何のために遠くまで走るのか 何のために登るのか
自転車で走る。自転車で遠くに行く。2,30km位なら、楽しいだけで済む。100,200kmを超えると、さらに、坂が入ると、苦しい、辛い場面も出てくる。どうしてそこまでして遠くまで走るのか。どうして登るのか。自分の場合は、非日常を味わいたいため。自分の力で、自分で加速した速度で、日常から遠ざかり、非日常に入る。これがね、いいんだ。日常では絶対にかかない滝のような汗。日常では絶対に到達しない最大心拍数。日常では絶対に味わわない血の味のする苦しさ。身体の限界で背中に走る悪寒。日常のストレスが、馬鹿みたいに思えてくる。踏めば進む、踏まなければ倒れる。頑張った分だけ進む、頑張らなければ進まない。変な駆け引きや、人の評価に左右されることもない。思考が単純化するというか、本能が目覚めるというか。峠を登りきって、あー、腹減った、とそれしか考えてないことに気がついた時のなんとも言えない幸福感。あ、オチはありません。共感してくれる方が一人でもいれば幸いです。ランキング参加中です 押してくれると続ける気力が湧きます