先日、奥さんと少年がひと悶着有ったらしい。
原因は学校の宿題のHome Reader。その日持ち帰った本は少年があまり使わない表現が多かったようで...簡単な話し、彼は上手く読めなかった。
私が言うのもなんですがうちの奥さんはその位のことで怒る程子供じゃない。彼女が腹を立てたのは少年の態度。上手く読めないせいで集中力を失い真剣みがない。通常3分で終わる宿題がダラダラと10分近く掛かってしまったそうな。
何とか終わらせたが奥さんはイライラの頂点。罰として宿題が終ったら絵本を読んであげるという約束を反故にしてしまったらしい。
普通なら激しく抗議する子供達。しかし女の子はあまり目にすることのない母親の怖~い態度に触らぬ神に祟り無し状態。少年は自分の非を認めつつも頑張ったのに約束が守られなかったことで枕に突っ伏しての悔し泣き。
そんな二人の様子を見てハッと我に返った奥さん。心の中で反省して少年を抱き上げてごめんネを言う。
しかし転んでもただでは起きないのがうちの奥さん。さっき彼が上手く読めなかったフレーズをささやく。
「ほら少年、ハグってとっても暖かいでしょう~。
絵本の中でなんて書いてあったっけ~?」
「A hug is as warm as hot chocolate.」
「よ~く出来ました!」
勿論その後約束を守って絵本を読んでやったそうです。
それ以来少年はあの表現を忘れていないと私に自慢する奥さん。
なんだかな~...
他には湯たんぽ、毛皮のコート、ストーブ、お風呂なんてのが引き合いに出されてたな~。
お父さんってのがなかったのがちょっと残念...