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テーマ:DVD映画鑑賞(14209)
カテゴリ:洋画(か行)
原題: CLOSER 監督: マイク・ニコルズ 出演: ジュリア・ロバーツ 、ジュード・ロウ 、ナタリー・ポートマン 、クライヴ・オーウェン <Story> ロンドン。 小説家志望のジャーナリスト、ダン(ジュード・ロウ)は、街の交差点で、ニューヨークから単身で来ていたストリッパーのアリス(ナタリー・ポートマン)と出会う。 2人はまもなく同棲を始める。 1年半後、アリスをモデルにした小説の出版を控えたダンは、撮影スタジオで出会ったフォトグラファーのアンナ(ジュリア・ロバーツ)に一目惚れ。 半年後、ダンのチャット上の悪戯により、アンナと、皮膚科専門の医師ラリー(クライヴ・オーウェン)が出会う。 2人は互いに心を通わせ始めた。 4ヵ月後、アンナの写真展の会場で4人が出会う。 クローサー(2004) - goo 映画 <感想> 4人とも好きな俳優なので借りてみました。 本作は原作が戯曲というだけあって、映画というよりは 舞台版のような見せ方になっています。 舞台で、上手で1つの場面をやっていて、そちらが暗転すると 下手で別の場面がライトが当たって始まる、という感じです。 ということは、あまりシチュエーション同士がつながっていなくて。 「~~した」と言葉で説明出来てしまうのです。 本来なら映像で見せるべき部分を全部は出してはいない。 この映画は、ベースは恋愛なんですが、4人の「こころ」のうつろう様を描いています。 うつろう様子が一番よく分かるのが恋愛なのかもしれません。 自分はあの人と付き合っている。 でも、今日出会ったあの人の魅力に参ってしまった。 どうしよう。 この人もいるのに・・・ そんな心の揺れですよね。 その中でも、4人が重要視したのは、「嘘をつかない」ことだったのでは ないでしょうか。 本当のことが知りたい、ただそれだけ。 そのシンプルなことが叶わなくて、4人の関係は混乱していきます。 想いに正直になるあまりに相手を疑ったり、貶めたり、最初は単純だったはずの関係が あっという間にドロドロとしたものになっていってしまう。 築くのは難しいけど壊すのは実に簡単。 そして、その瓦礫の中から、傷ついた心を引きずり出して、また生きていく・・・ 恋とは、そして生きることとはそんなことの繰り返しなのかもしれません。 この葛藤が淡々と語られて、そして気がつくと彼らの心境にどっぷり入り込んでしまっている。 そんな感覚の映画でした。 ********************************** 今日の評価 : ★★★ 3/5点 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.10.01 05:01:46
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