おはようございます
昨日の札幌は初夏とも思えるような暖かさでした
中学校の同期会でした
sir A.M.
午前様となりました(笑)
直近のダギジン名曲アルバムはブラームス交響曲第4番で、少しというかかなりセンチメンタルな曲なので、季節的には秋というイメージが払拭できないところで、読者さんからも若干指摘を受けました。
清水町も桜が満開になって、本格的な春到来ということで、題名にズバリ「春」を使ったシューマンの曲を紹介します。
第1楽章はシューマン自身が「春のはじまり」と標題をつけていたらしく、とてもその感じがよく出ています。金管のファンファーレで始まります。これは重厚な雰囲気で春というより、「交響曲の始まりだよーん」と云ってるようです。それよりも途中から小鳥のさえずりの様なフルートが「春のはじまり」の動機付けを行い、その後はリズム感たっぷりの春らしいウキウキしたフレーズが続きます。
第2楽章の標題は「たそがれ」だそうです。季節的な自然描写というより内面的な、精神面での「たそがれ」を表しているかのように感じます。最後はトロンボーンの三重奏が静かに第3楽章の始まりを動機付けます。
切れ目なく続く、第3楽章は「楽しい遊び」だそうです。何度も現れるテーマは短調なので、それほど楽しいという感じではないのですが、テーマの合間を埋めつくす展開部の雰囲気はとても楽しげです。
第4楽章は「春たけなわ」という標題がついています。軽やかで標題の通りです。この曲はシューマンのピアノ曲「クライスレリアーナ」の第8曲の主題が多用され、よほどシューマンもお気に入りだったのでしょう。この曲名も最愛の妻「クララ」を文字っているとのことです。第1楽章のテーマも登場し、颯爽としたフィナーレを迎えます。
シューマンの交響曲は4曲だけですが、どれも聴いていて「ロマン派」を感じます。
ピアノ曲『トロイメライ』も春を感じますよね。