れでぃ×ばと！５】上月司（電撃文庫）

  元超お嬢様学校の私立白麗陵学院は資産家の子息や令嬢、時には小国の王族まで通っているような上育科と、メイドや執事を養成するための従育科とがある学院である茶髪に鋭い目つき、耳には三縦安全ピンと見た目は完全にヤンキーな日野秋晴が執事を目指し白麗陵に編入してから早数ヶ月巻き込まれ型苦労人の秋晴は様々なトラブル(主に女性関係)に巻き込まれながらも日々執事になるべく奮闘中いろいろあった夏休みも終え、いよいよ二学期へ突入魔法少女に試験に体育祭と今回も秋晴の受難の日々は続くれでぃ×ばと！もいよいよ５巻に突入今回出てきた魔法少女でどうやら想定してた登場キャラはあらかた出揃ったらしいですねぇ役者も揃い、ヤムチャこと腹黒幼馴染のスイッチが入ったことで物語りも（あくまで水面下で）動き出した感が思えば元庶民の幼馴染で再会したら優等生のお嬢様、しかしその実態は腹黒でいじめっこという鳴り物入りでメインヒロイン然として１巻から登場したものの、その実ヒロインらしいところは全てドリルに持っていかれ、さらには新キャラが登場するたびに解説役に周り、ヤムチャポジションを欲しいままにしてきましたてっきりドリルがメインヒロインになるかと思いきや、キモチを自覚したことで一気に遅れを取り戻すことに寧ろドリルが自覚に至ってない分朋美の方が優勢・・・？まぁ秋晴の方でも轟とセルニアが親しげに(秋晴視点)はなしているのをみて、無自覚ならも心を乱してたりするのでまだまだ勝負は分からないのでしょうがとりあえず体育祭の話の後編が次巻にずれこんだので続きが気になるところできればエロスは控えめにれでぃ×ばと！無駄にエロスに走ってグダグダになるのが厄介なところ

  2007.12.10

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• 【時載りリンネ！２-時のゆりかご-】清野静(スニーカー文庫)

  本を読むことで生きていく【時載り】の一族お隣のリンネは時載りの【街の住人】であるのに大の本嫌いでそんなリンネが今年の夏の事件の中で『時の旋法』を手にし【時砕き】の一員になることに時砕きになれば「物語のようなわくわくする冒険のような毎日」が待っているかのように思えたが、現実はそう甘くなく待っていたのはいつもどうりの平凡な毎日である日箕作家に送られてきた大量の本をきっかけに、リンネに年長の友達が出来るその出会いをきっかけに再び時載りリンネたちの冒険がはじまる今回は前回の事件で長柄さんからリンネが『時の旋法』を引き継いだとこから、正式な【時砕き】として認定されるまでの間の話といったところ新しくできた年上の友達からの依頼でとある変わり者の時載りの家具職人が残した家具をオークションで競り落とすことから始まった事件は、【バベルの塔】のリンネが時砕きに就任することに反対する一派の存在や、【逸脱者】の介入によって街中の時計が狂う事件に発展していく事件の解決を時砕きの同僚・ハルナに託されたリンネは時載りとしての特訓だけでなく嫌いな読書だってきちんとこなし事件の解決へ向けて奮闘していくことに・・・本を糧として無限の時を生き、２００万字の文字を読む毎に１秒だけ時間を止めることのできる【時載り】にまつわる話も２巻目ですが、相変わらず時砕きのリンネの凄さはいまいちよくわからないのはどうなんでしょというか、糧であり武器にもなる読書が嫌いって致命的だよなぁまぁ逆にバリバリの読書家だと今度は時間止め放題で野放図になるからこれでアリなのかな？お気に入りはあとがきにある「一部」に激しく該当することに（ぁほんと出番は少ないけど凪がなんだかお気に入りです呪われた言霊使いの力は反則くさいけどとりあず今回の話で凪の日記が出てきましたが、もし時載りリンネの短編がでるなら凪の日記風な話が読んでみたいところ本編は久高が書いているという設定で久高の一人称で物語が進むが、凪の視点からみた物語の世界がどのような感じかみてみたいなぁ

  2007.12.10

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• 【ラッキーチャンス！】有沢まみず(電撃文庫)

  ある日貧乏なごえん使いの高校生・外神雅人の前に一人の女の子・キチが現れる。彼女は自分は福の神であり、日本一不幸な男の雅人を幸せにするためにやってきたと言う。キチは雅人を幸せにしようと頑張るがやることなすこと裏目に出てばかり。実はキチは福の神に転職したてで、元疫病神！？「わたしがマサトを幸せにしてやる！」世間知らずで新米な福の神と日本一不幸なごえん使いのハッピー・ラブコメディインフェニティ・ゼロやいぬかみっ！でお馴染みの有沢まみずさんの新シリーズです今回も前作と同じく霊能力者＆人外娘の組み合わせもっとも、前作の啓太はありあまるスケベ根性で最初は有能っぷりが表にでていなかったのに対して、マサトの方は最初から日本最強の二つ名を持ち、事実かなり有能っぷりを発揮してくれてますがしかし、それに反して生活の方は・・・日本一不幸な男の名に恥じぬ暮らしで、いきなりサバイバル生活・・・それにしても有沢さん主人公にサバイバル生活させるのがよっぽど好きなんだなぁ・・・（ぉ相方の方はようこが大妖狐の娘として最初から群を抜いて強かったのに反し、キチは転職したてであまり大した能力は無しさらに世情に疎いためそれがトラブルの元になりマサトを幸せにするはずが逆に不幸にすることもしばしばしかしまぁ出だしとしてはなかなか好感触新米福の神とごえん使いの次回の話に期待、かなぁP.S.この記事は１０回ばかりエラーで弾かれその都度修正しまし･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･

  2007.12.09

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• 【陰からマモル！１１-うらしまゆーな-】阿智太郎(MF文庫J)

  勉強、運動、ルックス、ダメダメ揃いの高校生陰守マモル。その正体は凄腕の忍者だった。４００年前から続くお隣一家を陰から守るというしょうもない掟に従い、お隣の紺若ゆうなを正体を隠しつつ守り続けている。お隣守り続けて４００年の物語もいよいよ最終巻か？１０巻のあとがきで次でいよいよ最終巻！？とかかかれてましたが・・・・・・違うみたいですね(´Д｀；)それでも次で終わり(たぶん)みたいだけど今回は山芽、椿、ホタルにそれぞれスポットライトを当てた話とゆうなが乙姫になる話の全４話１０巻の愛里をメインに据えた話から続く形でそれぞれのヒロインをメインにした話が続く形になっていて、なんというか結末にむけて良い流れになってます前巻の愛里の話もよかったですが、今回の中では椿が一番ヒロイン度が高かったです終わり方といい、見せ方といい今回のNo.1かとそして相変わらず話に恵まれないのはホタル境遇といい、メインの話といい泣けてきます結婚騒動、婿決めに対して彼女だけ虚偽の事件ですしね・・・盛り上がりもイマイチとなんだかなぁそして４話目のうらしまゆーなについてはマモル達の正体バレにつながるフラグでしょうかこれからいよいよ本格的なバレとフィナーレに続くということでしょうか？いよいよ次で終わる・・・のか？（ぁ

  2007.11.29

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• 【ヒトカケラ】星家なこ(MF文庫J)

  学園屈指の美少女・蓬莱ありすに片思いをしている平凡な高校生・神崎輝幸は胸を高鳴らせていた。「悩み事がある」と相談を受け、旧校舎に呼び出されていたから。彼女の悩み事は失せ物で、輝幸は「失くしたものを一緒に捜してほしい」とお願いされる。迷うことなく引き受けた輝幸だが、続く彼女の言葉に困惑させられる。捜したいものは―――「私のかけら」！？蓬莱ありすのかけら捜しの先に、二人を待ち受けていたものは―――この話の構成は大きくAパートとBパートに分かれていますAパートは輝幸を中心とした輝幸とありすの話そして物語の表にあたり、続くBパートへの伏線の巣窟となっています伏線を上手く張るために前半部をまるまる使う形ですが、割とよくみられる一つの出来事を違う観測点から、といったとこでしょうかBパートの方は真相編といいますか、「かけら捜し」の舞台裏で何が起きていたかや登場人物の別の側面にスポットライトが当たることに構成の試みとしては面白いんですが、ここで問題が実はこの話、表にあたるAパートがかなりしょんぼりな感じがしました・・・なんというか、１冊の中に表と裏を両方入れるためにページ数が半分しかないのでかなり制約を課せられてますしさらにかけら捜しや輝幸とありすの話は駆け足すぎてスカスカに感じられるし、展開もありきたり、そんななかでありきたりな訴えかけるセリフがあっても心にはちっとも響きませんでしたまた、ヒロインのありすにしても魅力を読み手に伝えるだけの見せ場がほとんどなかったので、山場での盛り上がりもイマイチと・・・そんな感じでAパートの時点で「失敗かなぁ」と思えましたが、読了後は別にそんな風には思えてませんまぁそれもこれも偏に君島麗華のお陰ですこの子の性格に関してはAパートの伏線で充分推測がたってましたが、Bパートでその面を大いに見せてくれて、また予想よりもかなりいい性格してたもので・・・実に男前で、同時にかわいくもありなんというか書き手の愛が伝わってきましたなんと言うか、他と力の入りようが違う、とこの子の存在で評価にかなりの加点をしてしまいましたしかし、そう考えるとありすがかなり可哀相ですよね・・・なんというか、いろいろ割を食いすぎててまぁそれでも、読んでみたいのは輝くんと麗ちゃんの話なんですが（ぁそんな路線で続刊でないものだろうか？（無理だろうケド

  2007.11.28

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• フラグの数だけルートがある

  ふと思い立ち、【とある魔術の禁書目録】を読み返してます思えば登場人物の多さ(あと当麻が呼吸するように無造作に立てていくフラグの多さ)に新刊が出るたびに、「こいつ誰だっけ？」と再登場するキャラの名前を見る度首を捻ってきましたが、結局一度も既刊を読み返したりしてなかったんですよねぇこう、1巻2巻を再び読んでいると泣けてきますねインデックスや姫神にもヒロイン役を張ってる時期がありましたということを思い出して（ぁ姫神に至っては彼女メインの巻ですらヒロイン役になりきれてないという悲しい現実なんだか彼女が一番割り食ってる気が・・・インデックスはインデックスで過保護に扱われ戦場から遠ざけられる⇒描写のメインは事件の中心及び関係者＝安全な場所にいる彼女に見せ場無しおまけに当麻は当麻で事件に巻き込まれるたびに新しいフラグを立てるので・・・なんというか、不遇ですまぁメインヒロインは超電磁砲ですから関係ないんですがね！（まさに外道改めて読み返していろいろ判ったことが何気なく書かれている文章の中に後の巻や核心につながるものが伏線として埋め込まれまくってますねぇ・・・発売当初気づかなかったものもチラホラありましたたまには読み返してみるもんですねぇ

  2007.11.20

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