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カテゴリ:短歌 故郷を詠む
冷風の 吹きだす夏の 風穴よ
祖母につれられ のぼる杣道 天空の城ー備中松山城 ★ 連日の蒸し暑さには、まいってしまいます。ふと思い出したのが、故郷の祖母の裏山から備中松山城へとつながる杣道を上って、その山頂近くにある猫の額ほどの数枚の棚田へ行く途中に、冷風の吹きだす風穴がありました。 ★ 祖母に連れられ、田植えを終えた後の水田の水を切らさないなどの手入れの何かと必要なちょうど今頃、その風穴の前から強く吹きだす冷たい風にあたると、生き返ったような気がしたものです。 ★ おそらく、いまでも、その風穴は有ると思いますが、ずいぶん前から祖母の家でも工作はやめているはずで、いまはもう杣道も消えてしまっているのでは―そう推察します。 ★ 「故郷は遠きに有りて思ふもの そして悲しくうたふもの」―室生犀星の「小景異情(その二)」の一節が頭に浮かび、なんだか寂しくなりました。 今日の岡山市は、曇りで、最高気温は32度の予報です。 ★いつもご訪問いただき、ありがとうございます★
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Last updated
2022.07.28 12:30:31
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