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テーマ:映画館で観た映画(8514)
カテゴリ:洋画(な行)
原題: NOWHERE BOY 監督 : サム・テイラー=ウッド 脚本 : マット・グリーンハルシュ 出演 : アーロン・ジョンソン 、 クリスティン・スコット・トーマス 、 アンヌ=マリー・ダフ 鑑賞劇場 : TOHOシネマズみゆき座 公式サイトはこちら。 <Story> 1950年代のリバプール。 青年ジョン・レノン(アーロン・ジョンソン)は幼い頃から伯父と伯母に育てられていた。 反抗期真っ最中のジョンは、伯母のミミ(クリスティン・スコット・トーマス)に厳しく躾けられていた。 やがて、優しい伯父が心臓発作で急死する。 葬儀の後、ひょんなことから本当の母親ジュリア(アンヌ=マリー・ダフ)が歩いて行ける距離に住んでいることを知ったジョンは、恐る恐る実母の家を訪ねてみることに…。 ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ - goo 映画 <感想> ジョン・レノンが、ジョン・レノンになる前の映画、 一言で言えばそんな感じです。 主役のアーロン・ジョンソンというよりも、 彼を巡る「2人の母」の方が断然面白かったですね。 2人の母の間で、思いっきり自分をさらけ出せないことへのジレンマと、 青年期にある反抗とが混じり合って、ジョンの人となりを作り、 頭をもたげてくる音楽の才能を開花させることに焦点を合わせていく過程が描かれていました。 ただしそれよりも、2人の母の駆け引きの方が見どころで、 ずっと育ててきた自負があるミミは、ジョンを小さい頃のままの扱いで縛ろうとし、 いきなり成長したジョンと対面したジュリアは、奔放な魅力でジョンとの間の時間の溝を埋めていくけれど、 彼女の新しい家族との橋渡しには苦労してしまうのですね。 どっちがよりジョンを愛しているのかなんて、比べようがない。 比較する対象が違いすぎるから。 だけど女性たちは、自分が息子の一番でありたいという願望もあるから、難しい問題です。 表面上は仲良くしていたとしても、心の底では相手を許せなかったかもしれません。 ミミ役のクリスティン・スコット・トーマス、最初わからなかったんですよね。 あまりにも雰囲気違ってて。 おでこのシワ、あれは特殊メイクだよね? 笑 ちょっと老け役のクリスティンでしたけど、厳格なミミが板についてました。 『サラの鍵』が先日のTIFFでも素晴らしかったし、大好きな女優さんです。 そして対照的なジュリアのアンヌ=マリー・ダフも、最近『終着駅』で鑑賞したばかり。 華やかで賑やかなことが好き、そしてジョンを愛しているジュリアらしかったです。 アーロンくんも、この監督との間に子どもを設けるなど、 なかなか話題作りには事欠かない映画のようです。 雰囲気も、若いころのジョンに似せていますし。 ただしポールの若いころの役のコは少々可愛すぎ? かなと。 細面で涼しげなイケメンくんであることは間違いないけど。 ビートルズ好きさんなら観ておいてもいいかなと感じる作品でした。 今日の評価 : ★★★ 3/5点 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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