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テーマ:好きなクラシック(2316)
カテゴリ:音楽
シューベルト交響曲第8番です。先日のN響アワーで、デーヴィッド・ジンマン指揮でやっていた曲。今年1月10日のテイクだそうです。いい演奏でした。
ダギジンが持っていたのは、ヘルベルト・ブロムシュテット指揮、シュターツカペレ・ドレスデンの演奏。 ブロムシュテットももちろん有名ですが、この「シュターツカペレ・ドレスデン」はもの凄い歴史のあるオーケストラです。なんと設立が1548年なんですよ。「ドレスデン国立歌劇場管弦楽団」と呼ばれることもあるということです。これなら聞いたことがありますね。 ところでこの曲、ご存知のシューベルト「未完成」交響曲と番号が長いこと交錯したりしてましたが、今は7番が「未完成」で8番が「ザ・グレイト」で落ち着きました。 第1楽章は冒頭から1本のホルンが主題を吹き始める。消え入りそうになる時に木管が主題を引き継ぎ、弦が華麗にフォローしていく・・・という始まりだ。凄いロマンチックだ。中間部からは力強く、リズミカルな弦と管楽器の攻防が楽しい。 第2楽章は、弦のリズムの刻みから入り、オーボエが主題を吹き始める。雰囲気的には踊りを誘う、哀愁の帯びたメロディーという感じかな? 第3楽章は、8分の6のスケルツォで体を横に揺らしたくなるほどゆったりとしている。間奏部ではワルツのように美しい旋律と厳かな気持ちになるフレーズが交互に行き交うなど、とても気に入っている楽章だ。どちらかというと古典派に近い音楽だと思う。 第4楽章は、よくある金管のデカイ音のフレーズこそないが、それなりに迫力のあるフィナーレであり、最後に相応しい締め方をしている。ところどころ、ベートーベン第9の「歓びの歌」に似たフレーズが出てくるのは気のせいか? いずれにしても全体を通じて聴き応えのあるシンフォニーである。 N響アワーで池辺さんが、この曲は後のロマン派楽師達に影響を与えた曲だと言っていたが、その通りかもしれない。 you tube では、カール・ベーム指揮ウィーンフィルの映像があったので参考にしてほしい。 そういえば、昨日2月3日はメンデルスゾーンの生誕200年でした。今年は彼の曲の演奏が多そうだね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 24, 2009 10:17:46 AM
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