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映画を見ながら昼夜酒飲み

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2007.04.08
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カテゴリ:歴史書
アメリカの現状。
余計なビジネスのベクトルがなくニュートラルな視点でかかれていて、
いつか読み返すことがありそうな本でした。80点。



将来の日本の一部が映し出されている気がする。
教育問題など。

資本主義、株主についても考えさせられるよ。
資本主義の存続の確証をえることこそが、僕らの生きる道だから。

よく株式投資は長期的に儲かると言う人、100年の統計がそれを示してると言う人がいるが、
お前らは馬鹿だ、と言いたい。



【富の移動】
本来、事業の目的は消費者に役立つものやサービスを作り出し、その事業を一緒に育て、その努力の成果を分け合って、
みなの人生をよりハッピーなものにすることだった。
しかし持ち主代表が事業と無縁の人々になると、彼らには事業を育てるノウハウも愛着も責任も乏しいわけだから
本来の目的は跡形もなく捨て去られる。
事業の目的は事業の金融商品としての価値をあげることにすり替わる。

→株主として耳の痛い話じゃないか?


大きな技術革新は常に投機を誘発する。
投機が弾けた後は怪我人の山が出来上がるが、技術革新による実質的な効果は残るし、
それによって生じた新しい社会構造や経済構造は、もう元へは戻らない。

→つねに人柱、変化の犠牲になる人は存在する。


石油は世界の貿易総額の10%を越す。
貿易がドルでおこなわれる限り、外貨準備高があるが、
ユーロでおこなわれるようになると、アメリカはピンチ。
フセインは2000年11月石油貿易をユーロに転換、国連の預託金もユーロに。
現在、イラクに為替利益をもたらしている。

→ある程度のところまではユーロに流れるだろうが、どこかでストップするんじゃないだろうか。
景気云々でなくて、分散投資の一環。フセインの件は威嚇、見せしめ。



【アメリカ人】
真面目にがんばれば、いつの日かチャンスが来る。逆にそれを信じてかんばれば、とにかく生活は改善できる。

よほど親しい人に対してでない限り、問題を抱えていたり、愚痴は口にしない。
それを口にするのは自分の弱さや無能さを認めるに過ぎないから。
常に前向きで元気で、そして万事うまくいってるのがノーマルな状態である。

お互いに率直で親身な話し合いにはなりにくい。
たがいにうまくいってることだけを楽しそうに話し続けるのだから。
金太郎飴になりがちである。

上から下までほぼ全員が新しいビジネスアイデアを必死で考え、その実現に人生の大半のエネルギーを投入し続ける
から新しいビジネスも生まれてくる。




【教育】
経済・政治・文化といったマクロの話題はまったくでない。

公立学校には数多くの貧しい階層が、一部の私立学校には限られたエリート層が、
という体系が階級を固定化させる仕組みになってしまっている。

→理系の超専門分野でない限り、独学でカバーできるレベルの勉強がほとんどだとおもうのだが?

子供を持つプロフェッショナルたちにとってみれば、安い住宅街にすんで月謝の高い私立学校へ通わせるか
高級住宅街に住んで質が高い公立学校へ通わせるか
、の二者択一になる。選びたいのは当然後者になる。

生活水準が上がるにつれて、子育ては労働力への投資から消費へとその本質が変化する。
国が教育にどれだけの資金を投じ、その資金で何をどう教えるのか、その判断は国家の意思や価値観を反映している。
アジア系やユダヤ系の教育に対する真剣な態度が大学生内での比率、プロフェッショナルでの比率に反映している。



しんどくなってきたのでまた次回・・・





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Last updated  2007.04.08 22:02:42
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