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テーマ:試写会で観た映画の感想(680)
カテゴリ:邦画(あ行)
監督 : 国本雅広 脚本 : 西田征史 主題歌 : 藤井フミヤ 出演 : 高良健吾 、 谷村美月 、 宮崎美子 、 大杉漣 、 早織 、 尾上寛之 、 岡本玲 、 佐藤隆太 、 佐々木蔵之介 、 塩見三省 試写会場 : よみうりホール 公式サイトはこちら。 <Story> 新潟県小千谷市片貝町。 病弱な華(谷村美月)の療養のため、須藤一家は5年前に東京から片貝町に引っ越してきた。 9月9日、毎年、世界一の花火が打ち上げられる“片貝まつり”の日、華が急性白血病による半年間の入院生活を終え帰ってくると、兄・太郎(高良健吾)は自室に引きこもっていた。 その夜、来年の自分たちの成人の花火を盛り上げようと気勢をあげる成人会に遭遇した華は、太郎を成人会に参加させようと決意するが、地元育ちでないため断られてしまう。 だが、太郎はアルバイトを始め、新生活をスタートさせる。 その冬、華の白血病が再発。 容態は前回よりも確実に悪化していた。 華は、片貝に引っ越してきた5年前、家族4人笑顔で見た花火への思いを太郎に告げる。 そんな華の思いを知り、太郎は苦労しながらも成人会への参加を認めてもらう。 だが、華の容態は悪化し、帰らぬ人となってしまう…。 [ 2010年9月25日公開 ] おにいちゃんのハナビ - goo 映画 <感想> 考えて見ると、高良健吾くん出演映画はここ2年くらいでかなりいっぱい観てる。 数えたらこれで9本目!! すごい。 過去8本のレビュー引っ張り出して見よう(笑) 『禅 ZEN』 『フィッシュストーリー』 『ハゲタカ』 『蟹工船』 『南極料理人』 『BANDAGE バンデイジ』 『ソラニン』 『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』 如何に彼が映画に引っ張りだこかわかるというもの。 この中で、4点以上付けたのもかなりありますね。 彼がもちろんお目当てでしたが行って来ました。 片貝まつりについて こういうお祭りがあったんですね。 初めて知りました。 このお祭りが、この映画の舞台です。 とても温かいお祭りです。 奉納の花火というのがあり、個人で打ち上げることも可能なのだそうですね。 なので、誰かに贈ったり、何かの記念に花火を打ち上げることができ、 それをみんなで分かち合うことができます。 一応、「病気ものの映画」ということで、またまた基準点が少し低い状態でスタートでしたが・・・。 やっぱり(苦笑)泣かされてしまいました。 谷村美月ちゃんがいい! いつも明るくて、辛いところ絶対に見せないで、兄を心配して。 そんな妹さんがいたらたぶん宝物ですよね。 こんなに思われて、おにいちゃんは幸せなのに、ある時点までそれに気がつかなかった太郎です。 ですが、そんな華の一途な献身は、次第に彼の生きる力となっていきます。 思うに華も、自分のせいで一家が転身せざるを得なくなってしまったことが、 重荷になっていたのでしょうか。 精一杯自分にできることをしたいという彼女の気持ちは痛いほどでした。 この役、谷村美月ちゃんは合ってましたね。 赤い浴衣がまた、泣かせる。。。 理由は見てくださいね。 あまり細かく書くとネタばれになってしまうので書きませんが、 花火のシーンが、ただ単に花火を映すだけではなく、 効果的に使われているのですね。 華の顔に映る花火、そしてそれを見つめるみんなにとっての花火の意味です。 特に地方の祭りになると、多分に地元意識が強い中、そこに携わる人たちの 祭りに賭ける想いと、他所者の疎外感という相反する立場も利用して、 太郎のキャラクターを作って行ってました。 彼が華に抱く想いと、社会への帰属意識とのせめぎ合いですね。 そこがまだ若いが故に、うまく渡って行くことができない太郎でしたが、 彼の心が周囲を動かすという設定もよかった。 多少、ベタかな・・・ と思わせるところはありましたが、 思わず涙を誘われてしまいます。 涙もろい方はハンカチ多めで! *********************************** 今日の評価 : ★★★☆ 3.5/5点 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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