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3.11だけではなく9.11もたくさんの方が犠牲になった日。
心より哀悼の意を表します。 7月に開催された、将来のエネルギー政策を決める政府の意見聴取会で、電力会社の方が「(福島原発事故で)放射能の直接的な影響で亡くなった人は一人もいない」と発言なさったそうでございます。 昨日観ておりましたTVタックルでも同じ内容の発言を耳にいたしました。 エネルギーの問題は複雑で、様々なご意見があることは十分存じております。 けれど・・・直接的な影響で亡くなった人は一人もいないことが 原発を容認する理由になるのでしょうか? 地震と津波の被害だけならば、残されたご家族で一丸となって復興復旧に向かえたはずの方々が、 目に見えない放射能の脅威で今でもばらばらに生活なさっていらっしゃいます。 お歳を召した方は、住み慣れた土地を離れたくはない。 けれど、小さなお子様を育てていらっしゃる方々は、 放射能におびえ、外で遊ぶことも制限される場所で暮らすことを選択するのは難しい・・・ 震災から1年半たっても、家族は離れ離れ。 ご心中いかばかりか・・・ このような皆様のお気持ちを拝察しても、 「(福島原発事故で)放射能の直接的な影響で亡くなった人は一人もいない」 から原発容認だとおっしゃれますか? 人は一人では弱いから「絆」を大切にし、手に手をとって前に進もう。 震災の時、そう考えた方が多かったから、昨年の漢字は「絆」になったのでは なかったのでしょうか? その「絆」を断ち切っているのが、放射能なのではないのでしょうか? 私たち一人ひとりが、考えなければならないと思っております。 どんな未来を目指すのか、その実現のために何を決断しなければならないのかを。 いまだ仮設住宅で生活していらっしゃる方もいらっしゃいます。 被災者の皆様が、ささやかな幸せや日常を奪われたことで心の中に大きな喪失感を抱え、 前へ進むためのお気持ちを奮い立たせることが難しくなる前に、 私たちは今一度、この震災のことを忘れてはいないのだと、口にし、 行動することが必要なのではないのでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年09月11日 17時30分08秒
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