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rose_chocolat@ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) みえこ55さん こちらこそレス遅くなりす…
2011.01.26
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原作: 西原理恵子

監督: 小林聖太郎

出演: 小泉今日子 、永瀬正敏 、矢部光祐 、小西舞優 、正司照枝

試写会場: スペースFS汐留

公式サイトはこちら。






トークショーつき女性限定試写会に行って来ました。
上映終了後に、小宮山洋子厚生労働副大臣、
北斗晶さん(本作出演)、
そして原作者の西原理恵子さんの3名がゲストでお見えになりました。


西原理恵子さん関係の映画を観るのは4本目です。
『女の子ものがたり』
『パーマネント野ばら』
これらは彼女の高知時代の話がベースです。 そして、直近の
『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』、 これは『毎日かあさん』と同じく
鴨志田さんとのことを描いてます。


西原さんが一言ずつ面白いんですよね。 で、

「東のお母さんってすごい真面目なんですよね。
『こんなことしたら子どもに悪いんじゃないのか』とかって真剣に考えちゃう。そう言う所は
西のお母さんってすごいアバウトというか、てきとーというか。
私もそのノリなんですけどね。
だって『今日、私離婚したんですよー』って言ったら、
『そりゃーアンタ、よかったなあ』って言われちゃって(笑)
関西のオバちゃんの返しは奥が深いです。」

なんて言うもんだから。
とにかく彼女の感覚としては、「金があってよかったなあー」ということで、
鴨志田さんが亡くなった時にも、人としてちゃんと送りだすにも
お金が必要だった、だからその時感じたのはお金があってよかったってことで、
そのためにも、女性は仕事をしなさいってことをお話しされてました。

「『毎日かあさん』が、私の感覚に一番近かったような気がする。だけど、
映画というのは別のメディアなので、
私の手を離れたら、どういう風になろうと関知しないことにしてます。」
とも仰せでした。

マンガなども時々拝読させていただいてますけど、もともとお子さんの描写が多い。 
本作も、お子さんに割く時間が多かったり、また描写自体もじっくりしていました。
『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』が、鴨志田さんの闘病に重きを置いていたのに対して、
『毎日かあさん』はどちらかと言いますと、西原さんの母親としての視点がポイントになっています。


あとの2人のゲストは、出演してた北斗晶さん。
彼女もワーキングマザーとしての「どすこい母ちゃん」的な目線での話、
そしてもう1人の、小宮山洋子厚生労働副大臣も、
「そのためにも女性が働きやすい社会にしたい」と仰せでした。
(ちゃんと実現させて下さいね)
児童虐待防止キャンペーンとタイアップということで、今回小宮山大臣が
ゲストにいらした模様。
こういうタイアップならどんどんやっていただきたい。





さて映画ですが、
永瀬正敏・小泉今日子という、「元夫婦」が主役というのも、本作はなかなかの話題です。
よく承知したなーと。


公開時期が続いてしまったということで、やはりどうしても
『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』との比較になってしまうのですが、
この2つの映画の夫婦役、浅野忠信・永作博美&永瀬正敏・小泉今日子の俳優陣が
似た雰囲気なんですよね。
外観だけじゃなくて演技のスタイルもどことなくなのですが。
なので、どちらか片方だけ鑑賞する分にはいいんですが、
両方観てしまうと、どっちがどうとも言いにくい部分があります。
特に鴨志田さんを演じたお2人に関しては、それぞれ「なりきる」意気込みが
伝わってきていますので。
もちろん西原さん役に関しても、小泉さん永作さんともに雰囲気作りをきちんとされています。
映画のスタンスもすごくかけ離れている訳ではないので、余計にそう感じてしまう。
ですので、映画自体のポイントがどこにあるのか、そこが分かれ目のようにも思いました。
『酔いが・・・』は鴨志田さんの入院生活、そして本作は西原さんの子育てです。


西原さんのワールドは確かに、普通の人生では体験できないことが
一気に凝縮して来てしまった彼女の人生そのもので、
またそのどこを切ってもドラマティックなわけですよ。
幼少期からしてありえないでしょー? て思うんですけど、
そこを少しづつマンガに書いていくうちに、それ面白い、書籍とか映画にしようという話に
なって行ったんじゃないかと思います。
そして鴨志田さんとの生活もまさにジェットコースターであり、
渦中にいる時は壮絶であったとしても、それが終わってみると
遠隔で眺めることができるくらい、彼女にとっては「俯瞰している」感覚になるのでしょう。


どちらにも共通することですが、そこにお2人の仕事が絡んでくるということです。
マンガと写真。
そこに普段の生活を写し出すことによってワンクッションができ、逆に
生活そのものを俯瞰できるようになる。
この作り方は個人的にはすごく好きです。
本作の最後の、鴨ちゃんの写真の場面や、『酔いが・・』の海の場面など、
日常をべったりということではなく、それをどこか突き放して見る目線があるからこそ
お話自体が生きてくるように感じます。


西原さんご自身のお話を少し伺ってみて、
あくまでも自分に起きたことではなく、1つ離して眺めているスタンスを感じ取りまして、
ご職業柄そうでないといけないのだろうなとも思いました。
そしてそのポリシーを忠実に表現していた小泉さんにも好感も持てます。
壮絶な人生だった鴨志田さんとの生活のもう1つの柱として、
子どもたちの成長をユーモラスに折り込んで、和らげる役割もきちんと置いており、
バランスが取れた作品となっているように感じました。





今日の評価 : ★★★☆ 3.5/5点



 

  















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Last updated  2011.01.29 22:31:28
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