Cymruのお喋り

東海道本線に乗り換えてしばらくいたしますと
車窓から見えましたのは、どこまでも続く水平線

日光にあたると黒くならずミミズバレとなる体質ですので
海水浴などとんでもなく（涙目）
海を見るのは久しぶり（感涙）

水平線！水平線！
船、船、浮いてる～～
と喜んで窓を指差し
「小学生の遠足か！？」と家族に突っ込まれたのは内緒でございます（泣）

でも、
山間のトンネルを抜けると眼前に悠然と現れた海の雄大さ美しさに
心が弾んだのは私だけではなかったようです。

通路を隔て、向かい合わせの４人席の中高年の女性４人組。
ずっとお喋りしていらしたのが
皆様一斉に窓の外に見入り、沈黙が流れます。

「私、新婚旅行、熱海だったわ」
「私も・・・」
「私、伊豆」
「何年前よ？！」
「４０年？もっと？」

えっ？！

もう耳ダンボでその方々のお話を洩れ伺っておりますと（ﾏﾃﾜﾀｼ）
昭和３０年代は国内旅行もそう簡単にはできなくて
熱海まで行くのも大変、
故に新婚旅行でもなければとても行けない所が
熱海だったようですわね・・・

友人の結婚式で北海道や九州へ
先輩の結婚式でハワイまで
なんていうのは珍しくもないお話。

「隔世の感」
という言葉をかみ締めながら
熱海旅行開始でございます。