ダギジンのふらふら漫遊記

突然ですが、あの透明な歌声で有名なサラ・ブライトマンの東京最終公演をご覧になったルカサーさんに、お話しを伺いました。


（D）『武道館でのライブ、まず、観客はどんな感じでしたか？』

（L）『Well～, ah～、oh, yes! LUKE-LINGUAL!　OK・・・ah, ah, あ,あー～～。そ、そうだね～、客席は満員で、男女比は６：４くらい、ダギジンさん世代が最多かな～。アリーナ部分の前1/3も組み込んだ巨大ステージが目立っていたね～。ショーの構成は世界ツアー共通で、セットリストはUDOのHPに出ているよ～。2部構成で正味2時間ちょっとだったね。』

　　　　　　　
（D）『パフォーマンスはいかがでしたか？』

（L）『歌はさすがに上手いし、透明感のあるソプラノボイスに加えて、時に幼く時に迫力のある多彩な声質もさすがだね～。英語よりもイタリア語の曲の方が上手く聞こえるのは、やはりイタリアン好きのせいかな？（笑）』

（D）『ステージファッションは如何でしたか？』

（L）『それなんだよ～。コルセットで上腹部を思いっきり締め上げて、皮下脂肪をその上に集めて胸を必要以上に強調する衣裳。はやってるんだべか？アカデミー賞でもサラ・ジェシカ・パーカーがやっていて、バストが三角帽のように尖がっていたけど、こういうのはちょっとターミネーターぽいね～。実際、思いっきり声量の要る曲ではゆったりめのドレスだったし、やはり、あのコルセット、ちょっと苦しいのかな？（笑）ダギジンさんご指摘のように超濃いメークで、付け睫毛も2cm位はあったかな～。ただ、意外にも脚は非常にきれいで、やられてしまいました～（笑）。』

（D）『やはり、やられましたか（笑）。それとコルセット、じゃなくて舞台セットが凄かったらしいですが・・・』

（L）『それなんだよ～。以下の説明をそのまま瞬時に理解できた人は園山俊二のギャートルズレベルと認定！（笑）今回の大掛かりな舞台装置の肝は、反射フィルムからなる長方形の可動型の巨大スクリーンだったね～。半透明のスクリーンは手前から映写されるとその映像が映り、一方、スクリーンの後方にある物体は光が当たった時のみに透けて見えるというもの。舞台上の真ん中にタテ25m x ヨコ20mくらいの、そしてその両側にも少し小さめの、計3基のスクリーンが設置され、これらのスクリーンの上端は通常は45度程度手前側に傾いているため、オーケストラピットの部分に映写した映像がスクリーンに反射して、舞台上に実在する人物とともに観客の目の中に入ってくるという非常に凝った仕組みだ（何回聞いても難解かな？）。この仕掛けがもっとも輝いたのは、くぼんだ水色のオーケストラピットの部分にサラ始めダンサー達が寝転んで歌っている姿が（これはもちろん観客の誰も直接は見えないわけだけれど）、鏡のようになったスクリーンに反射されて、あたかも水中で立って泳ぎながら歌っているような効果を発揮していた時だね～。さすがにワールドクラスの演出だと思ったよ。マーメイドのような素足のサラが何度か脚を組みかえるんだけれど、そこで完全にやられてしまいました～～～（って、説明長いか？脚フェチか？氷の微笑か？（笑））。この仕掛けは最後のRunning（Jupitor）でも、時計の中央にサラがいるような配置で使われていたし、その他にも、今回は空を飛ぶことはなかったけれど、天井近くまで昇るブランコなどもあり仕掛けは充分。ただ、真正面から見ないとこれらの視覚効果が100%発揮されないので、武道館のような円形アリーナじゃなく縦に長い代々木アリーナのような会場がよかっただろうね。今回は、舞台からさらに正面に突き出た花道の尖端で歌うことが多かったので、アリーナ最前列の人は、ほとんどサラの後姿を見返すだけという悲惨な状態になっていたしね～。』

（D）『簡潔で手に取るように判りやすい描写でした（笑）。』

（L）『ああ、あと、テノールのおっさん、ちょっとジョージ・クルーニーみたいで、後ろのおばさん達が嬌声をあげていたね～。あのおばさん達、氷川きよしのズンドコ節も同じくらいに好きだそうです（笑）。そして、オペラ座の怪人のテーマ、あの有名なイントロしか知らなかったけれど、デュエットすると、結構カラオケスナックみたいな感じになるんだね～（笑）。どうも、その辺が、いまいち・・・かな？でも、隣に座った訳ありっぽい美しい女性、最後、感激して泣いていたな～。その辺は、よかったかも（笑）。』

（D）『オペラ座・・・ああ、あの「デ～ン、デロデロデ～ン♪」のやつですね（笑）。ルカサーさん、ありがとうございました。結局のところ自分は脚フェチで、美脚に鼻の下がデ～ン、デロデロデ～ン♪となることに気付いたという話しですね・・・・・って、長いよ！』


《メール便なら送料無料》サラ・ブライトマン SARAH BRIGHTMAN / WINTER SYMPHONY