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カテゴリ:映画(その他)
2011年2月の鑑賞記録まとめです。 2月2日(水)『RED』 これはもう、勢いで観る映画ですよね。 私は個人的にはヘレン・ミレンが好きなので、こういうカッコいい役は大歓迎。 じいさんだのと揶揄して、バカにする若者たちにも ひと泡吹かせたいというたくらみがあるようで(笑)、痛烈な感じなのは好きです。 絶対にみんな元気っていうのがわかりきっていると観ている方も安心しますから(笑) ただ鑑賞して1カ月近く経つけど、ほとんど残るものがないんですよね。 こういう作品ってそれでいいのかもしれないけど。。 ★★★ 3/5点 ******************************** 2月2日(水)『完全なる報復』 これ、気持ちとしてはわかんないこともない。 実際に被害に遭ったら、そう思ってしまうのも無理はないから。 そして司法取引という制度そのものも、何かいい加減な感じするじゃないですか。 この映画みたいに、単に自分の成績のために、取引させてる事例もいっぱいあると思います。 たぶんそのことに対しての警鐘も込みなんだとは思いますけどね。 ですけどね。。。 どうも最後が腑に落ちない感じがしまして。 それでいいの? みたいな。 頭の良さというか、そういうのは絶対にクライドの方が上手なんだから、それにかかったらたまらんというのもあるけど、 だったらニックももう少し誠実であってほしかったと思う。 最も、誤られたくらいじゃ今さら止められるか! ってクライドは思うんだろうから、 これはこれでいいのかもしれませんけどね。 何となく、『ショーシャンクの空に』っぽさも感じてしまったわ。 ★★☆ 2.5/5点 ******************************** 2月9日(水)『白夜行』 原作、ドラマ共に触れてない状態です。 少年期の体験が引き起こしたことはわかりますし、事の重大さもわかります。 そうしたくなる気持ちもわかる。 しかしながら、最後に語らせているのはダメなんじゃないかな? 行間にほとんど伏線がなかったように感じました。 いきなり、さあこれが全部ですよと言われてもねえ。 困ってしまいます。 雪穂の本当のところの動機って語られてないかも。 恨んでいるのはわかるけど、大学時代の友人とかにまで? って考えると、それは 単に嫉妬なんじゃないかなと。 そして時代考証がどうにも全編通じて古くさく感じました。 昭和55年~平成10年の話ですけど、古すぎませんか? 出発点を昭和25年とか35年とかって言うならわかりますけどね。 最後のあのブティックも、平成10年にしてはクラシカル路線すぎた感じがして。 最近のクラシカルを狙うなら、もっと雪穂をビジネスができる感じに描かないと。 あれではただお金を持っているだけの女性です。 信憑性がどうにも薄かった。 商売成功させたっていう苦労があんまり見えなくて。 ★☆ 1.5/5点 ******************************** 2月12日(土)『洋菓子店コアンドル』 続けて同じ監督の作品を鑑賞というのも珍しい。 公開が同時だからでしょうね。 本作、ちょっとあり得ない・・・っていうのがありまして。 まず、なつめみたいなキャラのコが、採用初日に一流店の店頭に立つことは ないですよね。 きちんと研修なり指導を受けた後じゃないと、普通させないはずです。 何も分からない、口の利き方も知らない人を客の前に出しますかね? ノリですから・・・ って言われても、現実としてそれは矛盾してるでしょ。 この映画、江口のりこさんが非常によかったと思うんですけど、 彼女の場面がもっとあってもよかった。 まりこの本音もちゃんと聞きたかったし。 ケーキも、ものすごく美味しそうに撮影されている訳じゃないですし (TV番組にももっと美味しそうなのはあります) 実際に去年パン関係のお仕事をさせていただいた私にとっては、 彼らがやるところの「店を作る」ということが、あまりにも行き当たりばったりなんじゃないかと感じてしまいました。 ★★ 2/5点 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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