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カテゴリ:活用できる(かもしれない)お話
皆様こんにちは。ここ数日とても慌しくしており、すっかり更新が滞ってしまい申し訳ございませんでした。
私は睡眠時間が8時間欲しいお子ちゃま体質なのですが、遠方からの来客&娘の運動会&数年間疎遠になっていた身内との再会が重なり、年甲斐もなく?睡眠時間が1時間半などという、かなりハードな生活をしておりました。 全ての行事が終了した後、娘と一緒に10時間睡眠を2日連続でとって、ようやく復活した次第です それでは長らくお待たせいたしました、今日も「食品の裏側」の著者である安部司さんの講演会のレポートをさせていただきたいと思います。 もし、前回の記事が未読の方がいらっしゃいましたら、ぜひこちらからお読みくださいね。 安部さんが繰り返しお話に出された食材に「しょう油」がありました。 「皆さんのしょう油の原材料のところには、何と書いてありますか?本物のしょう油ですか?」 「本当にしょう油と言えるのは、材料が『大豆、小麦粉、食塩』のみです。これは1Lで1000円位するものです。高いでしょう?」 「そうです、本当に良い物は高いんです。数ヶ月、場合によっては何年も寝かして作るものだからです。だから、高くて当たり前なんです。」 「でも、消費者は安いものを欲しがる。そして、出来上がったものは1L198円くらいの添加物の塊です。しょう油みたいな味をつくって、色はカラメル色素なんかでつける。こんなの、しょう油とは全く別物です。」 「で、これをしょう油として使うんでしょう?どれくらい使いますか?そうです、殆ど毎日ですよね。そうやって、石油や発ガン性物質を身体に毎日連続投与しているんですよ。」 皆さんのおうちでしょう油としてお使いのものの原材料は何と書いてありましたでしょうか? 我が家のものは「大豆(遺伝子組み換えでないものを分別)、小麦粉、食塩」でした。(とはいえ、1Lで1000円もしていませんが。笑) そして、ここからの安部さんのお言葉にはとても重みを感じました。 「いいですか、この本物のしょう油を買う人がどういう人か、わかりますか?決して富裕層ではありません。ただ、しっかり認識をして、理解している人です。母子家庭のお母さんだって、このしょう油を買う人がいるんです。」 「そう言うと『えー、でも、たか~い!』って文句を言う人がいる。そうです、そういう人の要望に応えるためにこういう商品(しょう油代わりの添加物)があるんです。いいですか、本当に企業が悪いんですか?違いますよ、消費者が求めているから、こういうものがあるんです。それで、その人の身体がどうなろうと、構わないじゃないですか。でも、可哀想なのはその子供なんです。」 安部さんの仰るとおりだと思いました。 消費者のニーズがあるから、それに応える商品を企業は作る。消費者が「こんなものはいりません」という姿勢を見せるなら、その商品は消えていくはずなのです。 余談ながら、今から10年以上前に、病院で調理されている方に「しょう油を買うときの注意点」を言われたことがあります。 たまたま美味しいダシのとり方の話になった際、こう言われたのです。 「いいですか、スーパーとかでしょう油を買うときに『徳用』と書いてあるものは絶対に買ってはいけません。「お徳」の「徳」と書いてある『徳用しょう油』です。これはとんでもないものです。これだけは絶対に買わないで下さい。」 と、きつ~く言われました。 今思えば、あれが添加物の塊だったとその調理師の方はご存知でいらっしゃったからなのだと改めて感謝の念がこみ上げてきました。Kさん、本当にありがとうございました。 さて、話を元に戻しまして・・・ それでは、安部さんがまとめてくださった「添加物のメリット」をお話したいと思います。 1.安い 添加物を使うと安くなります。 ねぎや大根よりも、豚肉が安くなる。豚肉100gが98円などの破格で売られているのを不思議に思いませんか? 何故そうなるのか? 1kgの豚肉に、添加物をいたるところから注射して1,5kgにするからです。そのままだとドロドロだから、ラップで固める。これが安くなるカラクリです。 安い数の子、おかしいと思いませんか?天然のものが同じ形のわけないでしょう。あれはシシャモの卵を固めて色付けしただけです。 本物のししゃもが箱入りで1000円で売っているわけないじゃないですか。 2.簡単 添加物を使うと簡単になります。 たけのことかの水煮。便利ですよね。 そうですねー、水煮にすると添加物は+30(種類)。味付けになると、さらに20種類の添加物は加わります。 3.便利 添加物を使うと便利になります。 カップ麺、便利ですよね。あれはフライです。だからカロリーが高い。 カロリーは700を超えています。幕の内弁当が600カロリーくらいだから、それ以上のものを食べていることになる。 そして、そうやって便利なものを食べて、腎臓を傷めているんです。 4.美しい 添加物のないハムや明太子は美しくないから売れません。 良質のたくあんは売れないのです。 (と、ここで白い大根の漬物を即席でたくあんにするデモを見せてくれました。蛍光色の液体につけると、30秒ほどでよく見る黄色いたくあんに変身していました) ちなみに・・・○色○号、などの着色料がありますが、これはとんでもないものだらけだそうです。 黄色や赤は石油系、ファイバー飲料などで見かけるオレンジ色はサボテンについている虫からとった色、抹茶モノに使われる緑色はカイコのフンからとったものだそうです。。。滝汗 ちなみにお茶は時間が経つと退色しますよね。緑色が黄色などに変色する。それを踏まえたうえで安部さんは「どうして皆さんはおかしいと思わないんですか?本当にお茶だけから作られていたら、色が変わるはずですよね?」 とおっしゃっていました。納得です。。。 5.美味しい(?)、味が濃い この5番の「美味しい」に関しては、安部さんご自身は「僕は美味しいとは思えないんだけど、みんな味が濃いほうが美味しい、っていうんだよね。」といっていました。 粉末のダシなどが良い例だそうです。ある生協で「ちゃんとしたダシが欲しい」ということで、本物の素材だけで作ったダシを売り出した。そうしたらクレームが続出したそうです。「味がない」と。これが現実なのです。 以上、添加物のメリット5つをあげましたが、なんと、消費者の購買動機にこれが上位6位にはいっているそうです。もう1つは賞味期限だそう。 つまり、安全性は求められていない、ということなのです。 天然の鮭は1切れ350円するそうです。 こんなのを使って、たかだか500円くらいの鮭弁が作れるはずがない。 つまり、それらも添加物があってこそ、それらしきものを作って安く売れるというのが現実だそうです。 今日はここまでです。 あと1回で、安部さんの「食品の裏側」のお話を終了とさせていただきます。よろしければ、どうぞあともう1話お付き合いくださいませね。 本日もご拝読いただきましてありがとうございました。 皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りしております お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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