'67年~'80年にかけての作品で、デモ演奏、アルバム外、ライブ録音、テレビ向け録音などの素材から集め2001年に発売されたアルバムだ。
このアルバムで特に印象的なのが、'67年にガレージをスタジオにして録った2曲。ビートルズの「
ひとりぼっちのあいつ」、ママス&パパスでヒットした「
夢のカリフォルニア」。
カレンの歌声について、通常の録音ではリバーブがかかってあって、それに耳慣れしているけど、この2曲についてはかなり音がオンに入ってきている。おそらく歌のテイクも一本だったと思われる(重ねていないということ)。
この2曲については聴き応えがある。聴いたことがないとも思えるカレンのアルト声がとても新鮮。しかも17歳にしてはかなり大人声だ。
あとの曲ではエラ・フェッツジェラルドやペリー・コモと共演したりするテレビ番組「music music music」で使われたのが多い。
それとアルバム外の曲として「Leave Yseterday Behind」というのがあるんだけど、これはTBS日曜劇場「恋がしたい、恋がしたい、恋がしたい」というドラマで使われたとか。
リチャードも昔のカレンのテイクを引っ張り出して、後からバックをかぶせたり色んな細工をしたりするけど、カレンの歌声考えたら致し方ないね・・・