信頼の原則
という言葉を初めて知った。ここのところ、交通事故に関する法律本を何冊も読んでいるのだが、その中に書いてあった。簡単にいうと、こちらが法律を守って運転していて、相手が法律に従わない行動をした結果事故になった場合は、こちらの過失は問われない、というもの。うーん、はしょりすぎか?まあ、だいたいそんなとこ。スッキリしない人は自分で調べてみて。信頼の原則、という言葉は、交通事故に特化した話ではないらしい。あくまで、交通事故にこじつけるとそんな感じかな、という。公道を自転車で走る以上、相手がどう動くかを予想する確実な根拠は、道路交通法しかない。みんなが道交法を守って運転していると信じるわけだね。いちいち、この人はウインカーを点けなそうだから、とか、この人は急に幅寄せする人かもしれない、とか、根拠のない予想をしていたら多分走れない。まあ、事故に遭いたくなければ走らないという選択肢もあるのだが。で、とりあえず、自分は法律を守って、相手も法律を守る前提で動きを予測しながら運転していて、それでぶつかった場合は過失は問わないよ、と。当たり前といえば当たり前。ただね、事故に遭って、体も痛くて、大変なことをしてしまったと精神的にも落ち込んでいる状態だと、いや、確かに相手はウインカーは出していなかったけど、寄ってくることは予想できたんじゃないか、とか、法律違反なので自分はやらないけど、あの場面ではああ動きたくなる人がいるのも分かる、なんで予想できなかったんだろう、とか、考えるのも無理のない話で。そんなところに、動いているもの同士の事故なので9:1で、とか持ちかけられたら、ねぇ。あ、保険会社さんを悪く言いたいわけではないので悪しからず。勝手に罪の意識を抱いて、無知ゆえに不利な条件を飲んでしまうのは自分の責任なので。信頼の原則、というものがある。必要以上に卑屈にならない。弱った心で判断しない。冷静に判断できる人になるべく早く相談する。と、誰宛か知らないがメモを残しておく。もう自分で使うことはない、と信じたい。ああ、弁護士事務所の営業でもないので、こちらも悪しからず。事故に遭ったら一度それ関係の本を読むことをお勧めする。いや、いきなり弁護士さんに相談でももちろんいいんだけど。ランキング参加中です 押してくれると続ける気力が湧きます