|
テーマ:映画館で観た映画(8571)
カテゴリ:邦画(あ行)
監督 : 光石富士朗 出演 : 松坂慶子 、 岸部一徳 、 森田直幸 、 久野雅弘 、 大塚智哉 鑑賞劇場 : シネスイッチ銀座 公式サイトはこちら。 <Story> 大阪の下町で暮らす久保家。 昼は病院でヘルパー夜はスナックと、働き者のお母ちゃん・房子(松坂慶子)は三人の息子を抱え、一家の大黒柱となっている。 お父ちゃん(間寛平)が急死し、弟と名乗る男(岸部一徳)が転がり込んできた。 一方、中3の長男・政司(久野雅弘)は、偶然出会った大学生と恋人同士に。 やんちゃな中1の次男・行雄(森田直幸)は、柄にもなくシェイクスピアの「ハムレット」を読み始める。 三男の宏基(大塚智哉)は「女の子になりたい」と宣言してクライスメイトにからかわれ…。 大阪ハムレット - goo 映画 <感想> これも、昨日で上映が終了することに気がついて、 あわてて仕事帰りに観に行きました。 おすすめ邦画なんで観たかったんです!! 間にあったー。 最近このパターン多い。。。 いつか行けばいいや、って感じで、気がつくと終わりそう! とか、終わっちゃった! とか(涙 森下裕美さんの漫画は珍しく読んだことあります。 「少年アシベ」だったかな? 確か、ゴマちゃんってこれでしたよね。 大阪ハムレットの原作は未読ですが、ほのぼのとしたマンガを描く作家さんっていう印象あります。 ハムレットになぞらえられるほど、 むちゃくちゃなおうちってあるの・・・? こういうお宅って、人の口の端に必ず乗りますね。 ですけど、当のご本人さんたちがよければ、それでいいんじゃない?? 何でもいいから!! っていう、おかあちゃんの心意気が、 久保家を引っ張っていっているような感じがします。
ここに出てくる1人1人が、ええなあ・・・ って思います。 中3の長男・政司の、オッサンくささ。 あんたホンマオッサンちゃうの~?? ってツッコミたくなるw 彼と由加ちゃんとの心の通い合い・・・ これも本当に素晴らしかった。 自分のルーツがわからない。頼りたくても頼る人がいない・・・。 そんな2人が出逢って支え合って。 尻ごみしないでちゃんと正面から向かい合って受け止めて。 泣けてきちゃったw 中1の次男・行雄なんかは、親に復讐するハムレットそのものになぞらえられているけれど、 いろんな人に会って、家族のいろんな想いを受け止めて、 そうやっているうちに見事に成長したなあと思う。、 可愛いやつ!! そして宏基くん。 ようがんばった! あんたえらいわー。 亜紀ちゃんとの約束、最後まで歯食いしばって堂々と果たして。 誰が何と言おうと、生きていること、それだけでいい。 そう胸を張って正々堂々と生きていることに誇りを持つ、房子の生き方って、 傍目には破天荒に見えるかもしれないけど、 「自分に正直に」なんてお題目を唱えるのなら、 このくらい、腹をくくる覚悟はあるのか? と、問われている気がする。 松坂慶子さん・・・。 アフィリにも出しましたが、「水中花」のイメージが強いだけに、 この映画観て、初めちょっとビックリしたけど f^^; それも人生、がんばって生きてきたからだよね。 ・・・と、エールを送りたくなりました。
今日の評価 : ★★★★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[邦画(あ行)] カテゴリの最新記事
|