自転車対自動車の出会い頭の事故。

某TV番組で取り上げていて、
自転車側に法令違反のある割合が78%なのだそうで、
当然のように自転車批判の流れになっていたのだが・・・

いや、
自動車側に違反はないの?
と。
自動車側は違反なしで自転車側の違反が原因で事故が起こり、
その割合が78%、
ならば一方的に批判されても仕方がないとは思うが・・・

多分、違うよね。常識的に考えて。

趣旨が自転車の批判への注意喚起なので、
78%のデータがあれば十分なのかもしれないが、
うーん、
フェアじゃないよなぁ、と。

ということで、
「自転車　78%」で出典をググってみた。

あー、多分これだね。
「内閣府　　第3節　歩行者及び自転車の交通事故の傾向」
(リンク条件がわからないので気になる人はググってください)

自転車対自動車の出会い頭の事故のデータが載っていて、
確かに自転車側の違反は78%とある。

じゃあ、自動車側というと・・・

なんと、
自動車側の法令違反は100%・・・

まあ、そうだよね。
法律を守っていて事故を起こすって、
出会い頭では絶対ありえないもんね。
停止したのに突っ込まれたら、
出会い頭事故にはカウントされないんだろうし。

で、
正直に
自転車側は78%が悪いが、自動車側は100%が悪い、
というか、
自転車側の22%は全く悪くないのに自動車にぶつかられている、
と番組で紹介したら・・・

まあ、番組が成り立たなくなるか・・・

自動車批判と取られちゃうと、
スポンサーの関係もあるだろうし。
いや、
直接番組のスポンサーでないにしても、
車業界から睨まれたらTV局はやっていけないのでね。

と、
まあ、
そう憤っているわけではなくて、
自転車に乗っている人への注意喚起という意味では、
うそ、というか、目的に合わない情報は隠す、
のも悪いとは思わないのだが・・・
卑怯だとは思うけどね。


なんの情報にしても、
頭から信じずに一次情報を探しましょう、
といういつものお話でした。

ChatGPTとか、専門家気取りの素人ブログとかは勿論、
TVも・・・・ねぇ。


せっかく頭があるんだから
入ってくる情報は鵜呑みにせず考えましょうね。


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