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テーマ:映画館で観た映画(8566)
カテゴリ:洋画(か行)
原題: CRAZY HEART 監督・脚本・製作 : スコット・クーパー 音楽 : T・ボーン・バーネット 出演 : ジェフ・ブリッジス 、 マギー・ギレンホール 、 ロバート・デュバル 、 コリン・ファレル 鑑賞劇場 : TOHOシネマズシャンテ 公式サイトはこちら。 <Story> かつて一世を風靡していたカントリーシンガー、バッド・ブレイク(ジェフ・ブリッジス)だが、今ではドサ周りの日々を送っていた。 弟子であり、バックバンドの一員だったトミー(コリン・ファレル)は今や大スター。 しかしバッドの生活は対照的。 結婚生活は何度も破綻し、アルコールに溺れ、落ち目の日々を送っていた。 しかし、そんな彼の生活もジーン(マギー・ギレンホール)の登場により変化が訪れる。 2人は愛し合うようになり、バッドにも新曲の依頼が来るなど、事態は少しずつ好転していくが…。 クレイジー・ハート - goo 映画 <感想> 今年のアカデミー主演男優賞受賞作品。 全体的に雰囲気としては『レスラー』に近い。 ある程度人生を生きてきて、先が見えてしまっている男の話。 ジェフ・ブリッジス、マギー・ギレンホールの年齢差もそう感じさせてしまう要因かもしれない。 ランディとバッド、どちらも不器用なんですよね。 自分を都合よく曲げられない男たち。 曲げることをよしとしてこなかった人生だったに違いない。 そして自分の現状ってこんなもんだったのかと失望したり嘆いたり。 自信もなく酒に逃れたり・・・ そしてどちらもあまり健康そうな役ではなかったし。 そんな、自分を悔いているバッドの前に現れたのがジーン。 破天荒な暮らしを続けていたバッドを、変えようと思わせたジーン。 それまでの女たちとは何かが違う。 わざわざ1000km単位の道のりを越えてまでも、逢いたいと思わせる何かがジーンにはあった。 ジーンは本当に懸命に生きていて、離婚してシングルマザーとしての生活や子育ても本当に頑張っている。 そしてまたすごく雰囲気のある女性なんですよね。 相手を引き込む魅力がある。 じっと話を聞いてあげて、その人を虜にする。 自立して歩いている人間にこそ出てくる魅力とでも言えばいいのか。 しかも美しいと来たら、男性は放ってはおきませんよね。 マギー・ギレンホールは『ダークナイト』よりもこちらのほうが数倍いい女に見えたなあ・・・。 自分が男だったらこういう女性ってすごくツボかも。 懸命に生きてて、相手のことを許容できる器がある雰囲気。 いいなあ。 責任を果たしているからこそ、醸し出される味なんでしょうね。 しかしながら、人生って割り切って歩いて行かなくてはいけないんだというテイストを出したラストシーンは好きです。 コリン・ファレルが、カントリー歌手にあるまじき?(ごめんね)色気を出しちゃってて、こんな歌手がいたらカントリーだって人気出てきますよね。 バッドとのデュエットシーンなどはとても素敵でした。 さっぱりとしてて、でもどこまでも大人なテイストの、苦み走った物語でした。 こういう映画好き~ ******************************** 今日の評価 : ★★★★☆ 4.5/5点 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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