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テーマ:映画館で観た映画(8512)
カテゴリ:邦画(か行・さ行)
監督: 杉田成道 出演: 役所広司 、佐藤浩市 、桜庭ななみ 、山本耕史 、風吹ジュン (TOHOシネマズ1か月フリーパス鑑賞 16本目) 公式サイトはこちら。 <Story> 吉良上野介邸討ち入りの後に、大石内蔵助(片岡仁左衛門)から「討ち入りの真実を赤穂の遺族たちに伝え、彼らの生活を助けよ」という命を受けた寺坂吉右衛門(佐藤浩市)。 16年後、彼は最後の遺族を訪ね、すべての使命を果たし終えた。 その後京都を訪れた寺坂は、討ち入りの前日に逃亡した瀬尾孫左衛門(役所広司)の姿を見かける。 実は瀬尾も大石から密命を与えられていたのだった。 その密命とは、大石内蔵助と側女の間にできた子どもを、保護して育てよと言うものだった。 最後の忠臣蔵?-?goo?映画 <感想> 今年はちょんまげものに多くご出演の役所さん。 ちょうど『十三人の刺客』もありましたし。 時期が若干これと かぶりましたね。 というか、ちょんまげものの映画本数が全体的に多かったのかな? 日本人が大好きな忠臣蔵ということで、散々私もあちこちで観てますが、 これは「忠臣蔵のその後」です。 討ち入り前夜に逐電したとされる瀬尾孫左衛門、 そして四十七士の中から「生かされた」寺坂吉右衛門。 「生き残った方が背負うものが大きかった」というセリフが重い。 武士道からしてみれば、主君の仇打ちに加わらない、 まして逐電したとなればもう「不忠義者」扱いにしかならない。 そこに隠された理由があったとしても、そう見られることは辛く、 まして身分を隠し、公儀に追われる身となればなおのこと。 そして密命を達成しないといけない。 孫左衛門に課されたプレッシャーは 相当なものだったと思います。 そこまでして守らないといけない忠義って何だろう、 周りや自身を犠牲にしてまで尽くす意義とは。 やはり当時でないとわからないことがあります。 もし、可音が孫左衛門に違う言葉をかけていたら、とも思いますが、 可音も若く社会を未経験の女性であり、 到底孫左衛門の行く末などは思い及ばなかったと考えます。 自分が嫁いだら、孫左衛門はどうなるのか。 どうするのか。 そこを考えてしまうと結末がある程度予測がついてしまうのですが、 それ以外には選択肢はなかったのでしょうね。 武士は哀しい職業、と、いつもこのような映画を見る度に考えさせられます。 今日の評価 : ★★★☆ 3.5/5点 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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