カテゴリ:ねこ
11月10日のお昼頃 サクは20年の生涯を終えました 朝 「カーチャンが帰って来るまで頑張るんだよ!」と言うと 少し首を動かしたサク でも家に帰るとサクは冷たくなっていました お腹のあたりが少しだけ温かかったので 息を引取ったばかりだったかもしれません 20年間留守番ばかりさせてた毎日だったのに 3ヶ月間一緒に頑張って来たのに 最後の最後は看取ってやることが出来なかった それがとても悔しい サク ごめんね あたりまえのようにいた家族 いつかはそんな日が来るとずっと思っていたけれど ... お世話になった獣医さんとスタッフの方々から花束が届きました 10月に入ってからサクは歩いていても よろけたり 転んだりするようになりました それでもまだソファーの上の自分の場所にはジャンプして 上がることが出来たので まだまだ生きてくれると思っていました ご飯は次第に食べる量が減ってきました でもいつもご飯を欲しがっていました サクの弱々しく鳴く声に 何が食べたいの? どこが痛いの? サクの言葉がわかればなぁ...と いつも思っていました やぶ庭が台所に立つと必ずサクはヨタヨタとやって来て 何かご飯を出してもらうまでずっとそこにいましたが 缶詰もスープも液状の栄養食も 獣医さんからもらったカリカリも 何を出しても ひと舐めするぐらいで終わりでした 唯一茹でたササミだけは少し食べられたので ササミの茹で汁にほぐして与えました (結局ササミの茹で汁は息を引取る2日くらいまで 好んで飲んでいましたね) 一度やぶ庭の手に乗せた大好物のおやつのカリカリを 勢いよく食べたことがあり その後下痢をしてしまい夜間救急へ... その頃にはもう体が固形の食事を受け付けない状態だったようです カリカリをあげるんじゃなかったと 非常に後悔しました その時先生から脱水症状になっているので 家でも点滴をした方が良いとアドバイスされました 獣医さんの指導の下 ワンちゃんや猫ちゃんに飼い主が家で点滴をするというのは 結構よくある事のようで 実際サクの病院でも 交換用の点滴を持ち帰る飼い主さんを見たことがあります サクも11月に入ってからは点滴しか命をつなぐものがなかった為 迷いに迷いましたが やぶ庭も勇気を出して一大決心! かかり付けの獣医さんに教えて頂きながら 一度だけ皮下点滴をサクにしました 残念ながら翌日の点滴はやってあげられないまま 終わってしまいましたが... ママ友Nちゃんが小さなりんごの入った花束をサクの為に用意してくれました トーチャンも息子達も帰って来て サクとお別れをしました 横たわるサクの頭を後ろから見ると 耳がピンとしていて頭の毛もホワホワで まだ生きているようでした 2日後 訪問個別のペット斎場に来て頂き マンションの自分の駐車場スペースで火葬してもらいました 骨になったサクは本当にサクそのもので 言い方が変かもしれませんが 本当に可愛らしい骨でした ペット斎場の方に頂いた 小さなキーホルダーの入れ物に サクの足の骨と腕の骨の一部を入れて 息子達が持って帰りました お借りしていた点滴一式をお返しするため 後日 病院に挨拶に行った時 先生に 最後看取ることが出来なかった とお話しすると先生は 「猫はわざと誰も見ていない所で死ぬ動物だから サクちゃんもやぶ庭さんが出かけて いなくなったのを見計らって 亡くなったんですよきっと 猫の20歳は人間の100歳 ここまで長く生きられたってことは 本当に素晴らしいことです 最後はやぶ庭さんに感謝しながら 眠るように静かに 息を引取ったんだと思いますよ」と そう言って下さいました 先生の言葉に気持ちが軽くなり 救われる思いでした ママ友Nちゃんが撮ってくれた今年5月頃のサク 一度だけ家の中で あまり動けないはずのサクがいなくなったことがあり あわてて探しましたが ナゼか真っ暗なお風呂場に横になっていました 今思えば誰にも見つからない 死に場所を探していたのかもしれませんね サクはやぶ庭家の三男坊のような存在でした 息子達も弟のように思っていたんだと思います チビと違って人間ぽい所があって 甘えん坊の面白いニャンコでした ありがとうサク サクと出会えて良かった うちのニャンコで良かった またいつか会おうね サクが動けなくなった時 チビがよく そばで寄り添っていました 獣医さんから頂いた花束に入っていたスカビオサ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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