素敵な動画&本を教えていただきました。
ランディ・パウシュの「最後の授業」です。
最初に、楽天BOOKSより、この本の解説文をご紹介させていただきますね。
~~~「最後の授業~僕のいのちがあるうちに~」~~~~~~~~~~
全米600万人が涙した、ある大学教授の「最後の授業」
今日の次には明日が来て、その先にも新しい日が待っている。そうやって、当たり前のように人生はつづいていく。
しかし、これから先もずっとつづくと思っていたその人生に「終わりの時」があると知ったとき、あなたは何を考えるだろうか――。
2007年9月18日、ペンシルベニア州ピッツバーグ。この地に本拠を置くカーネギーメロン大学の講堂で、1人の教授が「最後の授業」を行った。
教授の名前はランディ・パウシュ。46歳。バーチャルリアリティの第一人者と称される人物だ。
最後の授業をするにはまだ若すぎるパウシュだが、実は彼にはこのとき、長年親しんだ大学に別れを告げざるをえない事情があった。膵臓から肝臓へと転移したガン細胞。医師から告げられた命の刻限は――「あと3カ月から半年」。
こうしてパウシュの最後の授業は始まった。スクリーンに映し出された演題は『子供のころからの夢を本当に実現するために』。それは、学生向けに講義をするふりをしながら、まだ幼い3人のわが子に遺すためのメッセージだった。
パウシュが幼いころに抱いた夢は、たくさんある。無重力を体験する。NFLの選手になる。ディズニーのイマジニアになる......。そのほとんどは実現し、いくつかは失敗のうちにも自分を成長させる糧となった。パウシュは聴衆に語りかける。
「夢を叶える道のりに障害が立ちはだかったとき、僕はいつも自分にこう言い聞かせてきた。
レンガの壁がそこにあるのには、理由がある。
僕の行く手を阻むためにあるんじゃない。
その壁の向こうにある何かを
自分がどれほど真剣に望んでいるか、
証明するチャンスを与えているんだ」。
父と母から学んだ人生の教訓、家族の愛、同僚たちの支え。そうやって、人は人と関わりながら生きていく。自分の夢を実現させ、周りの人が夢を叶える手助けをすることで、人は明日を生きるエネルギーを手に入れる。
人生の幕切れがそう遠くないと知りながらも、パウシュは自分を「本当に幸せ者だ」と言う。最後の授業は、自分の人生をこんなにも素晴らしいものにしてくれた人々への「ありがとう」であふれていた。
最後の授業を終えたパウシュを迎えたのは、講堂を埋めつくした400人の聴衆の、割れんばかりの拍手とスタンディングオベーションだった。複数のテレビ番組がこの授業について報じ、2500万人以上がパウシュの姿を目にした。授業の模様はインターネットで動画配信され、またたく間に600万ものアクセス数を獲得した。
この本は、パウシュの最後の授業の記録であり、授業のつづきでもある。読む者の心に残るのは、「死ぬ」ということではなく、「生きる」ということについての、パウシュの力強いメッセージ。夢を実現することの大切さ、人生の喜びについて、ユーモアあふれる語り口で講堂を沸かせたパウシュの息づかいが、ページをめくるごとに伝わってくる。
パウシュの最後の授業に耳を傾けながら、心の中で問いかけてほしい--あなたにとって、大切な人は誰ですか? その人に今いちばん伝えたいのは、どんなメッセージですか?
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私は動画を観る前に、この説明文だけで胸にこみ上げて来るものがありました。
スタンディング・オベーションで皆に迎えられ、元気な姿で最後の授業に臨む、ランディ・パウシュ。
限りある命を精一杯生きるその姿、そして彼が我が子たちに伝えたかった、夢を実現するための方法・・・。
YOU TUBEの小さい画面でも、まるで映画のように繰り広げられるこのノンフィクションの映像に感動せずにはいられません。
では、ぜひご聴講下さい。
ランディ・パウシュの「最後の授業」(動画・日本語字幕付)
そして、ぜひこのパウシュのメッセージを手元に残しておきたい、という方はこちらもどうぞ。
「最後の授業~僕のいのちがあるうちに~」
ランディ パウシュ , ジェフリー ザスロー (著), 矢羽野 薫 (翻訳)
最後に、本の解説文とも重なりますが、パウシュからのメッセージもご紹介させていただきたいと思います。
***パウシュからのメッセージ*************** 自分にできると思っても、できないと思っても、それは正しい。
経験とは、求めていたものを手に入れられなかったときに、手に入るものだ。
レンガの壁がそこにあるのは、理由がある。
僕の行く手を阻むためにあるのではない。
その壁の向こうにある「何か」を自分がどれほど真剣に望んでいるか、証明するチャンスを与えているんだ。
真実を語ること――どんなときも。
大切なのは、自分が夢中になれる何かを見つけること。そしてチャンスがめぐってきたとき、その一瞬を逃さないように準備をしておくこと。
幸運は、準備と機会がめぐりあったときに起こる。
不満を言っても何も始まらない。僕達はみんな、時間もエネルギーも限られている。
不満を言うために時間を費やすよりも、目標を達成することを考えたいじゃないか。
僕は「楽しまない」方法を知らない。
僕は死にかけていて、僕は楽しんでいる。それ以外に人生を生きる方法はないから。
人生を正しく生きれば、運命は自分で動きだす。
夢のほうから、きみたちのところにやって来るんだ。
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本日もご拝読いただきましてありがとうございます。
皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈りしております