カテゴリ:狩り
初めて足を踏み入れた廃坑は
薄暗く湿った空気を澱ませていた。 ”コロタク”などという言葉のない時代。 B9までは走るしかない。 とはいえ、 道がわからない・・・ 途中で何人もの冒険者に抜かされながら ウロウロと彷徨いつつ ひたすらにB9を目指す。 ようやくB5に到着。 「ビショさんだ!」 「ビショさん来た」 見ず知らずの冒険者たちに歓迎され ビショは戸惑いながら挨拶をする。 「ごきげんよう、皆様^^」 「ビショさん、リザとコルある?」 「スキルレベルは低いですが・・・(涙目)」 「やった、いける!」 状況が呑み込めないビショに 冒険者たちが説明した内容は ここB5にはB9のコロより強いコロがいる。 適正レベルの冒険者では かすっただけでほぼ即死。 普段はなんとか迂回してこのフロアを通過するのだが 今、そのコロが移動ポタからすぐのところにいるため どうにもならない。 「で、アチャの遠距離でなんとかポタから離すから その隙にポタの向こう側まで走って」 「ポタを移動してからコルでは?」 「ここ嫌がらせのように次にコルできない><」 「まあ・・・(泣)」 「コロが動いてアチャさん死んだら次俺がタゲになって なるべくポタから離すからビショさんぎりぎり端まで走って」 「・・・死亡なさることが前提ですの?(大泣)」 「www」 メンバーはアチャ1、剣士1、ビショ1のPTが結成され エビブレをかけた状態でコロへと近づく。 がっしりとした青い体をもてあますようにノロノロと動き回る巨人。 「逝ってきま!」アチャはメンバーから離れコロの右側に立つ。 弓の射程ギリギリの場所から攻撃。 必死でPTHを打つビショ。 「回復はいいから、逃げ・・・」最後まで言い終わらぬうちに倒れるアチャ。 コロがポタから少し離れた。 「オレがタゲになるからいっしょに走るよ!」 剣士の左に位置取り ビショはポタの左側を目指し必死で走った。 右脇に鈍い一撃が入った。 が、痛みなど感じる暇はない。 一目散にポタを通り過ぎ廃坑の隅の隅に辿り着く。 「やった、ビショさん凄い!」 すぐにコル、祈りリザ、祈りリザ、祈りPTHPTH。 「とんでもないことでございます。 皆様のお力でなんとか通過できましたわ。 ありがとうございます」 その後はPTを組んだまま B9まで最短ルートで到着。 到着したB9は ポタの周囲に十数人の冒険者が座り PTメンバーの募集、応募、 就職希望の叫びが絶えることのない とんでもなく賑やかな場所であった。 -------------------------------- 少々手を加えておりますが ほぼ実話でございます(涙目) コロに行く前にコロにコロっとコロがされるところでございましたの(蹴) コロタクがあり B5のコロが別人いえ別モンスターのように 弱体化いたしました現在。 ただの昔話ではございますが、 こんな風に巡りあった皆様とは その後もお付き合いが続き、 素敵な時間をたくさんたくさんいただきました(深謝) ワンコ様養殖で久しぶりに伺ったB9は コロが定点湧きでなくなったため PTの場所が固定できず過疎っておりました。 コロさん、本当に気まぐれに湧きますの(泣) 最初はオロオロと探しておりましたが σ(=^‥^=)には敵探知があることに気がつき それからは増える赤い点に向かってフラフラと飛び コロさん連れてくることが出来ました(感涙) Po戦以外でも意外と役に立つスキルでございますのね♪ σ(=^‥^=)エライじょ^^b お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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