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テーマ:映画館で観た映画(8570)
カテゴリ:映画(その他)
映画blogをやってる人なら大体の方はご存知の、 gooブログで「我想一個人映画美的女人blog」開設している、migちゃんの弟さんである、 片岡翔監督作品集が下北沢でありましたので、行って来ました。 猫目映画 公式サイトはこちら。 本当は2月26日からの上映で、一旦クローズしたんですが、 この度の震災で観れなかった方たちも多かったので、そのため上映を 延長して下さったとのこと、うれしい企画です。 今回はショートショート4本立て。 Twitterのつぶやきも混ぜての感想です。 『Mr.バブルガム』(2009) 昨年に続いて2回目鑑賞。 2回観ると細部がさらにわかって面白かった。 セーラー服のゆとりも計算済み、恐れ入りました。 あのセーラー服の生地が赤いのが何ともポップなようで、 でもちょっとマニアっくなようで。 小道具への神経の使い方は何回観ても素晴らしい。 あと背景の公園も何気にシュールというか、おかしさがあっていいんですよね。 猫目映画のPVに、この主演の船越真美子さんが出てましたね。 アイコンみたいな感じかな? 『くらげくん』(2009) こちらも昨年に続いて2回目鑑賞。 くらげくんの台詞が実に達観したものであることに改めて気付く。 叶わない現実までもを黙って受け入れ、昇華させるところまで、この尺で実現させてる。 改めて思ったんですが、くらげくんの表情がとても柔らかいんですね。 子どもではなくて、もう大人のようで。 これは演出なのかな~とも思うけど、この話の根底をちゃんとくらげくん自身がわかっているからなんだろうなと。 子どもの素直さってやっぱりすごい。 『ゲルニカ』(2010) 瞬時の背景説明がうまくいってるのでその分人物描写に時間をかけられた。 そして無言のうちに語られる想いの深さ。長尺で観てみたいものです。 必要なことを観客にうまくわからせていて、それが入ったことで話に一気に奥行きが出てきました。 ショートですと尺の関係上、ミニマムな内容に偏りがちですが、 ここは工夫されたと感じます。 演技だけでは見せ切れない所も重要ですもんね。 ですので人物たちの心情にも真実味が出てきた。 思春期の子たちの真っすぐさ、そして抱えている哀しみの大きさって、 実は大人になったら忘れてしまうものも多いかもしれない。 けれどそれが一生の原点になる可能性もある。 そのくらい大きなものと対峙しないといけないこともある。 ここからどう踏み出してゆくのか、続きも知りたいし、あるいは 『9<ナイン> ~9番目の奇妙な人形~』のように、長尺にリメイクしたものも観たいですね。 『ゆきだるまとチョコレート』 こちらは最新作。 追加で上映が決まったものです。 雪だからこそ、の設定ですよね。 すべてそこに雪があったから。ピュアでしたねー。 普通ならなんてことない校庭なのに、魔法のような雪が現れたからこそ、ドラマが生まれる。 無心に転げまわる子どもたちはちょっぴりうらやましかったです。 以上です。 新作もあるそうですので、また機会があったら拝見したいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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