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2010年05月08日
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カテゴリ:ちょっといい話

※こちらの記事は前回からの続きになります。未読の方はこちらからどうぞ。

その1からの続きです)


「ぼく、『ゆるす』ということで特別になりたいな。
『ゆるす』という特別もありますよね?」

「あるとも」

神さまは、ちいさな魂にうけあいました。
「それも、とっても特別なことだよ。」

「それじゃ、ぼくはその特別になります。
特別に『ゆるす』っていうことを、体験してみたいな。」

ちいさな魂はいいました。

「よろしい。ただし、
ひとつやっかいなことがあるね。」

神さまはいいました。

ちいさな魂はすこしじれてきました。
だって、話がなかなか先へ進まないようでしたから。

「やっかいなことってなんですか?」

ちいさな魂は、ためいきまじりにたずねました。

「『ゆるす』相手がいないということだ。」

「いないんですか?」

ちいさな魂は、自分の耳が信じられませんでした。

「いないんだよ!」

神さまはくりかえしました。

「わたしが創ったものは、すべてが完璧だ。
わたしが創造した魂はみんな、
きみとおなじように完璧なんだよ。見まわしてごらん。」

そういわれて、ちいさな魂は、
おおぜいの魂にとりかこまれているのに気づきました。

ちいさな魂が神さまと『ふつうではない対話』をしている。
そうきいた魂たちは、
どんなことを話しているのか知りたくて、
はるばる遠くから、それも神さまも王国のあらゆる所から
やってきたのです。

無数の魂たちがあつまっているのを見て、
ちいさな魂も、うなずかずにはいられませんでした。
どの魂もそれぞれに素晴らしく、みごとで、
ちいさな魂とおなじように完璧でした。
そんな素晴らしい光の魂たちがあつまっているのですから、
それはそれは明るくて、目もくらむばかりでした。

「ほらね。だれを『ゆるし』たらいいだろう?」
神さまはいいました。

「そんなの困りますよ!」
ちいさな魂は不満でした。
「ぼくは『ゆるす』という特別を体験したかったのに。
それがどんな感じか、知りたかったのに。」

そのとき、ちいさな魂は、
これが『悲しみ』というものなのかな、と思いました。

すると、あつまった魂たちのなかから、
『友情あふれる魂』が、すすみでました。

「心配しなくていいわ。ちいさな魂さん。」

友情あふれる魂はいいました。

「わたしが助けてあげる。」

「きみが?」

ちいさな魂は、ぱっと顔をかがやかせました。

「でも、きみになにができるかなあ?」

「なにか、あなたに『ゆるされる』ことをしてあげるわ」

「そんなことできるの?」

「できますとも!」

友情あふれる魂は、明るい声で叫びました。

「次の人生であなたと出会って、
なにかあなたに『ゆるされる』ことをすればいいのよ。」

「でもどうして?
どうして、そんなことをしてくれるの?」

ちいさな魂はたずねました。

「だってきみはそんなに完璧な存在なのに!
きみの振動がとっても速くて、明るくかがやいているので
まぶしくて見ていられないくらいだよ!
それなにに、その振動を遅くして、
明るい光を重たい闇にかえてしまうなんて。
どうして、そんなことをしようと思うの?
きみは星のあいだでかるがると踊り、
神さまの王国を、思考とおなじ速さで飛びまわっている。
そのきみが、つぎの人生でぼくと出会い、
重くなってわるいことをしてくれるなんて。
どうして?」

「かんたんだわ。」

友情あふれる魂は答えました。



「あなたを愛しているから。」



ちいさな魂はそれをきいて
びっくりぎょうてんしたようでした。
「そんなに驚かなくてもいいのに」
友情あふれる魂はいいました。

「あなただって、おなじことをしてくれたのよ。忘れた?
わたしたちはなんどもなんども
いっしょに踊ったじゃないの。
永劫のときをこえ、あらゆる時代をこえて、
わたしたちはいっしょに踊ったわ。
あらゆる時、あらゆる場所で、一緒に遊んだわ。
あなたが覚えていないだけ。
だってわたしたちはどちらも、『すべてであるもの』だもの。
わたしたちは上昇であり下降、左であり右なの。
ここでありあそこ、いまであり昔なのよ。
男性であり女性、善であり悪。
そして被害者であり、加害者なんだわ。
だから、わたしたちはこれまでも数えきれないくらい出会ってきた。
そして、相手がほんとうの自分を表現し、
体験するための完璧なチャンスを与えあってきたの。」

「だからね」

友情あふれる魂は続けました。

「あなたのつぎの人生では、わたしが『わるいひと』になるわ。
そして、もっともひどいことをする。
そうしたら、あなたは、
『ゆるす』ということを体験できるのよ。」

「でも、どんなことをするの?」

ちいさな魂は、すこし落ち着かない気持ちになりました。

「どんなひどいことなんだろうなあ?」

「そうねえ」

友情あふれる魂は、目をきらきらさせて答えました。

「なにか考えましょうよ。」

それから、友情あふれる魂は、ちょっと真剣な表情になって、
しずかな声でいいました。
「あなたのいうとおりだわ」

「なにが?」

ちいさな魂はたずねました。
「わたしは振動を遅くして重くなり、
『それほどすてきではないもの』にならなくちゃいけない。
自分とはぜんぜんちがうもののふりをするの。
だからひとつだけ、
お返しにおねがいしたいことがあるんだけど・・・。」

友情あふれる魂はいいました。

「なんでもきくよ、なんだって!」

ちいさな魂はさけんで、歌ったり踊ったりしはじめました。

「ぼくはゆるせる。ぼくはゆるせるんだ!」

ところが友情あふれる魂のほうは、
ひっそりと、とてもしずかなのです。

「どうしたの?」

ちいさな魂はききました。

「ぼくはなにをしてあげればいいの?
ぼくを助けてくれるなんて、
きみはほんとうにすてきな天使だね。」

「もちろん、この友情あふれる魂は天使だよ!」
神さまが口をはさみました。

「だれでもみんな天使なんだ!
それをいつも忘れないように。
わたしはきみたちのところへ、
天使のほかには、なにも送ってはいないのだからね。」

そこで、ちいさな魂は、
ますます友情あふれる魂のねがいをかなえてあげたいと思いました。

「ね、ぼくは、なにをしてあげればいいの?」

「わたしがあなたを攻撃し、打ちのめしたとき、
思いつくかぎりのひどいことをしたとき、
そのときに・・・」

友情あふれる魂は、口ごもりました。

「うん、そのときに?」

ちいさな魂は、待ちきれなくなっていいました。


「そのときに・・・?」



「ほんとうのわたしを、覚えていてほしいの。」



「覚えているとも!」

ちいさな魂は叫びました。


「約束するよ!いつも、いつまでも、
いまここにいるきみを覚えているって。」

「よかった」

友情あふれる魂はいいました。

「だってね、自分ではないもののふりをするのは、
いったん、ほんとうの自分を忘れなくてはならないのよ。
あなたがほんとうのわたしを覚えていなかったら、
わたしも思い出せなくなるかもしれない。
わたしがほんとうの自分を思い出せなかったら、
あなたまでほんとうの自分を忘れてしまい、
ふたりとも迷子になってしまうわ。
そうしたら、だれかべつの魂がやってきて、
ほんとうのわたしたちを思い出させてくれるまで、
迷っていかなければならないでしょう。」

「だいじょうぶ、忘れないよ!」

ちいさな魂はもういちど約束しました。


「きみのことは、けっして忘れない!
贈りものをいつまでも感謝するよ。
ほんとうのぼくを体験するチャンスという贈りものをくれて
ほんとうにありがとう。」

こうして約束ができました。


ちいさな魂は、いさんであたらしい人生に向かいました。
光であること、特別であることに胸をおどらせ、
『ゆるす』という特別なことを体験しようと
わくわくさせながら。


ちいさな魂は『ゆるしてあげる』という体験をしました。
その機会を与えてくれるすべての魂と出会い、
その魂が喜びや悲しみをもたらしたとき、
とくに悲しみをもたらしたときいこそ、
いつも神さまの言葉を思い出すのでした。



「いつでも覚えているんだよ。」

神さまは、ほほえみながら言ったのです。



「わたしはきみたちのところへ、
天使のほかには、なにも送ってはいない。」

 

<完>


『神との対話 フォトブック 小さな魂と太陽より
ニール・ドナルド・ウォルシュ著
吉田利子訳
サンマーク出版


四つ葉四つ葉四つ葉


このお話は『神との対話』シリーズにて、少し違った形で紹介された寓話です。
著者が、講演会でこの話をよく引用し、新たに子供向けの本として書き上げられたものだそうです。

私はこの寓話がとても印象に残っていて、友人にもこの話を語ったことがありました。それが独立して本になるということで、9年半ほど前に初版が出た時「いつか子供に読み聞かせたい」と思って即座に購入しました。

まだ、主人とも出会う前でした。(笑)


この本が出版された当時、私は大好きな母の死から立ち直れず、さらに相性のあわなかった父に疎まれ、母の法事にすら立ち会わせてもらえない状態でした。(当時号泣)


そんな中でこの本を読んで、私はぽろぽろと涙が止まりませんでした。
そしてこう思いました。


「父と私も、もしかしたらそういう約束をしてきたのかもしれない。

私が成長するために、父が存在してくれているんだ。

だから、父に感謝しよう。」


会ってももらえず、手紙も宅配も受け取り拒否だった父に、感謝の気持ちを綴ったFAXを送ったのは、この本を手にして6年後のことでした。(お蔭様で父との関係は今ではとっても良好になりました。)


人は誰しも、人生において難しい人間関係があるものだと思います。
そして、その悩んでいる人間関係が、実は両親や配偶者など身近な人の場合も多いのではないかと思います。


でも、だからこそ、自分を成長上向き矢印させてくれるのですよね。

そして、そういう機会を自らも望んで生まれてきたのではないのかなぁ・・・と思うのです。

この小さな魂と太陽の話を久々に目にして、自分を成長させてくれる機会を与えてくれた、父をはじめご縁を頂いたすべての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。


皆様、本当に本当にありがとうございます。


私自身もまだまだ未熟な身。魂が光らしく輝いていけるよう、小さな魂同様に私も成長してまいりたいと思います。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。m(__)m


本日もお読み頂きありがとうございました。
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りしております四つ葉

 

平和と希望そして、愛のシンボルマーク M

 






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最終更新日  2010年05月09日 03時29分32秒
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