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テーマ:映画館で観た映画(8570)
カテゴリ:洋画(た行)
原題: CHE: PART TWO/GUERRILLA 監督・脚本・撮影 : スティーヴン・ソダーバーグ 出演 : ベニチオ・デル・トロ 、 カルロス・バルデム 、 デミアン・ビチル 、 ヨアキム・デ・アルメイダ 、 エルビラ・ミンゲス 公式サイトはこちら。 <Story> 1965年3月、チェ・ゲバラ(ベニチオ・デル・トロ)は忽然と姿を消した。 様々な憶測が飛び交う中、カストロ(デミアン・ビチル)はキューバ共産党中央委員会の場で、ゲバラの手紙を公表する―。 彼は再び、革命の旅を始めた。 変装したゲバラは、1966年11月ボリビアに入国する。 そこは大統領の独裁政権のもと、農民やインディオたちは圧政と貧困にあえいでいた。 ゲバラのもとに次々と革命に燃える戦士が集まるが、 ボリビア共産党の援助が絶たれ、ゲリラ軍は孤立していく…。 チェ 39歳 別れの手紙 - goo 映画 <感想> この日2本目。『チェ 28歳の革命』を観てしまったので、流れとして続編も鑑賞です。 史実ではわかっていることを敢えて観るわけですから。 前編が成功ならこれは転落であり、そこを承知で観ないと、とは覚悟してました。 前編に比べると、事実のみがさらにクローズアップされていて、 戦争映画っぽさが増していました。 前作では、ゲバラの人柄のようなものもセリフなしで描かれていたシーンもあったのですが、 今回は、革命を達成していくのではなく、逆に追い詰められていく展開ですので、 そのような余裕ある場面は少なかったような。
ボリビアでの革命の失敗は、キューバと違って民衆を味方に付けられなかったことと、 現地での組織による支援もなかったこと。 次第に追い詰められていく彼らの痛ましい様子は、観ていて胸が痛い。 あの栄光はどこに・・・ というくらいの対比です。 そのままキューバに残っていれば約束された地位が待っていたのに、 敢えて革命を求めて新天地を見つける、という過程が、 冒頭のたった1通の手紙でしか表されていないので、 観客はそこから追いかけていくしかない。 全体的に説明不足で、さらに内容も衰退の一途をたどっているため、 正直、陰鬱な印象は拭えない。 こういう感じに続編が作られてしまうと、 前作と本作を2部に分ける必要があったのか?とまで思われてくる。 あまりにもタッチが違いすぎるので・・・。 これなら、3時間くらいにまとめて1本に編集したほうがよかったのでは??
今日の評価 : ★★☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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