本日は素敵な本のご紹介です。
『客家大富豪 18の金言』という本です。
ちなみに「客家」は「ハッカ」と読み、東洋のユダヤ人をいうそうです。
この本を素晴らしく上手に要約された方によると、「客家の金言は、断じて金儲けの指南ではなく、周囲の人間を幸せにすることにより、自分自身も幸せになる方法の集大成」とおっしゃられています。素晴らしいですね~☆
ということで、本日はこの本のエッセンス、18の金言をご紹介させていただきたいと思います。
『客家(ハッカ)大富豪 18の金言』
出版社:講談社 著者:甘粕 正
東洋のユダヤ人「客家」に伝わる成功の秘伝アジアの政財界を牛耳ってきた「客家」が大切にする人生の教訓を伝授された著者が、大成功する方法を、具体的に余さず著した名著。(通常、この手のものは口伝えで書籍としては残らないとされている。)
第1の金言 運は親切をした相手の背中から来る
出会いは決して偶然ではなく、頑張っている人間を必ず誰かが見ているのだ。
他人に親切にしても、その人から何か返ってくることはまずない。
しかし、その人の友人やそれを見ている友人が必ずいて、その人間から運を与えられる。
つまり、自分の運をコントロールすることは可能なのである。
第2の金言 許すことを知れば運命は変えられる
あなたの周りで起こることは、本来自分が操ることが出来ることばかりだ。
すべては自分の責任である。
他人を責めても何も生まれない。
許すことを知れば、自分の運命を変えることができるのだ。
第3の金言 退却は重要な才能なり
100%確実などということはありえない。
本当のリスクは見えないので、退却も重要な才能。
しかし、リスクだと思っていることの大半がリスクではない。
そして、金儲けとはリスクをコントロールすること。
他人と自分に見えるリスクは違うので、そこにチャンスが生まれる。
第4の金言 何を始めるかに最も時間を費やすべし
大局・中局・小局。
一度始めてしまうと、できることはどんどん限られてくる。
何を始めるかを考えるために、最も多くの時間を費やさなければならない。
大局さえ正しければ、中局や小局でまちがいを犯しても、必ず成功するのだ。
第5の金言 ビジネスには大義名分が必要なり
大義名分を大切にせよ。
世の中には他人の金儲けを手伝いたい人間などいない。
また、金儲けをしたい人がどれだけ集まっても、ビジネスは発展しない。
だからこそ「錦の御旗」を探すのだ。
第6の金言 準備していなかったチャンスはリスク
時間を追いかけろ。
そして、時間に正確に。
なぜなら幸運は突然やってくる。
そのための準備を怠るな。
準備が整っていないときにやってくる「チャンス」は、「リスク」に変わるのだ。
第7の金言 小さい約束こそ重要なり
細かい約束をきちんと守ること。
大きな約束を守るのは当たり前。
小さい約束を相手の立場に立って誠実に守るかどうかで、その人の信頼性が決まる。
そして、その揺るぎない信頼関係が成功の礎になるのだ。
第8の金言 家族を蔑ろにする者は成功せず
家族を大事にする。
あなたをこの世に誕生させたのは、あなたの両親だ。
先祖を敬う。
先祖がいなければ、あなたはこの世にいない。
どのような人々とも交わるのは簡単だが、相手を選ぶのは難しい。
それでも、しっかりとした人物と一度信頼関係を築けば、友情は永遠に続く。
この友情は、客家とそれ以外の人々との壁すら取り払うのである。
第9の金言 お金を使わず お金を働かせるべし
お金を使わず、お金を働かすべし。
成功するには、周りの人々に気持ちよく働いてもらうことが重要。
人に振り回されているようでは、成功はおぼつかない。
お金も同じで、お金に使われるようではだめ。
お金に気持ちよく働いてもらうことこそが重要なのだ。
第10の金言 五〇人の仲間が成功の核心となる
五〇人の仲間が、自分の手足となってくれることが成功のコアとなる。
運は実力である。
運は人間が運んでくるのだから、他人とどのように接するかによって、その人の運が決まる。
「運を呼び寄せる人には共通の特徴がある」 = 複利計算思考。
五〇人の仲間を複利計算思考で最大限に活用するのだ。
第11の金言 金鉱ではスコップを売るべし
金鉱ではスコップを売るべし。
アメリカのゴールドラッシュで、大きな金脈を掘り当てて成功した人は
実際にはごくわずかである。
しかし、ゴールドラッシュで浮かれている金鉱で、逸早く彼らにスコップを
販売した業者は、全米有数の企業に成長した。
第12の金言 安売りは必ず終わりがやってくる
安売りは必ず終わりがある。
価値を創造せよ。
安売りで規模を拡大するのではなく、たとえ規模が小さくとも
高い利益率こそを確保すべきなのである。
第13の金言 嫉妬は成功の敵、愛嬌は成功の素
商いに成功するものには必ず愛嬌がある。
嫉妬は成功の敵。勝ち馬に乗れ。
運もお金も寂しがり屋なのである。
一人ぼっちが嫌いだから、みんなのいるところに集まるのだ。
第14の金言 物事は因数分解して考えよ
すべての物事は因数分解して具体的に考えよ。
すべてのことを一度に解決しようとしてはいけない。
難題が次から次へとやって来るときこそ、立ち止まって、じっくり問題を整理するのだ。
一度に二つのことはできなくても、一つずつなら必ず解決できることを忘れてはいけない。
第15の金言 汗ではなく考えることこそが富を生む
考える時間はあるか?
考えることこそが富を生むのだ。
だから、ただ仕事をこなしているだけでは金持ちになれない。
世の中を動かすようなアイデアを生み出すことこそが重要なのである。
第16の金言 笑顔はコストゼロの最良戦略
いつも自分はハッピーだと考えよう。
笑う門には福来る。だから、いつもニコニコしている人が金持ちになる。
笑顔は一円のコストもかからない最良の戦略なのである。
逆に、自分の感情をコントロールできない人間は金持ちになれない。
一日の怒りをしのんで、百日の憂いを免れるのだ。
第17の金言 「ありがとう」は必ず声に出すべし
「ありがとう」は必ず声に出して言う。
そして、普通、人が「ありがとう」と言わないときも、「ありがとう」と言えるように
なるのだ。
こうなれば、自分の応援団が増え、他人をどんどん巻き込むことができるようになる。
第18の金言 欲望に忠実になるためにこそ、禁欲的に
欲望に忠実だからこそストイックに生きる。
欲望は他人を遠ざける。
自分の欲望を満たすためには、まず周りの欲望を満たして
幸せにしてあげなくてはならない。
そうすれば、今度は周りの人間が、あなたの欲望を満たしてくれるのである。
以上、ご紹介でした。
内容を読むと、確かに「金儲け」の方法ではなく「より豊かに生きる智慧」を授けてくれる本だと思いました。
なお、現在アマゾンさんでは一時在庫切れ、楽天ブックスさんでは「お取り寄せ」となっています。
金言以外にも客家のみに伝わる風水のことにも触れられ、とても興味深い本です。
本日もお読み頂きありがとうございます。
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りしております