100人いた社員が5人になっても
赤字経営が17年続いても
「身体と環境に悪いものは、つくらない。売らない」
北九州で合成洗剤をつくって高度成長経済の波に乗り
業績をドンドン伸ばしていた男がいました。
でもこの男にはひとつ悩みがありました。
頑固な湿疹に悩まされていたのです。
1971年のある日・・・
お得意先の国鉄(現在のJR)から
無添加の石けんをつくって欲しいとの依頼がありました。
合成洗剤では機関車から早くサビがでる。
無添加の石けんではサビがでないからの理由で。
無添加なんてつくれない!と下請けに断られ
試行錯誤しながら、その男は自身でつくったのです。
たまたま納品をして残った石けんがあったので
数日、洗濯に使ってみたら
その男の湿疹が消えていたのです。
試しに、合成洗剤を使いだすと・・・
また湿疹があらわれたのです
合成洗剤の被害は目には見えず
長い年月をかけてジワジワと身体をむしばむ。
そのことに気づいた男は方針を180度転換!
合成洗剤から無添加石けんをつくる決意をするのです。
しかし合成洗剤が主流の時代に売れず
売り上げは99%減・・・
朝、会社に行くと2~3人の社員が男の元へ
白い封筒を持ってくるのです。
いつ潰れるかわからないと退職者が相次いだのです。
17年間赤字経営のなかで、
その男を支え続けたのは消費者からの手紙でした。
「アレルギーが治った」「手荒れなくなった」
・・・等々の声がドンドン寄せられ始めたのです。
その男の名は森田光徳(みつのり)さん!
シャボン玉石けんを誕生させた人なのです。
上記にご紹介した文は、私が愛読しているメルマガ「読書のすすめ」さんでご紹介されていた話です。(ここの本屋さんは、こだわりの本のみを扱い、斎藤一人さんが頻繁に通っていらっしゃる本屋さんとしても有名です。)
石けんの素晴らしさは勿論なのですが、私はこの森田さんの生き様に感動しました。
信念を持って生きる。
例えそれが企業の経営として利益を生んでいなかったとしても、自分の信じる道を貫き通された、その生き方に感動しました。
ご自身の姿勢がようやく評価される時代になり、ホッとされたのでしょうか、森田さんはこの9月17日に永眠されたそうです。
森田さんの数字だけでは表すことのできない、素晴らしい業績に心から敬意を表すると共に、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
なお、シャボン玉石けんは読書のすすめさんでもお取り扱いがあります。
今ならトップページによびりん♪さんの「幸せになる法則」が掲載されています♪
ご拝読いただきましてありがとうございました。
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りしております