RS異聞記外伝 ー第7話ー
モリ6中央PTでお世話になることができました(深謝)で♪大喜びでエビブレかけて応援いたしましたら・・・痛くて硬いミイラさんに大勝利ただ・・・落ちた10万品を拾おうといたしましたら持ち主がいるアイテムですぜんまいさん、失礼いたしましたm(__)m------------------------------------------------------口々にお礼を述べてPTから抜けてゆく人々に虚ろな表情で礼を返しながら、立ち尽くすギボディス。赤ん坊を連れた女性がゆっくりと立ち上がる。「・・・シマー」赤ん坊を護る盾を見たギボディスは、堰を切ったように泣き始めた。「ごめん、こんなことになるなんて・・・」母親も涙を止めることは出来なかった。「これを渡してくれと・・・」我が子と同じくらいしっかり抱きかかえていた緑の袋を差し出す。ギボディスは震える手でそれを受け取った。”それはなんですの?”夫と出会って間もない頃、肌身離さず大切に持ち歩く緑の袋について尋ねたことがあった。”この中に「ドラゴンの素」が入っているそうだ”夫は子供のような笑顔を浮かべギボディスの耳元で囁いた。”まあ!随分ちっちゃなドラゴンが出てきそうですこと♪”袋の中を覗きたいとせがむと”オレも中が見たいんだが、この袋の口、あかないんだ”袋を手で触ってみると、確かに何か硬いものが入っているのだが縫ってあるわけでもないのに、袋の口は開かなかった。”いつか、中を見てみたいものだな”夫は袋を光に透かした。ギボディスはその時、袋の中で何かが赤く光るのを見た。