Cymruのお喋り

自宅から徒歩で１５分ほどのところに川がございます。
今年は水が少なく、濁った水越しに川底が透けて見えております。

この川に昼間現れるのがカルガモの親子。
つい先日までフワフワモコモコヨロヨロと泳いでいただけだったヒナたちも
最近は随分大きくなり、自分でエサを探しながら
スッ～と川面を移動しております。

連日の暑さの中、橋の近くの日陰になっております辺りで
見かけるカルガモ親子。

そのうちの一羽が、エサを追いかけたのか
列から離れ、日向へ出てまいりました。

と、上空に黒い点。
聞き覚えのある鳴き声。

カラスです。

間髪入れず母ガモが物凄い勢いで方向を変え、
「グワッ！ガオッ！ガッア！！！」

川面だけを見ながら親から離れた子ガモが
ビクッと顔を上げ、一目散に声の方向に戻ります。

その速さと申しましたら・・・
ニケ靴履いたとしか思えなくらい（違）

橋の陰は上空からは死角になるようで
カラスはどこかに飛んでいってしまいました。

カルガモがドナルドダックもびっくりの鳴き声を発したことも
驚きましたが、
ただ泳いでいるように見えたのに
ヒナが今どこで何をしているのか
どんな危険があるのかを素早く察知し、
子供を護った母ガモに心から感動いたしました。

最近の人間界。
折角生まれてきた命が親によって傷つけられ
絶たれてしまう。
そんな余りに悲しいニュースが続いております。

カルガモ親子にとっては何でもないこと。
私たちには何で出来ないのかしら・・・

ヒナたちはそろそろ巣立ちのようでございます。
みんな、無事に旅立てますように（－人－）