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テーマ:DVD映画鑑賞(14209)
カテゴリ:洋画(か行)
原題: GOYA'S GHOSTS 監督 : ミロス・フォアマン 出演 : ハビエル・バルデム 、 ナタリー・ポートマン 、 ステラン・スカルスガルド 、 ランディ・クエイド 、 ホセ・ルイス・ゴメス 、 ミシェル・ロンズデール 、 マベル・リベラ <Story> 18世紀末のスペイン。 宮廷画家に任命されながら、権力批判と社会風刺に富んだ作品も精力的に制作し続けるゴヤ(ステラン・スカルスガルド)。 彼が手がけた2枚の肖像画の人物―裕福な商人の娘で天使のように美しいイネス(ナタリー・ポートマン)と、異端審問を強硬するカトリック教会の神父ロレンソ(ハビエル・バルデム)―が運命的に出会う。 異教徒の疑いで捕えられたイネスを救ってほしいとゴヤに頼まれたロレンソは、拷問を受け牢に繋がれたイネスに面会し、思わず抱きしめるのだった。 宮廷画家ゴヤは見た - goo 映画 <感想> これも公開時スルーになってしまった作品。 上映館少なくてね・・・ 足を伸ばせませんでした(笑) それにしてもこのタイトル、「家政婦は見た」っぽく。。。 笑 昔の異端審問の権威を復活させたいがために、異端者集めを強化させるロレンソ。 その異端者集めに、何の罪もない娘が入ってしまい、 そしてその後の人生を大きく狂わされる。。。 聖職者が教義に反することをし、それを隠したいがために いろいろと奔走するというのはよくある話です。 結局ロレンソは自分のことが中心なんですが、 それでも徹底的に悪役になりきれなかったり、運が味方しなかったんでしょうね。 生きられれば何でもいい、そちらにつくという生き方をしてきた彼ですが、 最後の最後、自分がしてきたことを裏返して問われた時、 屈服することはしたくなかった。 それは自分のプライドに反するから。 そこまでロレンソはプライドの高い男だったかな? とも思えなくもないのですが。。。 (それほどの悪行も業績もなかったかもしれません) ここのところが、屈したくないくらいの大人物であったら、 彼の末路ももうちょっとうなずけたかもしれませんけど。。 ハビエル・バルデム目当てでしたけど、これはやっぱり ナタリー・ポートマンでしょ。 若々しい娘が、狂気に憑かれた女になり、 そしてその子孫にまで。。。 変幻自在の演技が光りました。 牢獄から出た後の表情の作り方はうまい。 初々しくて華やかな娘時代とのギャップがあり過ぎるだけに余計。 この作品、もしかしたら、最後のナタリーの満足した微笑みを出すために、 ロレンソをああいう風にしたのかもしれませんね。 自分勝手な男は、娘にも気にも止められす、というのも何か気の毒ですが、 それ相応のことしかしてこなかったからね。 仕方ないか。。。 ************************************ 今日の評価 : ★★★☆ 3.5/5点 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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