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テーマ:試写会で観た映画の感想(680)
カテゴリ:洋画(ま行)
原題: MARLEY & ME 監督 : デヴィッド・フランケル 出演 : オーウェン・ウィルソン 、 ジェニファー・アニストン 、 エリック・デイン 、 アラン・アーキン 試写会場 : 明治安田生命ホール 公式サイトはこちら。 <Story> 新聞のコラムニストをしている新婚夫婦のジョン(オーウェン・ウィルソン)とジェニー(ジェニファー・アニストン)は、子どもを持つ自信をつけるため、犬を飼うことを決意。 そして、やって来たのがマーリーだ。 ところが彼は、手に負えないほどにやんちゃな犬だった! ほかの犬や飼い主に飛びかかり、顔中をヨダレまみれにする。 雷にパニクる。 家具を噛みちぎり、何でもかんでも食べたがる。 おかげでジョンは、マーリーのうんちにまみれるハメに…。 訓練学校でもサジを投げられ、お払い箱にされる始末。 やがて子供たちに恵まれた家族は、そんなマーリーに手を焼きながらも、 人生の喜びを味わい、そしてかけがえのない日々を過ごしていく…。 [ 2009年3月27日公開 ] マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと - goo 映画 <感想> この日は大物の試写会が他でかぶっていたせいか、 この試写、人が少なめでした。 開場30分前に並びましたが列が短い。。。 おかげさまでいい席取れました☆ ラッキーです^^ 動物ものはどっちかと言いますと苦手ジャンルになるのかなあ。 動物オンリーなものってまず鑑賞しないんです。 ですけどこれ、どことなくヒューマンっぽい印象もあるし、 何と言っても監督が、2006年のmy映画鑑賞ランキング第3位の、『プラダを着た悪魔』と同じですもんね。 このハガキもすごくおしゃれっぽいっていうかプラダっぽいっていうか(笑 可愛い感じ! &綺麗な安田生命ホールが当たったし、これは観る前からワクワクものです。
もう1つ、ジェニファー・アニストンもとっても気になってました。 最近映画からちょっと遠ざかっていた彼女、どんな風なのかなあって。 だんな様役は『ダージリン急行』のオーウェン・ウィルソンです。 どこにでもいる新婚カップル。 その2人が、犬を飼うことによって、成長していく。 初めは、自分で決めていた枠の中でだけの人生だったけど、 マーリーと出会って、子どもたちともめぐり逢って、 そして夫婦もお互いがかけがえのない存在だと気がついていく・・・。
「世界一おバカな犬が教えてくれたこと」という邦題サブタイトルにもある通りなんですが、 マーリーってすごいです(笑 とにかくこんなワンちゃんいたらじぶんなら付き合い切れない(爆 あそこまでやりますかぁぁ・・・。 って感じ。 家族の状態って、ペットとの距離にも微妙に影響をもたらすのでしょうか。 自分は犬を飼ったことはないのでそのあたりわからないんですけどね。 仕事の状態、家族の状態、自分の状態が悪くても、 どんなにおいたをしても、 やっぱりしみじみと考えるとペットも家族なんでしょうね。 癒してくれる存在なのでしょう。 この映画の最大の魅力は、 ただ単なる、ペットを可愛がったり憐れんだりという流れに終わっていないところ。 かわいいかわいそうというだけではなくて、 きちんと、「ペットに対しての尊厳」を打ち出しているところが、 今まで観た動物関連の映画とは決定的に違う視点です。 もっともそれは、ペットに対してのお国柄も表れているのでしょう。 アメリカでは、犬に対してきちんとしつけをすることが求められ、 しつけをしない飼い主の犬は、犬のコミュニティに入れてもらえません。 ルール違反をしている飼い主には、他の飼い主がぴしゃーっと注意します。 「1人のわがまま勝手な物差しでだけでペットを飼う」、ということが、 社会的にどれほど迷惑なのか、イヤというほど思い知らされているようです。 このあたり、日本の、 「ペット=家族、だからオレ様ルールで飼う」という甘ったれた考えとは大きく違うように思います。 日本では、どれほど公共の場所でペットが他人に迷惑をかけても、 うちのコに何するの! という姿勢で逆ギレする飼い主を沢山見てきているだけに、 アメリカのペットに対しての意識は胸がスカっとします。 マーリーは確かにやんちゃな "clearance puppy" だったけど、 社会的に受け入れてもらえるようにと、ジョンとジェニーは最大の努力をします。 そして家においては、かけがえのない存在とマーリーに認識させています。 夫妻に子どもができて、マーリー自身も成長して変化していく。 責任を持って威厳のある飼い方をする、そうすることで人間も成長できるんだということを、この映画は教えてくれます。 ペットが家族をつないでいく。 そうやって、周囲の存在をかけがえのない大切なものだと認識させてくれる。 この姿勢が映画に一貫して流れており、最後までブレがなかったのも、評価したい所です。 オーウェン・ウィルソンとジェニファー・アニストンの夫妻もまた、 お互いを理解していくというところで成長しているし、 子どもたちも、思いやりの気持ちを惜しみなく私たちに見せてくれていたように感じました。 ベタベタとしていない、いい距離感の家族を作ることって本当に難しいけど、 こうして当たり前のことを当たり前に身につけられている家族って、 見ていて気持ちがよいものです。
今日の評価 : ★★★★☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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