テーマ:気になるテレビ番組(2929)
カテゴリ:TVマニア
留学時代、 「何で私はこんな風に考えたり感じたりするんだろう」と何度も混乱した。 日本人だからなのか、育ちや年齢のせいなのか? いたいけな柴犬は、カネのことになると目の色がかわるチャウチャウや、 なんとなくズル賢い感じのするカレー犬(=印度)や、 ジャーマンシェパード、ワイヤーフォックステリア等に揉まれ そのアイデンティティーが崩壊しかけていた。 ・・・が、このせまい島国ニッポンでさえ、その県民性は様々。 そこにフォーカスしたのが日テレ系列のカミングアウトバラエティー 「秘密のケンミンSHOW」である。 本日9時からも「夏本番!白熱の大カミングアウト祭り!」として 2時間スペシャルが放送予定。 ■ スーパーダイナマイト☆大阪のオカン なかでもパンチのあるキャラが魅力的なのが大阪人。 機内に搭乗してくる大阪人と言えば、 セカンドバッグを持ち、 股グラ辺りを掻きながら、膝が外股気味で歩き、 乗ってくるなり「せっまいなぁ~~!」と言いながら エコノミーに着席している・・・という印象がある。 思ったことを口に出さずにはいられないキャラが特徴的。 また伊丹に下り立つ乗客は、 着陸後日本一席を立つのが早い乗客として航空業界では有名である (↑座席ベルト着用サインが消えるまで立ってはイケナイのがルール)。 待てない“イラチな大阪人”のキャラが、こんな所にも表れているのだ。 大阪人は猛獣を放し飼いにしている で、本日の放送でも 「大阪オカン最強列伝」として注目されるらしい大阪のおばちゃん。 なぜか綾戸智絵的ハスキーボイスで、 巣鴨顔負けのアニマルプリントの洋服を着ているのが ステレオタイプ(2007年11月15日放送分より)。 大阪人は、ボンクレパーマをかける あちこちに出没する強烈なパーマをかけた大阪のおばちゃん。 この髪型が「ボンクレパーマ」といわれる所以は 散髪が「盆と暮れ」の年2回で済むから ・・・ということらしい(2008年1月24日放送分より)。 大阪のおばちゃんの経済観念はめちゃめちゃしっかりしていて、 「俺オレ詐欺」に引っかかる率が全国1低いというのはホントの話。 ・・・見習いたいものである。 大阪人の中には大女優がたくさんいる 吉本で鍛えた大阪のおばちゃんのノリは良く、 街角で「松坂慶子さんちゃうの?」と振れば、 「何で分かったん?」と返してくれる。 女優さんの名前で呼びかけても 否定しないのが大阪のルール(2007年10月1日放送分より)。 ■ 【転勤者必見】大阪人と正しく付き合う方法 さて、入社2・3年目に大阪支社に修行に行かされるパターンも多いらしい 大手広告代理店マンも必見な「大阪人と正しく付き合う方法」について。 「秘密のケンミンSHOW」をバラエティー番組とナメてはいけない。 特にこの番組の制作は、読売テレビ(YTV)東京支社がやっているので 大阪ネタは「教養カルチャー番組」としても期待が持てる。 大阪人は他人のことを“自分”と言う 例え転勤が日本国内でも「言葉の壁」はあるもの。 中でも、大阪人と直面して最初に戸惑うのが 大阪人の使う「自分」という言葉。 一般的に「自分」とは自分自身のことを指すが、 大阪人は「あなた」という意味で使うこともあるのだ (2007年11月8日放送分より)。 筆者が関西の大学に進学した1回生の夏(←関西では1年生と言わない)、 初めて付き合った大阪人の彼から言われた別れの言葉が 「自分な、オレと別れてもやっていけるか?」 ・・・だったのは記憶に新しい。 その後、大阪人の彼に「めっちゃ好っきやで♪」と言われたいという 筆者の妄想は未だ叶っていないという話はまあど~でも良い。 強調表現 「とても(very)のバリエーション」 また、何でも強調したがりの大阪人には 「とても(very)」のバリエーションが豊富にある。 例としては: 「めっちゃ」 (普通の強調表現) 「ごっつい」 (最高の強調表現) 「あほみたいに(あほほど)」(愛のある素敵な強調表現) 「鬼のように」 (鬼気迫る尊敬の強調表現) ・・・がある(2008年2月21日放送分より)。 また大阪人には 同じ事を2回繰り返して言うという習性もある。 「バッチリや、バッチリ!」等のように使うことで 会話も小気味良く弾む(2008年1月17日放送分より)。 大阪人の定番ギャク【その1】 大阪への転勤者が付いていきにくい大阪ノリのひとつに 吉本新喜劇の定番ギャグがある。 彼らは物心ついた頃から、 土曜の昼と言えば“テレビで吉本新喜劇を見ながら昼飯”。 幼少の頃から培われた大阪定番の笑いに 一朝一夕に追いつくのは容易ではない。 例えば、もし上司に頭を押されて「湯が出ない」と言われたら、 「ポットちゃうわ」とつっこまなければならない。 このギャクのネタもとは吉本新喜劇・帯谷考史の「ポットギャグ」。 定番ギャク【その2】 もし誰かが猫になったら、 あやした後に「なんでやねん!」とつっこむこと。 このギャクのネタもとは吉本新喜劇・池乃めだかの「猫ギャグ」。 定番ギャク【その3】 誰かが「おじゃましまんにゃわ」と言ったら、 その場にいる全員がコケなくてはいけない。 ネタもとは吉本新喜劇・井上竜夫の「登場のギャグ」。 (以上、2008年2月7日放送分より) 大阪人は「シュッとしている」と言われると喜ぶ また大阪人は「シュッとしている」と言われると 誰でも大喜びをするらしい。 「シュッとしている」=「すべてがイケてる」 ・・・という意味らしい。 上司へのヨイショに使えるのか?!(2008年1月17日放送分より) ■ いずれにしてもノリ一発☆大阪人 大阪人は見えない刀でも斬られる 以上、「秘密のケンミンSHOW」の人気コーナー 「ヒミツのOSAKA」に注目してみたが、 大阪人と仲良くしたければ、とにかくノリ一発である。 大阪府民に刀で斬るふりをすると、 斬られたリアクションをするというのは本当で、 番組の実証では、カメラを隠しても結果は同じだったから 大阪人のノリの良さは本物である(2007年12月13日放送分より)。 大阪人は、相手の話に点数をつける とにかく関西での学生時代は オモロイ奴がモテていたような気がする。 逆に、筆者達は静岡出身のベーシストをバンド内でイジめていた。 “東京アクセントがキモい”という、それだけの理由だった(=残酷)。 とにかくオモロクナイ奴には、 オモロクナイことを相手に分かってもらう為に 点数がつけられることも・・・(2008年4月10日放送分より)。 大阪人は話にオチがないとガッカリする とにかくこの番組のHPがかなり楽しめるので、 興味のある人は是非、「秘密のケンミンSHOW」内の 「バックナンバー」をクリックしてみて欲しい。 大阪のみならず、あなたの出身地の「あるある!」ネタが満載のはず。 なお、番組HPによると、 この番組の第1回(2007年10月11日放送)が、 今月からあのJAL国際線機内個人用テレビで上映されているとのこと。 大阪人の胸のうち 益田ミリ作 【税込559円】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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