昨日、皆で夕飯を食べているといきなり女の子が「欲しいものがあるの」と切り出してきた。
もし彼女がティーン・エイジャーだったらどんな高いものをねだられるのだろうと戦々恐々としてしまいそう。しかし、どんなに大人ぶってもまだ7歳。高くてもせいぜいブラッツのお人形だろう。それに絶対的決定権もまだ私が握っている。
私は余裕をもって「彼女の欲しいもの」とやらに耳を傾けた。
「わたし、Pass WordとE-mail Addressが欲しいの」
「ぱすわーど」と「いーめーる あどれすう」? なんのこっちゃ?と訊いてみると...
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
最近彼女はインターネットのブラッツやバービー人形のサイトにはまってる。
どこかで見つけたURLを持ってきて、これみせて!って言ったのが始まり。ついでに簡単に使い方を教えてやったら、その後は自分でそのサイト内をクリック、クリックとやっている。
ゲームなんかもあったりするので今のところ楽しみが尽きないらしい。
どうもメンバー登録出来ますよ~なんてのもあるらしく、それに例のパスワードとメールアドレスが必要なのだそうだ。因みに登録しなくても、そのサイトで遊ぶのに何ら問題はない。
「パスワードは良いけど、メールアドレスはダメ!」...これが私の回答。
私が思うにE-Mailは...彼女にメールアドレスを与えるのはまだちょっと怖い。
その理由は...あまりに簡単に知らない人とコミュニケーション出来てしまう。それも親に内緒で。キーボードを叩くだけで文字が書けてしまうのもちょっと気掛かり。そしてジャンクメール、spamメールの類が彼女の目に触れてしまう可能性があるのも気に食わない。中にはいやらしいのも沢山ありますからね~。
とは言うものの実際のところ彼女が自分のメールアドレスを持つようになるのは時間の問題。遅かれ早かれだな~とは思っているのです。
だから頭からダメと言わずに問題に対する対応策を取っとけよ~って話だと思うのですが。。。面倒臭いので今やりたくないんすよ~!
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
女の子は言います。
「バービーやブラッツからメールが来るんだってよ~」
私が答えます。
「そんなのどうせ新商品が出たよ~とか言って来るんだよ!
そしたら君はそれが欲しいなんて思うんだよ!
そしてお父さんに買って~!って言うんだよ」
「でも、お父さん買わないよ!
だったら最初っからメールアドレスなんか無い方がいいじゃん!」
女の子は「そんな~...」って顔をしておりました。
一応、今やれるだけの対策は施したという事で...
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
今日は仕事から帰ってくると満面の笑顔で女の子が迎えてくれました。
「パパ~!わたし、パスワード 作ったよ!」
どうもインストラクション通りにやって自分でメンバー登録をしてしまったようです。
ニックネームは「漢字名人」。自分の名前は既に誰かに取られてたそうです。「ちゃん」付けでもダメだったそうな...英語サイトなのに...
パスワードは何なの?と訊いたら...
ぜ~~~ったいに教えてくれませんでした。
ほ~ら、子供達のIT化は予想以上の速さで進んでますよ~!
皆さんの対策はどうですか~?