売れません、なー。
彼女の顔に傷があるわけです。彼女の額に切り傷があるわけです。痛々しい傷だったりします。今朝、寝相の悪い娘に蹴られたときに出来た傷らしいです。心配。それはたいへん心配。心配な僕は「薬つけて一刻も早く治して。」なんて言います。彼女は「平気。ほっといてもすぐ治るよ。」なんて言います。・・・如何か。それは如何なものかと思います。彼女はいいかもしれませんが、このご時世奥さんの顔に傷があると旦那の僕が疑われるんですって話。男はみんな狼とかって言われるんですって話。ドメスティックなんとかって言われるに決まってます。(わからない言葉は、無理に使わなくても良いですよ、僕。)「ああ、あの旦那さんならねえ。」なんて近所の奥さんに言われるに決まってます。「まさかあんな大人しそうな人がねえ。」なんて言われるに決まってます。「笑っているときでも、目だけは笑ってませんでした。」なんて週刊誌の取材に答えるはずです。ってそれはどんな「近所の奥さん」だってこと。お願いですから早く治してくださいってこと。