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テーマ:修理工場集まれ!!(1120)
カテゴリ:エトセトラ・・・
石油精製元売り大手の出光興産が、2014年3月で
山口県周南市(旧徳山市)の石油精製事業を停止する と発表した。 「石油製品の国内需要はこれから年3~4%減り、 2020年度にはピーク時の半分になる見通しも ある。国際競争に勝つため、過剰な設備を縮小する ことに決めた」と、同社中野社長談。 その出光興産であるが、初代社長(店主)である 出光佐三の生家はマイスターから歩いて5分少々の ところにある。 戦前は満州で大きく財を築き、戦後は当時の世界最大級の 大型タンカー「日章丸」でイギリスと敵対中であった イランから原油を輸入し、戦勝国との軋轢を恐れない 行動に、当時の日本は沸き立った。 出光興産には、いまだ「大家族主義」という社是が 生きており、社員のクビは切らないといった不文律が ある。 今回の製油所閉鎖に於いても、その社是は守られる。 徳山製油所の対岸には、「来島どっく」がある。 昭和40年代から50年代にかけて、再建王の坪内氏が 見事に蘇らせた造船所である。 来島どっくも世界的な造船不況の波に飲まれ、再建後にも 危機が訪れた。 しかし、先を見越した経営により、坪内氏は多角化を 果たしており、余剰人員を関連会社に一時的に出向させ 給与カット分も、出向終了後一時金として支給したと 聞いた。 一昨年であるが、四国出張時にJRの車窓から来島どっくが 見えた時、胸に熱いものが湧き上がったことを思い出す。 この先、日本経済の衰退はほぼ間違えないだろう。 しかし日本人である前に、アジア人、人間なのである。 この閉塞した日本のシステムに見切りをつけ、世界に 羽ばたこうとする企業や個人が増えてくるだろう。 既に大手企業はグローバル化を果たしている。 その先駆的な思想が、戦前に求めることが出来る。 出光佐三しかり、田中角栄もそうであった。 しかし、あくまで日本人である。 一度の人生が終焉を迎えるとき、やはり祖国で終えたいと 思うであろう。 アイデンティティーとはそんなもののようである。 これからの日本は、更に下降線を辿るであろうことは、 容易に推測できる。 復興増税に、国際的に見て最も高い法人税増税など 狂気の沙汰である。 国民負担や各種格差は止め処なく増幅するであろう。 政府に対しての忠誠は低くなることは必至である。 無能な政治家の責任は重い。 経済の動向を見極め、世界に羽ばたこうとするであろう 日本人が増えることと思う。 企業でなく、個人のグローバル化が始まろうとしている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.11.03 09:54:35
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