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テーマ:映画館で観た映画(8570)
カテゴリ:洋画(た行)
原題: THE LIFE BEFORE HER EYES 監督 : ヴァディム・パールマン 原作 : ローラ・カジシュキー 出演 : ユマ・サーマン 、 エヴァン・レイチェル・ウッド 、 エヴァ・アムーリ 、 ブレッド・カレン 、 ガブリエル・ブレナン 鑑賞劇場 : シネスイッチ銀座 公式サイトはこちら。 <Story> コネチカット州郊外の小さな町の高校で銃乱射事件が起きたとき、17歳のダイアナ(エヴァン・レイチェル・ウッド)は親友のモーリーン(エヴァ・アムーリ)と女子トイレでたわいないお喋りに興じていた。 そこへ銃を持ったクラスメイトのマイケルが現れ、 「どちらかひとりを殺す。どっちにする?」と非情な選択を迫り、 ダイアナは「殺さないで」とつぶやくのだった…。 15年後、教師をしながら夫と娘と閑静な住宅街に暮らすダイアナ(ユマ・サーマン)は事件の悪夢にいつも苦しんでいた。 ダイアナの選択 - goo 映画 <感想> 美しい植物に彩られた予告、そして、エヴァン・レイチェル・ウッドも気になって、観たかった作品です。 予告を観た時の予想では、これは銃乱射事件をベースにした、人間の贖罪か何かの話・・・? って感じだったんですよね。 ですけど、観終わって、頭の中に「はてなマーク」が10個くらい登場。。。 わかんないわかんないこれ。 大混乱でした。
まず、同一人物のダイアナを演じているのに、ユマ・サーマンとエヴァン・レイチェル・ウッドの2人が全くと言っていいほど似ていない。 むしろ、ユマ・サーマンとエヴァ・アムーリが似ているように思えてくる。これが混乱の第1の原因。 予告では、ダイアナがある1つの方向に導いているかのように見せかけていますが、そうではないとわかった時、「ユマ・サーマン=モーリーン??」って思ってしまったくらいですから。 思わずエンドロールのキャスト表ガン見しましたよ私・・・ 私、真面目にこの映画を観終わった時に、本当に全く分からなくなってしまいまして、 よっぽど前の席に座っていた女性を捕まえて、 「すいません、今の映画わかりましたか?」って訊こうかなと思ったくらいでした。 それくらい混乱してまして。 ですけど運よく、この後に行った『ミルク』2回目試写の同行者さんがこの映画を偶然鑑賞済みで、説明してもらってようやくわかったんですよね。 ヴァディム・パールマン監督は、公式サイトで、この映画の結末を詳しく語っています。 私が説明してもらった時の同行者さんの解釈も、監督の真意に近かったので、それはそれでOKなのですが。 ですけど。 敢えて申し上げるなら、映画で見ただけでは分からず、結末を何通りも想像しないといけない映画というのは・・・。 どうでしょうか? 最後に「webで監督が語っています」という字幕が出た時は正直、「webを見ないと正解がわからないのか?」と思ったくらい。そうではないらしいのでまあよかったのですけど。 分からないのが悪い、と言われてしまえばそれまでですが、「わざと分かりにくくしている」ように作ってしまうのもどうなのかなあと。 何度も何度も繰り返す回想シーンのしつこさが、説明を聞いてやっとわかったんですけどね。 ですけど、そこに至るまでの伏線の張り方、ちゃんと張ってるのかなあ? って感じてしまいます。 これでもかこれでもかと、くどくどと説明をしていただきたいと言っている訳ではないのです。ただ、観客が観て、理解できるように作る必要ってあるように思います。 映画は映画の中で納得して、ある程度掴むものなのでは? ありきたりの映画はもう観飽きて、難解な作品を観たい。そういう方にはこれはピッタリとくるのではないでしょうか。 美しい植物と、3人の女優の魅力。これは確かに見どころですからね。
今日の評価 : ★★☆
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