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カテゴリ:哀。
2年ほど前に結婚したオットの友人I氏から
「嫁が妊娠しました」 という連絡を貰ったのはつい最近の事でした。 今日の夜、実家で迎え盆を済ませ、 ほろ酔い加減のオットが寝てしまってから、 I氏から 「嫁が流産しました。これで2度目です。原因は俺かも知れません」 という趣旨のメールが届き、切ない思いでいっぱいになりました。 この彼は、オットを通じて私も仲良くさせて貰って、 結婚直後の精神不安定だった私に向かって 「あなたが泣いていちばん悲しい思いをする人は誰か、よく考えてみて」 そうメールで励ましてくれた、優しいI氏。 私たち夫婦にとって大切な友人だと勝手に思ってます。 この彼の結婚が決まり、かわいらしい奥さんを見て私たちはどんなに安心したか。。。 優しいI氏と可愛らしい奥さんの子だから、神様に好かれてしまったのでしょうか。 流産の理由なんて、絶対ひとつじゃないはずです。 物理的に衝撃で受けてしまったのなら話は別ですが、そうでもなさそうですし。 そうなればI氏も奥さんも悪いはずがないのです。 私の周りでは友人やいとこたちが結婚をして、次々と妊娠していきます。 でも、妊娠の報告を受けてからこういった切ない報告が半数くらいあります。 いとこの奥さんは二度続けて子宮外妊娠になってしまい両卵管を切除しました。 友人わしゃは一人目を絶対安静で産んだ後、二度も原因不明で流産しました。 その他にも最初の妊娠は流産してしまったとか、そんな話も結構聞くのです。 奥さんの体や自分の体に宿った命は、理由なしで愛おしい存在のはずです。 それが一瞬で消えていく不条理。 体験していない私でも切なくなるのに、当の本人達はどんな思いなんでしょう? 私には想像が出来ません。 我が家も結婚7年を超え、子供が視野に入ってきました。 もしもに備えて、婦人科を受診して環境を整えようとする一方、 何気なく言われてしまった一言で、私の子供を望む気持ちは消えかかっています。 今の素直な気持ちは 「夫婦仲が良ければ子供は要らない」 というところでしょうか。 一時期は、他人の妊娠さえも妬むくらい欲しかった自分の子供なのに。 今の自分では子供を産み育てる資格が無いように思えてならないのです。 先日の検診で私の子宮・卵巣・卵管には異常が無い事がわかりました。 子供を望むのに、残念な結果がつきまとってしまう人たちの子宮と、 妊娠に踏み込めないいくじなしの私の子宮を交換してあげたくなります。 改めて、子供の話題はデリケートだと考えさせられた出来事でした。 願わくば。 I氏夫妻のの二人の赤ちゃんが、お盆で戻ってきたご先祖様に守られながら、 流星群の流れ星に乗って天国へ行き幸せになってくれますように。 時間が掛かってもI夫妻の悲しい気持ちが少しでも薄れてくれますように。 そんな事を思う、ちょっと悲しい夜更けです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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