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ビア&カフェ「BERG(ベルク)」全景(JR新宿駅東口から15秒) “新宿はHUB(ハブ)”と豪語しておきながら、 JUNK FOOD MANIAさんの8月17日の記事を読むまで ビア&カフェ「BERG(ベルク)」の存在を知らなかった。 イケてない、イケてなさ過ぎる・・・。 ・・・というわけで、本日雨の中、 ハンターブーツ(紫)を履いてドカドカ新宿まで出掛けてきた。 結論:「超好きだっ~!こういう店」。 なのにこんな名店が大家のルミネから立退きを迫られてるって、 どういうこと?どういうこと!? ■ これがBERG(ベルク)だっ♪ まずはカウンターで注文&会計。先に席取りするのはNG 強いて言えば、ジャーマンドッグ的なものがあるから、 ドトールに酒を置いて、 ビアガーデン風に夜も使えるファーストフード店か?(昼でも飲めるけど) ・・・BERG(ベルク)をカテゴライズするのは正直しんどい。 BERG(ベルク)の本(後述)によると、 “ドイツ+フランス+イギリスのカフェ文化=新宿ベルク”とのことだから とりあえずソレでまとめることにしよう。 雑然とした店内。隣席近し。壁はアーティストに貸出中 見ての通り、店内は雑然としているが、 その混沌とした感じがまたいい味を出している。 10代の頃文化屋雑貨店に行くとなぜか落ち着いてしまった サブカル好きAround 40(アラフォー)世代に結構お奨め♪ 店内の壁は、月替わりでアーティストに貸し出されているし、 無造作にカウンターに置かれているのは 女子美の広報誌や早稲田文学会のフリーペーパー。 何となくカルチャー臭のするところが、 サラリーマン臭バリバリのドトールとの相違点。 かと言って、 “コーヒー1杯で文庫本片手に長居出来る店”かと言えばそうではない。 何せ新宿の1等地でこの良心価格。 しかも食べ物は天然酵母のパン、栄養いっぱいの餌を食べた鶏のゆで玉子、 ソーセージだって手作りという本格派。 “場所代は含まれない”と思ってあげるのがルールであろう。 とにかく客の回転が早い。 ・・・というより、客がわきまえている感じ。 ホットドックブランチ(ホットコーヒーorスープ付)【525円】 筆者が頂いたのは、ランチタイム(11時~17時)ということで、 写真のホットドックブランチ。 アイスコーヒーにしたのでプラス50円。 ・・・はっきり言って旨かった。 リピ決定♪また行きます♪ ランチだと、米系で 「五穀米と10種野菜のカレーライス」というのも人気らしく良く出ていた。 ホットコーヒーかウーロン茶が付いて504円とのこと(安っ!)。 モーニングプレート(マイスターポーク&卵半分)ホットコーヒー付【472円】 朝は7時から営業で、モーニングは正午まで。 モーニングSetには天然酵母トーストとサラダ、ホットコーヒーが付いてくる。 メニューの写真を見ているだけでも楽しいので、 気になる人はBERG(ベルク)HPをチェキ♪ ちなみにアルコール類以外の全てのメニューがテイクアウトOKとのこと。 あまりにツボに来た筆者は、 新宿からの帰り道、もう1度立ち寄ったのであるが、 超気になっていたラタトゥイユ(399円)は売切れで涙を飲む結果に・・・。 変わりにレバーペーストサンドとゴマときなこのパウンドケーキを購入するも こちらも美味♪ ■ 【もうJRには乗らない(←無理ポ)】いきなり口頭で立退きを迫るルミネって何様? JR新宿駅東口15秒。有料トイレ隣。向かいは食券式蕎麦屋 ところが、この18年の歴史を持つ名店に ルミネエストが立退きを迫っているという。 2007年の話らしいが、何でもいきなり個室に呼びつけられ、 「ココはルミネの管轄になりました。 ファッションビルなので飲食店は速やかに退いて下さい」 ・・・と口頭で言い渡されたらしい。 (その他ルミネからの嫌がらせの数々はコチラをチェキ) ルミネよ、お前は北京オリンピック前の中国か。 そう言えば、筆者が超贔屓にしていた ルミネエスト8階(当時大人ゾーン)の「春秋」も、 超イケてるインテリアで流行っていたのに突然閉店になった。 店員さんに「何で?」って聞いたら、 言いにくそうに「ルミネが・・・」って言ってたな。 株式会社ルミネ・会社情報を見ると、 「お客様第1主義」とか何とか書いてあるが、 彼らが目指しているのはズバリ渋谷109的なファッションビル。 新宿伊勢丹が地下を10代向けに改装中なのを見てもわかるように、 若者市場は売れるのである。 ルミネエストの地下にはSword Fishとか旬なブランドが満載で 柳原可奈子のモノマネみたいな店員が 「いらっしゃいませ~♪」と甲高い声を上げ狂っている。 各店のBGMがぐちゃぐちゃに交じり合う混沌とした感じは まさに渋谷109状態・・・。 まぁ、ルミネの目指すファッションビルとBERG(ベルク)の方向性が 合い入れないのは分かるけど、 文書にもせず、いきなり呼びつけて口頭で立退きを求めるってど~よ。 いくら親会社がJR東日本だからって、お前はそんなに偉いのか? 株式会社ルミネ 【所在地】 東京都渋谷区代々木2丁目2番2号 JR東日本本社ビル10階 【主要株主】 東日本旅客鉄道株式会社91.84% 【主な事業内容】ショッピングセンター事業の管理及び運営 しかしBERG(ベルク)ファンも負けてない。 「LOVE!BERG!」なるサイトを立ち上げ BERG(ベルク)の営業継続を求める請願署名活動を実施中。 2008年7月31日には集まった署名1万人分を 宅急便4箱でルミネ側に送りつけたらしい。 「1万人署名提出レポ」についてはこちらを参照のこと。 ■ BERG(ベルク)の本出たよ。 新宿駅最後の小さなお店ベルク (2008年7月発売)【1680円】 ・・・で、BERG(ベルク)の本が7月に出たと聞いて、 これは「立退き攻撃」への反撃か?と思いきや、 「ほぼ日刊イトイ新聞」に載っていた担当編集者さんの話を読んでみると、 直球で「闘い」を念頭においた本ではないらしい。 元々担当編集者さんがBERG(ベルク)のファンで、 新宿の1等地でチェーン店でない個人商店がやっていくことについての ビジネス書を作りたい・・・というのがモティベーションで BERG(ベルク)店長・井野氏を口説いたのが始まりらしい。 元々はBERG(ベルク)の名前も伏せるつもりだったとか、 この本は携帯メールで書かれたとか、 結構面白い話が書いてあるので、興味ある人は下記リンクをClick♪ ■「担当編集者は知っている」(ほぼ日・2008年8月22日) 担当編集者・稲葉将樹氏(ブルース・インターアクションズ)が語る裏話 ・・・っと言っても、この時期にこの本を出すことの隠れた意味が、 ルミネ立退き攻撃への反撃ってのは絶対にあると思う。 まずは向かいの“富士そば的”食券式蕎麦屋がどう動くかだな・・・。 ・・・って、1回しかBERG(ベルク)行ってないクセに語るな、オレも。 *追記 YouTubeで動く井野店長&迫川副店長発見! ■ あの人に会いたい チョロズム出版 ベルク編 --------------------------------------------------------------- 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 都心の超ど真ん中(新宿駅改札徒歩15秒)にある15坪の個人店。フランチャイズにはない、飲食店経営の面白さと創意工夫を店長自ら書いた。小さなお店の魅力とは?個人店の危機は、日本の危機!?個人店が生き残るためのヒントも満載。 【目次】 1章 どこにもないファーストフードのお店はこうしてできた(お店の魅力をどのように出していくのか?/自分たちが毎日食べられるもの―ベルクの商品開発 ほか)/2章 大手チェーンにできないことに価値がある(非効率な食材と真剣に向き合う/ドイツ+フランス+イギリスのカフェ文化=新宿ベルク ほか)/3章 本当は飲食店なんてやりたくなかった―ベルク誕生ストーリー(店長の新宿放浪時代―自分探しよりも場だ!/家族でお店を経営するということ ほか)/4章 なぜベルクをはじめたのか?(この壁を自由に使いたい!/純喫茶からの大改造 ほか)/5章 個人店が生き残るには?(息の長い商売をしたい/薄利のインパクトで多売を可能にする経営 ほか) 【著者情報】 井野朋也(イノトモヤ) 1960年東京都新宿生まれ。新宿育ち。早稲田大学社会科学部卒業後、塾講師を経て、1990年より新宿駅ビル地下のビア&カフェ「ベルク(BERG)」の経営者・店長。 --------------------------------------------------------------- お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 26, 2008 06:42:55 AM
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